二子玉川の街が、映画館になる!子ども国際映画祭「第31回 キネコ国際映画祭」10月31日(木)〜11月5日(火)開催
31回目のテーマは「PLAY&PRAY FOR PEACE〜せかいからあらそいがなくなりますように〜」今年は海外からさらに多くの映画監督・関係者が二子玉川に集う
一般社団法人キネコ・フィルム(東京都渋谷区、代表 椎名 保)は、10月31日(木)〜11月5日(火)に「第31回 キネコ国際映画祭」を開催します。期間中、二子玉川ライズや玉川髙島屋S・C、二子玉川公園などを中心とした二子玉川の街一帯がキネコ国際映画祭で盛り上がります。
1992年から毎年開催している「キネコ国際映画祭」は、子どもから大人まで楽しめる国際映画祭です。第31回目のテーマは「PLAY&PRAY FOR PEACE〜せかいからあらそいがなくなりますように〜」。キービジュアルに込められたアートディレクター森本千絵氏、イラストレーター立本倫子氏の想いをコメントで紹介します。
海外から多くの映画監督・関係者が集い、世界中から集められた映画を子どもたちの年齢に合わせたプログラムで上映する当映画祭は、今年も映画を通じて未来を願う作品上映、生吹き替えによる“ライブ・シネマ”や多様なワークショップなど盛りだくさんにご用意しています。次ページ以降に開催概要を紹介しますので、ぜひご覧ください。この秋も「キネコ国際映画祭」にご注目ください。
■「PLAY&PRAY FOR PEACE〜せかいからあらそいがなくなりますように〜」
31回目のテーマは「PLAY&PRAY FOR PEACE〜せかいからあらそいがなくなりますように〜」。
キネコ国際映画祭アートディレクター・森本千絵さんと、マスコットキャラクター「キネコ」の生みの親・絵本作家の立本倫子さんに、このテーマに合わせてメインビジュアルを作成いただきました。
<森本千絵さんコメント>
キネコ国際映画祭は、世界中の子どものための映画祭です。私たちは世界からの映画を通して、それぞれの国、人種、環境を知り、考えることが出来ます。こうして映画を通して知らない場所や人への思いやりの気持ちも育みます。知ろうとして、想像する気持ちは永遠に大切です。その気持ちがあれば戦争は起こらないことなのかもしれません。現在、まだ世界では戦争で苦しんでいる人々がいます。直接、助けることは出来ないことでも、まずはこの映画祭を通して、一緒に悲しみ、考え、寄り添うことが出来ればと願っています。
幸せを祈り続け、映画が平等であるように、私たちの世界で平等であることを目指して、キネコも祈ります。涙の中に白い平和の鳩が映るように、みんなでちゃんと感じましょう。PRAY FOR PEACE.
森本千絵さんプロフィール
アートディレクター / クリエイティブ・ディレクター。武蔵野美術大学視覚伝達デザイン学科客員教授。青森県三沢市生まれ。武蔵野美術大学卒。1999年博報堂入社。2007年株式会社goen°設立。博報堂在籍時から、広告のグラフィックやCM制作のほか、商品企画、パッケージデザインなどを幅広く担当。
特にMr.Children、松任谷由実、Official髭男dismなどミュージシャンのアートワークやMVの制作が多く、また、山田洋次、是枝裕和ら映画/演劇系の宣伝美術なども手がける。社名のgoen°は「ご縁」から来ており、人や商品との出会いを大切にし、そして新しく創り出したいという想いが込められた。人や商品を最大限に魅力化するのが目的であり、案件ごとにアプローチが変わるのは自然なことだとする社風のため、アウトプットするメディアや作風、規模等は様々である。
現在は広告の企画演出、商品開発、装丁、映画・舞台の美術、地域再生プロジェクト、教育デザイン、動物園や保育園の空間ディレクションなど、業態や領域にとらわれずにあらゆる形のコミュニケーションデザインを行っている。また、2023年4月からNHKいないいないばぁっ!のキャラクターデザインを手がけており、2027年国際園芸博覧会のアドバイザリーも担当している。
<立本倫子さんコメント>
キネコは泣いています。今、起きていることから目を逸らさず受け止めること。命の大切さについて考えること。平和のためにできること。子どもたちと一緒に、そして子どもに関わるすべての人々と考えていきたいです。そんな思いを込めて、キネコの涙に平和の象徴の鳩を描きました。世界中で笑顔が溢れることを祈っています。
立本倫子さんプロフィール
絵本作家/イラストレーター。石川県生まれ。絵本をはじめ、教科書や辞典、子ども向け番組や園具など教育分野でのイラストレーションを多く手掛ける他、TV-CM、広告、ポスター、子供服、プロダクト、映像等様々な分野にわたり活躍。こぶたちゃんのしかけ絵本シリーズ『おてがみ』(教育画劇)は厚生労働省児童福祉文化財推薦図書に、同シリーズ『うみのおと』は西日本読書感想画コンクール指定図書に選ばれる。著書の絵本はヨーロッパやアジア諸国など世界でも多数翻訳されている。大阪芸術大学文芸学科・短期大学部デザイン美術学科准教授。
■楽しくワクワクする映画から社会問題に気づく映画まで子どもから大人まで学べる映画体験を提供
キネコ国際映画祭では、楽しくワクワクする映画はもちろん、楽しさだけではない色々な感情を体験できる映画をセレクトします。子どもだけではなく大人も学びがある、そんな映画体験をご提供します。
<コンペティション上映>
今回のコンペティション上映では、全世界23カ国から60作品をご用意。0歳から12歳を対象とした幅広いテーマ作品が揃いました。
また“多感な時期にさまざまな価値観に触れ、これからの人生のヒントを見つける”をコンセプトに、ティーンズに向けたプログラムも、幅広く子どもたちに楽しめる作品をご用意しています。
本映画祭では、海外の映画を上映する際、スクリーン横で声優たちが生吹き替えを行う“ライブ・シネマ”プログラムを一部作品で実施。字幕が読めない子どもたちも安心して映画が楽しめる人気企画です。
今年度は、過去最多の日本映画に加え、例年以上にアジア作品も数多く上映。新設のドキュメンタリー部門では、大人と子どもが一緒に楽しめる教育的な作品も充実しています。
チケット販売:10月24日(木)からキネコ国際映画祭ホームページにてWEB販売スタート
一般 1,200円/子ども 700円
【上映場所①:二子玉川ライズ スタジオ & ホール】
二子玉川ライズ スタジオ & ホールはぬいぐるみやクッションが並び、足をのばしてくつろげる劇場になっています。毎年、ファミリー参加に人気のこの会場は子どもの映画デビューにもぴったりです。
今年は0歳から楽しめる短編34作品と長編4作品を鑑賞できます。
期間:10月31日(木)〜11月5日(火)
【上映場所②:109シネマズ二子玉川 シアター1&2】
109シネマズ二子玉川では、映画館ならではの臨場感が味わえます。今年は42作品の上映を行います。
シアター1上映期間:11月2日(土)〜4日(月・休)
シアター2上映期間:11月1日(金)〜4日(月・休)
【ケベック州映画特集】
ケベック州は、唯一フランス語を公用語に定めているカナダ最大の州。英語圏の北米大陸に囲まれながら、フランス文化が根付くケベックでは、アメリカやフランスの影響を受けつつも、多様性に富む独自の映画が育まれ、ジャン=マルク・ヴァレ、ドゥニ・ヴィルヌーヴ、グザヴィエ・ドランなど世界的な映画監督を生み出してきました。今年のキネコ国際映画祭では、ケベック映画特集を実施。豊かな四季を誇り、都会と自然が共存するケベックから生まれた最新映画をお届けします。『ミス・ブーツ』や『ココ・ファーム~やさしい農場~』をはじめ、長編作品はすべてジャパンプレミア。“映画の街”としても知られるさわやかなケベック映画に出逢いに、ぜひお越しください。
【ウクライナ在住の映画監督・キラ・メルニチュックさん(17才)来日】
ウクライナから映画監督のキラ・メルニチュックさんが、戦争開始直後から撮影された『失われたもの』とともに来日します。キラさんからのメッセージをご紹介します。
キラ・メルニチュックさん Kira Melnychuk
はじめまして。私はウクライナ出身のキラです。
自身の国を代表してこの映画祭に参加するという貴重な機会をいただき、ありがとうございます。日本への旅は、忘れられない思い出になるでしょうし、新しいものへの出会いにワクワクしています。戦争開始直後に撮影を始めた私の映画作品『失われたもの』をキネコで上映できることを大変嬉しく思っています。この作品は、平和で平穏なごく普通の生活を送っていた少年が、新たな環境に適応したり、何かを失うことの痛みを経験したりしていく物語です。
我々ウクライナ人は、毎日何が起きるかわからない不安と隣り合わせの状態で生活をしています。私が最も得意とすることー「アートを通じて語る」ということを、今回皆さんにお見せできればと思います。
<野外上映ミズベリングシアター/キネコ・ミュージックライブ>
今年の多摩川河川敷での野外上映イベントでは、日本映画界のゴッドグランパである島谷能成・東宝株式会社代表取締役会長と菅野信三・株式会社東急レクリエーション取締役会長が、未来の子どもたちのために結集!
島谷代表取締役会長と菅野取締役会長が、ぜひ子どもたちに見てほしい映画として、二子玉川にほど近い自由が丘の学校を舞台にした『窓ぎわのトットちゃん』をセレクトしました。優しさと差別を学ぶ姿を描いた美しいアニメーションを、今の時代を生きる皆様にお届けします。11月4日(月・休)に上映予定です。また、2日(土)は、ハリー・ポッターシリーズのプロデューサーであるデビッド・ハイマンが製作した「ウォンカとチョコレート工場のはじまり」、3日(日)は“ライブ・シネマ”プログラムとして「ブラム」を上映します。
さらに、今年は野外上映とともにキネコ・ミュージック・ライブを開催します。二子玉川の風を感じながら、大切なひとと、音楽と映画をお楽しみください。
場所:多摩川河川敷(二子玉川公園前)
期間:11月2日(土)〜4日(月・休)
※入場券(全日無料)が必要となります。
また雨天の場合は公式サイトhttps://kineko.jp/を御確認ください。
レジャーシート、防寒着は各自ご持参ください。
<I LOVE THEATER>
街全体が映画館に!
二子玉川にあるカフェやパブで、お店の美味しいスイーツやドリンクを楽しみながら映画鑑賞をお楽しみいただけます。映画好きの店主とのコミュニケーションもこの企画ならではの魅力です。
場所:ふたこビール醸造所、シュクレペールカフェなど
期間:11月1日(金)、2日(土)、4日(月・休)
※店舗により、期間中の開催日時は異なります。公式サイトhttps://kineko.jp/を御確認ください。
■“親子で一緒に学べる”をテーマとしたイベントやワークショップ
“親子で一緒に学べる”をテーマに、芸術の第一線で活躍する講師陣によるワークショップや、親子で楽しめる体験イベントが期間中に展開されます。チェコセンター東京、チェコ政府観光局とのコラボレーションにより「チェコフェスティバル」も開催します。子どもから大人まで楽しめる国際文化交流の場も、キネコ国際映画祭はご用意します。
<チェコフェスティバル>
チェコフェスティバルは、チェコセンター東京とチェコ政府観光局が主催しチェコの文化的魅力を紹介する日本最大級のイベントです。昨年に引き続き、キネコ国際映画祭とコラボレーションし、会場内の多摩川河川敷(二子玉川公園前)をメインに開催します。チェコは、世界最古の子ども映画祭として知られ、キネコが目標とする「ズリーン国際映画祭」の開催国。キネコの映画とあわせて、チェコの文化にも触れてみてください。
また、世界で最もメジャーなビアスタイルのひとつである「ピルスナー」発祥の地で、ビール大国としても知られるチェコ。様々な銘柄のビール、それとぴったりのチェコの伝統料理を味わえます。他にも、繊細でかわいらしい手芸品、食器、ガラスアクセサリーなど選りすぐりのチェコ雑貨の数々も取り揃えます。
さらに、チェコ音楽コンサート、簡単チェコ語講座、チェコの文化や旅行についてのトークショーなど、イベント開催期間中は、毎日さまざまなステージプログラムをお届けします。ぜひご堪能ください。
主催・企画:チェコセンター東京、チェコ政府観光局
運営:株式会社カイクラフト 映画祭制作事業部
場所:多摩川河川敷(二子玉川公園前)
期間:11月2日(土)〜4日(月・休)
<ソープボックス乗車体験>
二子玉川の河川敷で繰り広げられるソープボックスダービーは、エンジンを持たない車で重力だけで直線の坂道を下って速さを競い合う、子どものためのカーレース。 “地球のチカラ”ד親子の熱気”で動くハイブリッドカー体験として、ソープボックスカーの乗車体験ができます。子どもたちのはじめてのレーシングカー体験を提供します。
場所:多摩川 河川敷通路
期間:11月2日(土)〜4日(月・休)
人数:100人程度/日
参加費:無料
<ホスピタルプロジェクト>
キネコのホスピタルプロジェクトは、世田谷区大蔵の国立研究開発法人国立成育医療研究センターと共に 2022年3月から始動しました。ヨーロッパでも取り組まれているこのプロジェクトは、医療機関と映画祭をオンラインで繋ぎ、入院中の子どもたちにタブレットを使用し、映画を通じて感情の学び体験を届ける取り組みです。
本プロジェクトでは、子どもの成長に欠かせない文化を大切にする意義を持ち、入院している多くの子どもたちにオンラインで楽しめるキネコの映画祭体験を発信していきます。
場所:国立成育医療研究センター
期間:10月31日(木)〜11月5日(火)オンライン配信
11月8日(金)〜11月30日(土)アーカイブ配信
■今年もキネコ審査員を募集中です!!
今年も映画祭開催にあたり、「キネコグランプリ」を決定する子ども審査員を募集しています。
キネコ国際映画祭の長編・短編のコンペティション作品は、子ども審査員と国際審査員が映画を鑑賞した上で審査を行い、「キネコグランプリ」「ティーンズグランプリ」を決定します。グランプリ作品は海外の子ども映画祭に招待上映を予定しています。
キネコ審査員は映画祭開催期間中に、オープニングイベントや国際交流パーティーに参加など、世界中の映画関係者と交流できる貴重な体験となります。募集要項等、詳細はHPからご確認ください。
■キネコ国際映画祭について
毎年開催される日本最大規模の子ども国際映画祭。世界の三大映画祭の一つに数えられるベルリン国際映画祭(ドイツ)の児童映画部門「キンダー・フィルムフェスト・ベルリン」の協力を得て、1992年に創設。
ティーンズ審査員を含む約20人の「キネコ審査員」によって、海外作品部門の最優秀作品賞(グランプリ)が選定されるのが特徴です。一方日本作品部門において、世界の子ども映画祭のディレクターや専門家の国際特別審査員がグランプリを決定します。
期間中、楽しくてワクワクする映画はもちろん、楽しさだけではない多様な感情を体験する映画も上映することで、子どもだけなく大人にも、社会問題の気づきなど学びがある映画体験を提供しています。
また、各所で映画を楽しむたくさんのコンテンツを実施。本格的なホールから野外上映、街中のカフェや公園など、街のあちこちで、多くの企業や地域団体のみなさまと、親子で一緒に学べる多様なイベントやワークショップを開催しています。
※スケジュール内容については、変更になることもございますので、ご了承ください。
※詳細についてはhttps://kineko.jp/を御確認ください。
公式HP https://kineko.jp/
公式FB https://www.facebook.com/tokyokinderfilm
公式IG https://www.instagram.com/kineko_filmfes/
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