鼓童の浅草公演、今年も開催決定！お囃子音楽、太鼓や唄声ひびかせ、夏の始まりを爽やかに彩る。

株式会社北前船

2024年3月9日 10時00分

国内外からの観光客の訪れでさらに賑わいを取り戻した浅草で、今年も恒例となった鼓童の公演が開催される。日本の音とも言える太鼓の音色で夏を本格化。『とこしえ』と題した鼓童のこれまでとこれからを詰め込んだ舞台を、6月26日（水）～30日（日）浅草公会堂にて5日連続で開催いたします。

太鼓芸能集団「鼓童」は1981年、ベルリン芸術祭で鮮烈なデビューを果たしました。

以来、公演数は世界50以上の国と地域で7,000回以上を数え、日本のプロフェッショナル公演団体として最も多く海外公演を行っており、2023年には「令和5年度文化庁長官表彰」を受けました。太鼓を中心とした伝統的な音楽芸能に無限の可能性を見出し、現代への再創造を試みる鼓童は、劇場公演のほか、小中高校生との交流を目的とした「交流学校公演」や、ワールドミュージック・クラシック・ジャズ・ロック・ダンスパフォーマンスなど、異なるジャンルの優れたアーティストとも積極的に交流を図り、世界各地で様々な形で太鼓文化の普及と発展に努めてまいりました。

今年で12年目を迎える恒例の「鼓童浅草特別公演」では見どころ豊富な演目とキャスティングに注目。浅草をイメージしたお囃子調の音楽から女性キャスト中心に響く唄声、若くして技術を蓄えた奏者による花形演目への挑戦など、今年の夏を明ける爽やかでエキサイティングなライナップになっている。

『とこしえ』と題して、鼓童の“これまでの伝統“、そして“この先の未来や革新“を一つの舞台に表現。長年大切にしてきた「大太鼓」「千里馬」「族」などの鼓童人気楽曲に加え、今の時代の鼓童だからこそ生まれた新曲・編成を使った演奏をお届けします。この夏は6月26日（水）～30日（日）浅草公会堂にて、夏にぴったりの舞台をお楽しみください。

【演出】前田順康（鼓童）

時代を紡ぐ、繋いでいく

新しいものを作るということは、それまでの流れを突然に切り替えることではなく、

時代の中で残ってきたものや、積み上げられた文脈に則り、倣い、次の1ページを書き足していく作業だと思っています。

受け継いだ演目やスタイルの繰り返しと、積み重ねのなかで、鼓童の歩んできた道のりと自分達の今が重なり、進むべき未来が見えてきます。

伝統が革新を拒まず、革新が伝統を否定することなく、二元論を離れ、新しい鼓童に思いを馳せたいと思っています。

12年前に鼓童の新しい1ページとなった浅草特別公演。

舞台を上演するというアウトプットの手段に留まらず、鼓童に多くのインプットを与え続けてくれている公演で、鼓童の歴史を更新する一歩を踏み出せることをとても嬉しく、そして楽しみに思っています。

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前田順康プロフィール：

2014年研修所へ入所。2017年より正式メンバー。

舞台では主に太鼓を担当。最近は踊りにも挑戦し、さらに作曲や外部指導を行うなど表現の領域を広げている。舞台の演出構成にも積極的で、2020年より交流学校公演の構成、アース・セレブレーション2022、2023のコンサート演出を担当。ソロ活動としては2021年8月、東京2020 パラリンピック開会式に出演した。

お囃子から前衛音楽まで、多岐にわたる幅広いジャンルを巧みに操る演奏者。

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