【イベントレポート】AITech、参加者100人超、提出プロダクト数140件もの第2回Vertical AI Hackathonを2Dメタバース上で開催

社会実装を目的とし、全6部門、18プロダクトに賞金!!第3回も予定

株式会社AITech

株式会社AITech(東京都渋谷区、代表取締役/CEO:河津大誠、以下 当社)は、2024年3月30日に開催したオンラインハッカソンイベント「第2回 Vertical AI Hackathon」のイベントレポートを公開したことをお知らせいたします。

本ハッカソンでは、各専門領域における生成AIのVerticalな社会実装をテーマとし、2023年11月に公開されたChatGPTの最新機能である「GPTs」を用いて各業界の課題解決を目指しました。

部門は以下の全6部門で行いました。
「量子・Web3部門」
「まちづくり・教育部門」

「プログラミング・研究部門」

「動画作成・Youtube部門」

「金融・マーケティング部門」

「一般部門」

また、当社では現在、第3回 Vertical AI Hackathonを支援してくださるスポンサー様を募集中です。
第3回はより大規模に、ハッカソン参加者100人、会場来場者600人を目標とし、特に医療業界および建設業界における生成AIの活用方法の模索を目指します。

以下は「第2回 Vertical AI Hackathon」のイベントレポートです。

セミナーレポート

審査員

・久保田 雅也:KBTM代表、Coalis GP
・石川陽太:ChatGPT研究所代表
・高野秀隆:株式会社長大 事業戦略推進統轄部 クオンタム推進部 部長
                  一般社団法人日本量子コンピューティング協会 代表理事
・櫻 海亨:株式会社Arizas代表
・湊雄一郎:blueqat株式会社代表
・安田翔也:ビネット&クラリティ代表
・國末拓実:SHIFT AIパートナー
・舘野智昭:東京きらぼしフィナンシャルグループデジタル戦略部 部長
・仲村智一:東京きらぼしフィナンシャルグループデジタル戦略部 次長
・香川昂寛:東京きらぼしフィナンシャルグループデジタル戦略部 データサイエンティスト

モデレーター

株式会社AITech 代表取締役 河津大誠

会場全体像

会場にはGatherという2Dメタバースプラットフォームを活用し、全6部門を3部門ずつ左右に分け、それぞれで同時に発表および審査を行うという形式を取った。

各部門ではそれぞれ5~7名の一次審査通過者が5分間のピッチを行い、審査員の総合評価のもとで1位〜3位を決定した。

各部門優勝作品

■量子・Web3部門「量子センシング実験計画アシスタント」

量子・Web3部門の優勝はArai Motokiさんが作成された量子センシング実験計画アシスタントだ。

「量子センシング実験計画アシスタント」は量子センシングを用いた実験の考慮すべき事項を提案し、関連実験もエビデンスURL付きで調査するGPTsだ。
量子センシングとは量子効果を利用して物理量を計測する手法であり、Araiさんは量子センシングを用いた実験は実験前に事前に考慮すべき事項が多いため、手順や提案をしてくれると助けになると考え作成されたそうだ。

■まちづくり・教育部門「区役所DX化アシスタント」

まちづくり・教育部門の優勝はShin Maturaさんが作成された区役所DX化アシスタントだ。

「区役所DX化アシスタント」は区役所への問い合わせ対応チャットボットを想定して作成されており、独自のKnowledgeを元に区役所に関する質問に回答する。

特筆すべきは問い合わせログの管理方法である。

GPTsがスプレッドシート連携されており、問い合わせ内容が自動的にスプレッドシートへ記録されるだけでなく、カテゴリ分けも自動で行われる。

■研究・プログラミング部門「オープンデータ利活用アシスタント」

研究・プログラミング部門の優勝はryo-maさんが作成された区役所DX化アシスタントだ。

「オープンデータ利活用アシスタント」はデータカタログ横断検索システムとryo-maさん自作のプロキシサーバを組み合わせて、ユーザーの目的に合ったオープンデータを探索し、データ提供および、グラフ化などによる可視化を行うGPTsだ。

ryo-maさんは日本において政府・自治体におけるオープンデータがあまり活用されていないことに課題意識を感じ、オープンデータ活用のハードルを下げる狙いでこのGPTsを作成されたとのこと。

*世界のオープンデータ整備ランキング(OECD our data index)が2019年 4位-> 2023年 25位へ転落。

■金融マーケティング部門「広告訴求文薬機法チェッカー(RAG)」

金融マーケティング部門の優勝は藤田拳さんが作成された広告訴求文薬機法チェッカー(RAG)だ。

「広告訴求文薬機法チェッカー(RAG)」はユーザーが作成した文章が薬機法に則っているかをチェックし、問題がある場合は構成を行う。

通常のChatGPTでは薬機法の校正は精度が低い点が問題となっていたが、独自のKnowledgeを導入することにより、校正の精度向上に成功したようだ。

出力形式にも工夫がなされており、表形式で直感的に判断しやすくなっている。

■動画作成・Youtube部門「English Teacher Script」

動画作成・Youtube部門の優勝はElectroCatさんが作成されたEnglish Teacher Scriptだ。

「English Teacher Script」はユーザーの入力した題材に沿って動画の自動作成に必要な台本をJSON形式で作成するGPTsだ。

こちらのGPTsは単体ではなく、ElectroCatさんが作成した動画自動生成プログラムと組み合わせて使用することが想定されている。

動画自動生成プログラムはGithub上で公開されている(リンク)

これらの組み合わせによって30秒のショート動画をほんの数秒で生成することに成功しており、画期的なシステムだと言えるだろう。

■一般部門「FitbitDI」

一般部門の優勝はMakiさんが作成されたFitbitDIだ。

「FitbitDI」はウェアラブルデバイスであるFitbitで収集した心拍数等の生体データを元に、Data Interpreterを用いて解析を行い、ユーザーの健康状態を判定するGPTsだ。

Data Interpreterとは、データ解析関連のタスクを解決するためのコードを書くAIエージェントであり、2024年3月14日にリリースされた最新の技術を早速GPTsに組み込んでいる。

まとめ

ハッカソンを通して以上のような様々なソリューションが得られた。
生成AIは非常に画期的な技術革新ではあるが、未だ十分に業務において活用されているとは言い難い。
その大きな原因は生成AIを活用している人材がそれぞれの業界に適切に配置されておらず、業界特有に課題に沿った活用方法が見出せていないことが挙げられる。

この課題を解決するため各業界の専門家を審査員やスポンサーにお招きし開催された本ハッカソンにおいて、十分に業界特有の課題に寄り添ったソリューションが「GPTs」という形で提供されたと言えるのではないか。

▼株式会社AITech詳細

創業:2024年3月5日
代表者:代表取締役/CEO 河津 大誠
オフィス:〒150-0047 東京都渋谷区神山町41-7
サイト:https://aitechworld.info/

株式会社AITechは、慶應義塾大学医学部在籍中の代表によって創業されたAIスタートアップです。

生成AIの企業への導入を開発支援・導入支援・社員研修などあらゆる形で支援しております。

また、月間10万PVを超える生成AIwebメディア「AITech」を軸にハッカソンなどのイベント開催も行っています。

「能力を最大限発揮できる社会を作る」をビジョンに掲げ、長期的に生成AIによって書類業務にかかる時間を削減し、より個人が創造性を発揮できる業務に集中する環境の構築をご支援いたします。

第3回 Vertical AI Hackathonのスポンサー様も募集しておりますので、ご興味がございましたら以下のメールアドレスご連絡ください。

【お問い合わせはこちら】

お問い合わせ先:taiseikawazu1312@aitechworld.info

サービス資料:https://aitechworld.info/lp/

▼募集中のポジションについてはこちらをご覧ください

https://aim2025.notion.site/AITech-482d7449da714932af7de859704617fc?pvs=4

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会社概要

株式会社AITech

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URL
https://aitechworld.info/
業種
情報通信
本社所在地
東京都渋谷区
電話番号
080-1476-9706
代表者名
河津 大誠
上場
未上場
資本金
100万円
設立
2024年03月