エアーズメディカル、久留米大学病院にAI基盤MRI画像再構成ソフトウェア「SwiftMR スイフトエムアール」を導入
― 日本の大学病院で初めて臨床導入、AI技術で均一かつ高品質な画像提供を可能に ―
医療AIソリューションを提供するAIRS Medical Inc.(本社:韓国ソウル、日本法人:東京都港区)は、九州地域の基幹病院である久留米大学病院(院長:野村 政壽、1,018床)にAI搭載MRI画像再構成ソフトウェア「SwiftMR スイフトエムアール」(https://airsmed.com/jp/swiftmr/)をMRI3台に導入し、2025年9月末より臨床現場で本格運用を開始したことを発表しました。今回の導入は、日本の大学病院として初めてのSwiftMR スイフトエムアール臨床適用事例となります。
導入対象は、Siemens社およびGE社のMRI装置3台であり、異なるメーカーの装置にも安定的に適用できるSwiftMRのベンダーニュートラル特性を示しています。

SwiftMRについて
SwiftMRは、ディープラーニング技術を活用し、検査プロセスの効率化を支援しながら臨床現場で活用可能なMRI画像を再構成するAIソフトウェアです。MRI画像のノイズ低減と鮮明度向上を同時に実現し、既存のMRI装置(3.0T以下を含む)を買い替えることなく、画質の均一化や検査環境の改善を支援するAIソリューションとして注目されています。
久留米大学病院での導入背景と期待される効果
久留米大学病院は、脳神経・心血管・消化器など幅広い分野で高度な診療と研究を牽引してきた九州を代表する医療機関です。患者負担の軽減と画質の向上を最優先課題とし、今回臨床目的で SwiftMRを導入しました。
本導入により、3台すべてのMRI装置で画質向上が可能となり、高精度の診断能を維持しつつ、異なる機種でも画像の均質化が可能で、撮像現場での運用の制限緩和や読影医の負担軽減も期待されます。特に、複雑な脳神経・心血管領域の検査でも一貫した画質確保を後押しし、臨床現場での診療判断を支援するとともに、研究や教育においても信頼性の高いデータ活用を可能にする基盤となり、診断環境の改善に寄与すると期待されます。

久留米大学病院 関係者コメント
久留米大学医学部 放射線医学講座 主任教授 田上秀一先生は次のように述べています。
「 SwiftMRの導入により、3台のMRI装置すべてで均一な画質確保に寄与すると期待しています。特に腹部や心・血管といった撮像条件に画質が影響されやすい領域でも安定した画像が得られ、一貫した診断能向上が得られる可能性が示されました。また画質向上のためには撮像時間が延長する傾向がありますが、それを SwiftMRによる処理で撮像時間を短縮しつつ画質が維持され、長時間撮像による患者さんへの負担軽減につながる可能性がある点も非常に意義深いと考えています。
今回の導入は単なる検査プロセス効率化の支援にとどまらず、研究や教育を含む多様な現場で信頼性あるデータ活用を支える基盤となると期待されます。」

グローバルでの実績
AIRS Medical Inc.は2018年に韓国ソウルで設立された医療AI企業で、「AI×ロボティクスで医療課題を解決する」というビジョンを掲げています。2021年には米国FDA、2023年には日本において医療機器として製造販売認証を取得しました。
現在 SwiftMRは、韓国・米国・欧州をはじめ世界40カ国以上、1,000を超える医療機関に導入され、
累計撮像件数は5千万件を突破しています。大学病院、総合病院、健診センター、研究機関など多様な現場で活用されており、特に腹部・血管など難易度の高い領域においても高精度画像を提供し、診断環境や患者体験の改善に寄与すると期待されています。今回の久留米大学病院での導入を契機に、日本国内の主要医療機関でも SwiftMRの普及が加速すると見込まれます。
エアーズメディカルジャパン 代表コメント
エアーズメディカルジャパン代表取締役 李承煥(イ・スンファン)は次のように述べています。
「日本の大学病院として初めて SwiftMRを臨床導入していただいた久留米大学病院とご一緒できることを大変光栄に思います。 SwiftMRは画像品質の改善にとどまらず、患者さんの検査体験や診断の一貫性
向上、さらに医療現場における業務効率支援にも寄与し得るソリューションです。今後も、患者さんの安心と医療従事者の診断・業務効率向上を同時に支援できるパートナーを目指してまいります。」
【製品情報:SwiftMR スイフトエムアール】
SwiftMRは、短時間撮像で得られたMRI画像に対してノイズ低減や鮮明度向上をサポートするAIソフトウェアです。ディープラーニング技術を活用し、ノイズを抑制して鮮明度を高めることで、臨床現場における安定的なMRI画像の活用を支援します。既存の装置にも後付け導入が可能であり、主要MRIメーカー全ての装置と互換性を持つベンダーニュートラル型ソフトウェアです。
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名称:SwiftMR スイフトエムアール
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種類:AI医療画像再構成ソフトウェア
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医療機器認証番号:305AHBZI00041000
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区分:プログラム1 疾病診断用プログラム
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主な特徴:ノイズ低減、高精細化、既存MRI装置への後付け導入が可能
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導入形態:クラウド/オンプレミス対応
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認証:医療機器製造販売認証(日本)、FDA 510(k)(米国)ほか
【病院情報:久留米大学病院】
久留米大学病院は1928年に設立された九州地域を代表する基幹医療機関であり、1,000床を超える規模を誇ります。高度急性期医療の提供に加え、研究や教育の拠点として地域医療を支えています。内科、外科、脳神経分野をはじめ幅広い診療科を備え、臨床研究や先端医療技術の導入にも積極的に取り組んでいます。
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名称:久留米大学病院
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所在地:福岡県久留米市旭町67
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院長:野村 政壽
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病床数:1,018
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設立:1928年
【会社情報:AIRS Medical Inc.】
AIRS Medicalは、「AI×ロボティクスで医療課題を解決する」というビジョンを掲げ、医用画像分野における革新的AIソリューションを開発・提供しています。
主力製品である SwiftMR スイフトエムアールは、既存MRI装置の性能を引き上げ、撮像効率や画像品質を大きく改善できるソリューションとして、世界各国の医療機関で導入が進んでいます。

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会社名:AIRS Medical Inc.(エアーズメディカル)
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本社所在地:韓国ソウル
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日本法人所在地:東京都港区
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設立:2018年(ソウル大学発スタートアップ)
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日本法人代表取締役:李 承煥(イ・スンファン)
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事業内容:AI医療画像ソリューションの開発・提供
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実績:世界40カ国以上、1,000超の医療機関に導入、累計撮像件数5千万件超
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企業サイト:https://airsmed.com/jp/
【お問い合わせ先】
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エアーズメディカル・ジャパン(AIRS Medical Inc. 日本法人)
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