ASCN2023年次大会において日本の3つの大学の学生活動が表彰されました
ASCN: Asian Sustainable Campus Network について
アジアにおけるサステイナブルキャンパスの推進を目的に、本協議会が各国の大学ネットワークである、China Green University Network (CGUN:中国)、Korean Association for Green Campus Initiative(KAGCI:韓国)、Sustainable University Network of Thailand(SUN Thailand:タイ) とともに立ち上げたネットワークです。毎年、各国が持ち回りで年次大会を開催しています。2022年度は北海道大学で開催し、今年度は韓国の高麗大学で開催されました。
2023年次大会について
アジア・サステイナブルキャンパス・ネットワーク2023年次大会
~炭素削減とイノベーションによる持続可能なキャンパスづくり~
趣旨:持続可能な開発とカーボンニュートラルの分野において、大学は依然として多くの課題と挑戦に直面しています。Net Zero 2050 の追求において、どの国も技術革新と環境戦略の応用に取り組んでいます。大学は研究開発、教育、技術適応の面で重要な役割を担っています。ASCN2023の会議では、キャンパスにおける炭素削減のための参考、HRへの取り組み、将来の展望について議論します。また、ポストCOVID-19時代においても、戦争、高インフレ率、エネルギー不足、食糧危機のため、最近の世界はより不安定になっています。このような状況において、アジアの大学がキャンパスの役割について議論し、再考することは有意義であります。
日時:2023年11月3日(金)10:00~17:00
場所:韓国・高麗大学Hana Square ※オンライン併用
主催:高麗大学エネルギー環境研究科・グリーンスクール、ASCN
運営:高麗大学OJERI、高麗大学ISD、KAGCI
後援:韓国SDSN
プログラム:
開会挨拶:Eun Heui LEE(Board Director・KAGCI)、Dong-one KIM(President Korea University)
基調講演:Myoung-lae CHO(Former Minister of Environment Republic of Korea)
各国のネットワークから発表:
①韓国 Gi Eun KIM(Vice-President, KAGCI Professor, Seokyeong University)
②日本 Takayuki NAKAMURA(Vice-President Higashi Nippon International University)
③タイ Prof. Dr. Kittikoon Rungruang
祝辞スピーチ:
Seung Kwan HONG (Dean KU-KIST GREEN SCHOOL)
Woo Kyun LEE(President of KAGCI Director of ISD & OJERI)
大学による発表:
Ik-Jae KIM(Researcher The Institute for Sustainable Development, Korea University)
Seung Gu SHIN(Director Centre for Sustainable Development, Gyeongsang National University)
Juyoung CHANG(Director Asia Design Centre for Future, Dongseo University)
各国の学生からの発表: 韓国3大学、日本3大学、タイ2大学
学生発表の総括・表彰
閉会挨拶:Woo Kyun LEE(President of KAGCI Director of ISD & OJERI)
日本の学生の発表と受賞内容
日本からは3つの大学が発表し、それぞれ賞を受賞しました。
立命館大学
受賞:CITES AND COMMUNITIES PRIZE
発表者:窪園真那(産業社会学部3年)、藤枝樹亜(経営学部3年)
発表内容:Our activities with the theme 'Carbon-Neutral Talent Development' Centered Around the Campus
岐阜大学
受賞:LIFE ON LAND PRIZE
発表者:田中ひなた(応用生物科学部 3年)、中藤駿(自然科学技術研究科 修士2年)、堀部真生(応用生物科学部 2年)、朴珠莉(応用生物科学部 1年)
発表内容:Gifu University Campus Plants Map Project initiative-Towards a “GREEN LIFE”-
千葉大学
受賞:QUALITY EDUCATION PRIZE
発表者:菰田 千絵(園芸学部 3年)、高栁美礼(国際教養学部 3年)、山本怜奈(園芸学部 3年)
発表内容:Specific Initiatives for Students and Local Children
一般社団法人サステイナブルキャンパス推進協議会とは
一般社団法人サステイナブルキャンパス協議会(CAS-Net JAPAN)は、国内の高等教育機関、行政機関、法人において、SDGsの達成とサステイナブルキャンパス構築の取組を推進し加速させ、かつ、諸外国の活動的なネットワークとも連携し、我が国における持続可能な環境配慮型社会の構築にキャンパスをモデルとして貢献することを目的とした団体です。
2014年3月26日に、任意団体として発足して以来、毎年、年次大会と総会を開催するほか、さまざまな活動をしてきました。しかし、近年世界では持続可能な開発目標(SDGs)の取り組みが推進され、カーボンニュートラルに貢献することも重要視されています。このような国内外の動向を踏まえ、本協議会の責務は設立時より一層重くなり、今後そのミッションを、ますます強く遂行していく必要があると考え、任意団体から、法人格を持つ一般社団法人として発展させることとなり、2022年4月19日に、一般社団法人サステイナブルキャンパス推進協議会を設立いたしました。
※サステイナブルキャンパスとは、省エネルギー・省資源、CO2 削減、環境負荷低減、交通計画等に関するハード面での環境配慮活動と、それらの問題を含む環境教育・研究、地域連携、食の課題、運営手法等についてのソフト面の取組を並行して企画し実施するキャンパスのことです。
当法人は主に以下の事業を行っています。
1. 国内におけるサステイナブルキャンパス構築を推進するための情報共有及び発信
2. 諸外国のサステイナブルキャンパス構築に係る取組についての調査及び研究
3. サステイナブルキャンパス構築に係る国内外諸機関との連携の推進
4. サステイナブルキャンパス構築のための評価システムの作成及び普及
5. サステイナブルキャンパス構築に関する大学担当部局に対する指導および助言
6. サステイナブルキャンパスの構築を推進するための大学運営手法の検討
7. サステイナブルキャンパス構築への学生参画のための事業
8. 優れたサステイナブルキャンパス構築に係る取組みに対する表彰
9. その他、本会の目的を達成するために必要な事業
当法人は、2050年カーボン・ニュートラル実現に向けて、大学間の連携を強化するための「カーボンニュートラル達成に貢献する大学等コアリション」の立ち上げ当初から協力機関として参画しています。
公式サイト http://casnet-japan.org/
会員は、国公立大学法人、公立大学、学校法人、高等専門学校、大学における部局・センター等、国・地方公共団体、公益法人、一般社団法人、一般財団法人、大学生活協同組合、特定非営利活動法人、学生環境団体及びそれらいずれかに属する教職員または学生、企業などによって構成されています。
入会は随時募集しています。
入会案内 http://casnet-japan.org/free/admission
本件に関するお問合せ先
一般社団法人 サステイナブルキャンパス推進協議会
メール contact●casnet-japan.org (●を@にかえる)
お問合せフォーム http://casnet-japan.org/contact
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