小学生が医療的ケア児を訪問
医療機器作動用の蓄電池資金(目録) 贈呈式を開催
贈呈式当日は、プロジェクトを代表して小学5年生3名、活動にご協力いただいている明治安田生命相互会社より3名(山口支社下関営業所長 西垣利哉氏、他スタッフ)、皆繋代表理事 林陽一郎、ICS垢田家スタッフ 勇士裕美が本光氏邸を訪問しました。
贈呈式 当日の様子
贈呈式では、まず林代表理事がこのプロジェクトの趣旨を伝えました。プロジェクト参加児童代表として、濵田聖君が「このプロジェクトを通じて、医療的ケアが必要な子どもたちが生きている上で、たくさんの困難を抱えていることを知り、自分たちに何ができるかを考えるきっかけになった」ことが伝えられ、目録を贈呈しました。本光氏から「子どもが障害を持って生まれたことで、健康であることが当たり前ではないことを実感した。みなさんも何不自由なく健康でいられることを当たり前とせず、日々過ごしてほしい」との謝辞が伝えられました。プロジェクトをサポートしている西垣氏は、「ボランティアとしてこのような活動に参加できてよかった」との感想が述べられました。また、普段医療的サポートをしている株式会社ルナー施設長伊吹優嬉子氏から参加した代表児童へ、医療的ケアが必要な子どもたちを取り巻く様々な困難について、分かりやすく説明されました。最後に、医療ケア児である蒼依さん本人が、わずかに動く指で打った文字が音声に変換され「ありがとう」の言葉が部屋中に響きました。
贈呈式に参加した子どもたちは「寄付する子に会えてよかった。お母さんや蒼依ちゃんから『ありがとう』と喜んでいる様子を見て、届けることができてよかったと感じた。次のレモネードプロジェ
クトも積極的に参加したい」と話し、良い体験になった様子です。また、贈呈式に参加した子どもの母親は「寄付はよくするが、その先どのように届いているか、よく分かっていない。今回贈呈式を通して直接お届けでき、子どもたちにとってよい体験となった」と語りました。
皆繋は、今後も地域とのつながりを通じて子どもたちの体験の機会を提供してまいります。
皆繋の「レモネードプロジェクト」
レモネードは、レモンと水と砂糖やはちみつを混ぜれば簡単に作ることができる飲み物です。レモネードを販売する活動は、子どもたちが社会勉強のために国内外でも取り組まれています。皆繋が行う「レモネードプロジェクト」とは、子どもたちが世の中のお金の流れを「使う」「貯める」「運用する」「稼ぐ」を視点として学ぶと共に、子どもたち自身が見つけた社会課題を解決し生き抜く力を育むためにレモネードを売って資金を集める活動です。皆繋は「レモネードプロジェクト」を2017年から開始し、主に小学4~6年生が参加し、これまで海の環境保全団体や南スーダンのめぐまれない子どもたちへの寄付などを行ってきました。
今年度の「レモネードプロジェクト」
明治安田生命相互会社の協力のもとプログラムを実施し、「同じ小学生の子が不安を感じながら生活している」ことへの気付きから、医療的なケアを必要とする子どもへの支援に決定しました。その子どもたちが安心して生活できるよう、「災害等の不測の事態に応じることができる医療用機器作動用の蓄電池の購入」を目標としました。その目標を達成するため、今年7月に垢田地区の夏祭りで345杯のレモネードを販売し、売上金と集めた寄付金を合わせ、93,600円を贈呈しました。
レモネードプロジェクト 活動の様子
子ども第三の居場所 ICS垢田家 贈呈式概要
時間:2023年9月29日(金) 15:45~16:15
場所:ICS垢田家(山口県下関市新垢田南町1丁目11-11)
訪問先:本光寛之氏邸(下関市内)
訪問者:小学5年生3名
内容:15:45~16:10 贈呈式
・「レモネードプロジェクト」の概要説明
・子どもたちからの挨拶
・蓄電池の資金 贈呈
16:10~16:15 質疑応答
16:15 終了(予定)
「子ども第三の居場所 ICS垢田家」とは
「ICS垢田家」は、子ども第三の居場所コミュニティモデルとして、2022年3月に開所しました。
「ICS (Inclusive Community Spot)」は、包摂的地域交流拠点を意味しています。小学生・中学生を主な支援対象としながら、子育て世代やシニア世代などさまざまな地域住民が相互に作用しながら支え合える、日常的な居場所を目指しています。スタッフ及びボランティアによる、子どもたちの「預かり事業」を展開し、学習支援や食事提供をすべて無料で実施しています。認定NPO法人皆繋が日本財団の助成を受け、下関市との三者協定によって運営しています。
施設概要
名称:ICS垢田家
住所:山口県下関市新垢田南町1丁目11-11
主な利用者:小学生~中学生(定員20名程度)
開所日時:月、金曜は午後3時半~7時半、土曜は午前11時半~午後7時
設備:フリー(多目的)スペース、学習スペース、相談スペースなど
利用料金:無料
スタッフ:常時3名
(メンタル心理カウンセラー資格保持者・教員免許保持者・タクティールケア資格保持者)
※保護者の方やご家族の子育てに関するご相談にも応じることが可能
「子ども第三の居場所」とは
「子ども第三の居場所」は、すべての子どもたちが将来の自立に向けて生き抜く力を育むことを目的として、日本財団が中心となって2016年より全国に開設しています。「子ども第三の居場所」では、特にひとり親世帯や親の共働きによる孤立や孤食、発達の特性による学習や生活上の困難、経済的理由による機会の喪失など、各々の置かれている状況により困難に直面している子どもたちを対象に放課後の居場所を提供し、食事、学習習慣・生活習慣の定着、体験機会を提供しています。同時に、学校や地域、専門機関と連携し、「誰一人取り残されない地域子育てコミュニティ」のハブとしての機能を担っていきます。現在全国に181ヵ所設置されています(2023年9月末時点)。
このプレスリリースには、メディア関係者向けの情報があります
メディアユーザー登録を行うと、企業担当者の連絡先や、イベント・記者会見の情報など様々な特記情報を閲覧できます。※内容はプレスリリースにより異なります。
すべての画像
- 種類
- イベント
- ビジネスカテゴリ
- 福祉・介護・リハビリ財団法人・社団法人・宗教法人
- ダウンロード