BioPhenoMA、大手有力メーカーと共に認知症バイオマーカーを目指す
BioPhenoMAと大手有力メーカーが、アルツハイマー型認知症の血中バイオマーカー検査試薬の共同研究開始
【概要】
株式会社BioPhenoMA(東京都新宿区、CEO:藤井直人、以下BioPhenoMA)は、この度、当社の技術に注目された大手有力メーカーと共同研究契約を締結いたしました。
本契約の締結により、BioPhenoMAは極微量タンパク質定量技術「TN-cyclon™」を活用した事業展開を加速して参ります。
■研究概要
少子高齢化社会の到来に伴い、アルツハマー病の患者数は増加の一途を辿っています。未だ根本治療は難しい段階ですが、早期発見、治療介入により、進行を遅らせることができるようになってきております。
アルツハイマー病は、脳内のアミロイドβやリン酸化タウなどの特定のタンパク質が脳内で蓄積、凝集されることで引き起こされます。
また、上記タンパク質が血液脳関門を通過して末梢血中に僅かに存在することが分かってきており、最近では、複数の血中バイオマーカーを測定することで、脳脊髄液や画像診断といった従来法と同等の診断能を有することを示した臨床研究結果も報告されております[1]。
BioPhenoMAが所有する高感度測定技術である「TN-cyclon™」は、酵素結合免疫吸着測定法(ELISA法)と酵素サイクリング法を組み合わせることで、シグナルを増幅させる特許技術です。本手法は検出に際して特殊な装置が不要なため、効率良く高感度アッセイ開発が推進でき、また将来的にも検査センターやオンサイトへの市場展開がスムーズです。
今回、これら「TN-cyclon™」の可能性を高く評価した大手有力メーカーとBioPhenoMAが共同で本テーマに取り組むことになりました。
株式会社BioPhenoMA https://www.biophenoma.com/
早稲田大学 伊藤悦朗教授らが開発した、極微量タンパク質の検出・定量が可能な基幹技術「TN-cyclon™」を有するスタートアップ(2023年4月設立)です。
生体現象機構を解析するために極微量タンパク質の検出・定量が重要と考え、“誰もがどこでも簡単に「極微量タンパク質検出」を行える革新的なプラットフォームを創生し、生物医学分野の更なる進歩に貢献する”をミッションとして掲げて、研究開発を推進しています。
[1] Sebastian Palmqvist et. al., "Blood Biomarkers to Detect Alzheimer Disease in Primary Care and Secondary Care", JAMA online July 28, 2024. doi:10.1001/jama.2024.13855
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