防災イベント:いつもの公園でやってみよう!「CONNECT災害時クッキング体験会in光が丘公園」開催レポート

一般社団法人Smartgiveによるコミュニティ防災イベント「災害時クッキング体験会 in 光が丘公園」が、サンスターグループや練馬区危機管理室との協働により9月7日(土)に開催されました。

一般社団法人Smartgive

SDGs学習とコミュニティデザインを提供する一般社団法人Smartgive(渋谷区、代表理事:岸 洋子)は、災害時にも実践できる火おこしと調理法を楽しみながら学ぶ「CONNECT災害時クッキング体験会in光が丘公園」を、サンスターグループ(以下「サンスター」)、練馬区危機管理室、光が丘公園管理センターとの協働で9月7日(土)に開催しました。

「実践的な防災」がテーマの一日

「CONNECT災害時クッキング」は、公園の枝や木を燃料に火をおこし、大鍋で沸かした湯を活用する調理方法を学ぶことで、災害時等に電気やガスが使えなくなっても食事や暖を取ることができる方法を体験するプログラムです。今回は、災害時に不足しがちな野菜の栄養を手軽に摂取できることから野菜飲料で初めて「日本災害食」と認められたサンスター株式会社の野菜ジュース「健康道場 黄実野菜」とホットケーキミックスを使った栄養価の高い蒸しパン作りを体験しました。

参加者の親子が公園に集まった後、子どもたちは公園に落ちている枝を集め、大人はナタの使い方を学びながら大きめの枝を薪として使えるよう薪割りをしました。乾燥していて燃えやすそうな枝、湿気を含み割ることさえ難しい木、見分け方を聞きながら、火おこしの準備をしていきます。子どもたちは枝を見つける名人ばかり。次々に燃料となる木や枝が集まりました。

かまどでは、その場で初めて会った参加者と協力しながら火をつけます。また、サンスター社員の指導のもと、はかりを使わず野菜ジュース「健康道場 黄実野菜」を紙コップで計量し、ホットケーキミックスに混ぜていきます。参加者同士が材料を分け合いながら、災害時でも大切な「共助」を体験する時間です。

防災もただ学ぶだけじゃない、楽しみながらの実践を大切に

湯煎による蒸しパン作りのほか、かまどの火を活用し、さつまいもやジャガイモをアルミホイルで包んだ焼き芋や、太陽の光と手作りソーラークッカーを使ったジャガイモ蒸しも提供し、自然のエネルギーを活用した調理方法を学ぶ機会となりました。ちょうどお昼の時間になり、自分たちの作った蒸しパンや焼き芋、ソーラークッカーでホクホクになったジャガイモを食べ、みんな笑顔で仕上がりを満喫しました。

インフラや器具、材料が限られた状況においても食事を用意したり暖をとることのできる知識は生きる力につながります。そんな「いざという時」に備えた知識とスキルを身近な公園で楽しみながら体験するのが、この災害時クッキング体験会の目的です。

イベントの合間には、東京都23区内で練馬区と葛飾区にのみ配備されている防災訓練車を使った消火体験や、災害時に感染症や肺炎のリスクを下げることが期待される「オーラルケアの重要性」、備えを忘れがちな「トイレ」についてのお話を聞きました。

「おいしい!」「もっと甘いのがいい!」という声が飛び交う中、親子で楽しみながら学べる時間が過ぎ、笑顔とともにイベントは終了しました。

参加者の声:「家族で防災について話しやすくなりました」

参加者の感想では、

「燃えやすい木について教えてもらったり、実際に木を集めたり、ナタで割って準備をするのが楽しかった」

「大人・子供ともに身近な公園で貴重な体験ができ感謝しております」

「今回のことをきっかけに、家族で防災について話しやすくなりました。ありがとうございました」

「防災グッズの用意を見直そうと思った」

などの声をいただきました。

サンスターご担当者の方々より:「訓練と思わせない楽しさ」

「お子さんたちが訓練と思わせないぐらい楽しそうに災害を乗り越える学びに参加しているのが印象的で、とても嬉しくて、私たちも学びのいい機会になりました」

「地域の方々、自治体や公園の災害対応関係者、NPO法人の皆さんとの対話ができたことも有意義でした」

光が丘公園サービスセンター長より

「近年、大災害が連続し防災対策強化が急務となっていますが、実際に行われる『防災訓練』は、高齢化、マンネリ化が課題となっています。

スマートギブさんは、これまでの経験・実績は少ないが、逆にそこを強みに、柔軟な発想で子育て世代へアプローチし、これまで防災に関心があっても、きっかけがつかめなかった人たちをうまく呼び込むことに成功していると思います」

気候変動などの影響により、災害が頻発化、甚大化するリスクが高まると言われています。一般社団法人Smartgiveは、コミュニティ・デザインという視点を持ち、その地域にあるリソースと人々を繋ぎ、「知識×希望×工夫」でレジリエンス力を高めるプログラムを大切にしています。

今後も、様々な企業、行政と連携し、地域社会における協力の大切さや防災スキルの向上、持続可能な社会の担い手を増やす活動を続けてまいります。

CONNECTとは

CONNECTとは、2019年よりコミュニティ・デザインを通じた地域のつながりを醸成するプロジェクトです。主に公園利活用やコミュニティ形成、つながりながら楽しめるイベント、コミュニティ自主防災訓練を行っています。

企業・団体さまお問い合わせ先

一般社団法人Smartgiveでは、地域社会やコミュニティ防災、SDGs推進などを目的に、「CONNECT」に協力や協働してくださる企業・自治体を募集しています。

【お問い合わせ先】

一般社団法人Smartgive(担当:岸)

メール:contact@smartgive.jp

一般社団法人Smartgiveについて

誰もが未来に希望を持ち、自信を持って主体的にやってみよう!と思える社会を実現するため、持続可能な社会の担い手育成、コミュニティ・デザイン、コミュニティ防災のプログラムを開催し、これまでに延べ8,385人が参加・体験しました。

誰もが持つ「感じる力、思考する力、創造する力」を活かし、周りと協力する方法を知ることで、主体的に社会参加できるようにし、より豊かで笑顔あふれる社会の形成と未来創りに寄与することを目的としています。

一般社団法人Smartgive:https://smartgive.jp/

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会社概要

一般社団法人Smartgive

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URL
https://smartgive.jp/
業種
財団法人・社団法人・宗教法人
本社所在地
東京都渋谷区渋谷3-26-16
電話番号
-
代表者名
岸 洋子
上場
未上場
資本金
-
設立
2023年08月