みんな誰かの大切な人。グリーフケア(深い悲しみのケア)のつながりを、人の心を大事にする三重県から。三重県議会にて、伊藤議員、グリーフケア支援対象の拡充を提案。
9月に一般社団法人みんなのグリーフケアの研修を受けられた伊藤雅慶議員が、12月4日に開催された三重県議会令和5年度第2回定例会で、県政におけるグリーフケアの現状についての質問と今後の提案をされました。
グリーフケア(深い悲しみ、喪失へのケア)という言葉の認知度、また、その重要性の認識は近年高まっており、令和3年5月31日には、厚生労働省から自治体に、流産や死産を経験した女性等への心理社会的支援として、既存の妊産婦支援事業の中できめ細かく対応実施するよう通知が出されています。
伊藤議員は、三重県議会において、既に取り組みの始まっている施策の丁寧な運営を求めると同時に、相談支援施策の一つとして、県として市町や関係団体等と連携し、災害時に多くを失った方、大切な人との別れや大病を経験し深い悲しみを背負った方など、誰もが、必要な時にグリーフケアを受けられるよう、支援拠点の確保や情報発信、資格取得、関係者への研修の実施など、体制整備を提案されました。
三重県議会令和5年度第2回定例会 伊藤雅慶議員 一般質問
https://youtu.be/iKkxo-eWJ4c?si=1S3UJhYtI4DjEf9y
(※グリーフケアについての一般質問は、51:33から)
グリーフは社会課題であり、グリーフケアが今とこれからの社会に必要なことは間違いがありません。
今現在は妊産婦支援事業に留まっていますが、医療や介護、福祉、教育の分野など人の命や人生と日々向き合い、寄り添う現場において、グリーフケアの需要は益々高まっています。
グリーフケアの力は、基本的には誰にも備わっていますが、その力を磨くためには、体系的に学習することが役に立ちます。
そして、何よりも、今大切な誰かをケアをしている人がグリーフケアを学び、自分自身もケアすることができるようになること、疲弊することなく安心して現場でケアを担えるようになることは、ケアが循環する優しい未来へとつながります。
社会全体での需要が高まっているグリーフケアについての質疑応答が、三重県議会の場でなされたことは、とても意義深い、一歩です。
一般社団法人みんなのグリーフケア(東京、代表理事:森田藍子)は、「悲しみを抱えたまま、ひとりぼっちになる人をゼロに」というスローガンを掲げ、その道筋を”みんな”で創っていくために、深い悲しみ、喪失や、そのケアへの理解を深める勉強会、各種講座やイベントを開催しています。
🔶申込受付中の勉強会・講座
🔹定期開催:参加型オンライン勉強会
『グリーフケアってなんだろう?』
~悲しみへの理解が深まることで、わたしたちの世界はもっと生きやすくなる~
グリーフケアという言葉をはじめて聞いた、という方、グリーフケアについて学んでみたい、という方、大切な方が深い悲しみに沈んでいて心配されている方など、ぜひご参加ください。
12月開催
日時: 2023年12月27日 (水) 20時半 ~ 22時 (オンライン開催)
参加費:3,300円(税込)
定員: 6名
講師:一般社団法人みんなのグリーフケア代表理事 森田藍子
詳細およびお申込みはこちらから: https://whatisgriefcare1227.peatix.com/
1月開催
日時: 2024年1月30日 (火) 20時半 ~ 22時 (オンライン開催)
参加費:3,300円(税込)
定員: 6名
講師:一般社団法人みんなのグリーフケア代表理事 森田藍子
詳細およびお申込みはこちらから: https://whatisgriefcare0130.peatix.com/
🔹定期開催:講座
『はじめてのグリーフケア』他
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