五感と好奇心をひらく大人のための1年制プログラム『500年の学校』 第2期 2025年11月9日(日)より開講 ー東京 町田の簗田寺で 大人の学びなおしー
受講のお申し込み 9月30日まで受付中(定員に達し次第終了)


◾️500年の学校とは
『500年の学校』は、デンマーク発祥の「フォルケホイスコーレ」の思想をベースにした、大人のための通年制プログラムです。日常から一歩離れ、自分自身と深く向き合う“人生の余白の時間”を提供します。
毎月第1日曜日に、町田市にある寺院・簗田寺にて開催され、食・哲学・アート・身体表現・工芸・自然・ことばなど、ジャンルを越えた講師陣を月替わりで迎えます。五感をひらき、好奇心を刺激する1年を通じた体験型の学びの場です。
『500 年の学校』 - 第2期 -
・期間:2025年11月〜2026年10月 毎月第1日曜 *11 月、1 月は第 2 日曜
・時間:10:00〜16:30
・会場:東向山 簗田寺(東京都町田市忠生2-5-33)
・定員:20名(先着順・定員に達し次第締切)
・受講料:月額 22,000円(税込)
・申込締切:2025年9月30日(日)まで
・申込方法:公式サイトの応募フォームより
・Instagram:@yato500net
◾️お寺で大人の「学び直し」、新しい出会いとコミュニティの場に
寛永6年(1629年)に建立された東向山 簗田寺は、東京都町田市・忠生(ただお)の森に囲まれた湧き水の寺院。周囲には、丘陵が浸食されて生まれた谷状地形「谷戸(やと)」が広がり、古くは縄文時代から人々が暮らしてきた、自然と共生する歴史ある地域です。
谷戸の泉のまわりには、時代を超えて人が集い、語らい、変化の時を迎えてきました。実際、この地域はおよそ500年ごとに文化的・地勢的な転換点を迎えていることが分かっており、前回の大きな変化は1629年の簗田寺建立の年。そして次の転換点は、約100年後に訪れようとしています。
この大きな時間軸のなかで、『500年の学校』は、未来へ向けた「人の循環」と「記憶の継承」を担う場として構想されました。年齢や職業を越えて人が集い、毎月の授業や対話を通して、新たな感覚や価値観、自分自身に出会う場所。ここでは学びの体験そのものが、つながりや対話を育むコミュニティの土壌となりはじめています。
都市にいながら、ほんの少し足を伸ばせば出会えるもうひとつの時間。『500年の学校』は、知識やスキルだけではなく、人と人が交じり合い、次の500年をつなぐ文化を育みます。

◾️個性豊かな講師陣と学ぶ贅沢な日曜
料理、アート、哲学、自然科学、身体表現── 分野も背景も異なる第一線で活躍する講師たちが月替わりで登場します。登壇者には、アーティストのコムアイ、料理人の野村友里、フォトグラファーの在本彌生など、感性と知性を刺激する多彩な顔ぶれがそろいます。第2期では新たな講師陣も加わる予定です。
講師との距離が近いのも『500年の学校』ならではの魅力。実際に対話し、同じ空間を過ごすことで、単なる知識ではない、体験としての学びが深まっていきます。
● 2024 年度 ( 第1期 ) 授業一覧 * 参考

11 月 「簗田寺と仏教の教え」・「ダイアローグ」
講師:齋藤紘良 /「500 年の学校」校長、簗田寺 副住職 宮田尚幸 / 風と地と木合同会社代表、ソーシャルデザイナー

12 月 「お香」
講師:齋藤美和 /「しぜんの国保育園 small village」園長

1 月 「音とコミュニケーション」
講師:金沢健一 / 彫刻家

2 月 「哲学対話」
講師:永井玲衣 / 哲学者

3 月 「 食 」
講師:野村友里 / 料理人

4 月 「パーマカルチャー」
講師:ソーヤー海 / 共生革命家

5 月 「写真」
講師:在本彌生 / フォトグラファー

6 月「声」
講師:コムアイ / アーティスト

7 月「書楽」
講師 : 安田有吾 / 書楽家

8 月「虫の足音」
講師 : 佐々木有美 / アーティスト、科学館職員

9 月「旧暦」
講師:下中菜穂/
造形作家 暮らしの手仕事、伝承行事研究

10月「死生観」
講師:齋藤紘良 /「500 年の学校」校長、簗田寺 副住職
2025 年度 ( 第2期 ) 新規講師



◾️フォルケホイスコーレ──「対話」から生まれる学び
『500年の学校』は、デンマークで生まれた教育のあり方「フォルケホイスコーレ」の理念にインスピレーションを受けたプログラムで構成されています。フォルケホイスコーレは、年齢や学歴、評価といった枠組みにとらわれず、人が“自分らしく生きる”ことを学び合うための学校として、ヨーロッパ各地で根づいてきました。このプログラムでも、毎回の授業の終わりには「ダイアローグ(対話)」の時間を設けています。テーマや体験をもとに、自分の言葉で考えを語り、他者の視点にふれることで、気づきが深まり、考えが思いがけない方向に広がっていく──そんな変化が自然と生まれていきます。
問いに対する“正解”を探すのではなく、語り合いながら揺らぎや違いを受けとめ合うこと。そこから始まる学びが、ここでは大切にされています。


◾️里山の静けさの中で、自分を「ひらく」体験を
簗田寺をとりまく里山の自然は、訪れる人の感覚をやわらかくほどき、内にひそむ声をすくい上げてくれます。ここでの学びは、評価や成果を求めるものではなく、自分自身と丁寧に向き合い、他者の言葉に耳を傾けるところからはじまります。
アートや哲学、食、身体表現など多様なテーマに触れながら、日常とは少し違うまなざしで世界を見つめなおす時間。
自分の中にある「気づきの芽」をひとつずつ育てていく、そんな体験を通じて、価値観が自然と更新されていきます。
この場に集う人々との関係性のなかで、自分の輪郭が少しずつ変化していく感覚。
『500年の学校』は、何かを「得る」のではなく、すでにあるものを「思い出す」ような、静かで深い学びの時間を提供します。
ABOUT
簗田寺について


東京都町田・忠生にある「簗田寺」。江戸時代に建立され、閑静な森と、豊かな湧き水に恵まれた寺院です。広々とした境内には、寺を建立した簗田家の墓所や、開創にまつわる伝説のある龍王ヶ池などが点在し、花や鳥、虫たちが季節の移ろいを知らせてくれます。
日々の暮らしに向き合い、開かれた寺院であるために地域に根ざした寺院として、文化・社会事業も積極的に行っています。寺院の周りは、ぐるりと里山が囲み、日々手入れをしながら、うつろう自然と共生しています。
簗田寺
〒194-0035 東京都町田市忠生2丁目5−33
YATOプロジェクトについて

「谷戸」と呼ばれる、丘陵地が侵食されて形成された谷状の地形を持つ町田市忠生地域。「すべて、こども中心」を理念とする「しぜんの国保育園」や寺院を取り巻く里山一帯を舞台に、地域について学びながら、500年間続く人と場のあり方(=common)を考えるアートプロジェクト。アーティストや音楽家、自然環境や歴史などの専門家や地域の団体と連携し、次世代を担うこどもと大人が一緒に取り組む企画を行っています。
マザーディクショナリーについて

”より良い社会になるために私たちに出来ること”
私たちの取り組みは、人と文化と自然、それらをつなぐ場づくりと、未来に伝え残すべき技や想いのバトンを繋ぐ"未来への種まき"です。「かぞくのアトリエ」、「代官山ティーンズ・クリエイティブ」、「景丘の家」をはじめとする居場所づくりにまつわるノウハウ、「TRACING THE ROOTS」などのイベントや、ワークショップの企画、アーティストのマネジメントを通して、人と文化のつながりをさまざまな形でサポートしています。
会社概要
社名|株式会社マザーディクショナリー
本社所在地|東京都中央区⽇本橋⼩⾈町14-7 SOIL Nihonbashi 2F
設立年月日|2013年4月1日
代表取締役|尾見紀佐子
HP|https://motherdictionary.com/
お問い合わせ : yato@ryoudenji.net
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