鉄骨造のブレース接合部および鋼材部に最適!無火気、短工期の炭素繊維補強「C-VaRTM工法」を開発
株式会社コンステック(本社:大阪府大阪市、代表取締役社長:茶家義明、以下「コンステック」)は、東レ株式会社(本社:東京都中央区、代表取締役社長:大矢光雄、以下「東レ」)が開発した炭素繊維補修/補強技術「現場VaRTM※1工法」を応用し、鉄骨造のブレース接合部補強および鋼製部材補修/補強向けの「C-VaRTM工法」を開発しました。
本工法は国立大学法人豊橋技術科学大学の松本幸大教授、東レ ACM技術部の松井孝洋主席らの協力のもと、2019年より補修/補強技術として開発に着手した工法で、鉄骨造のブレース接合部の補強および鋼製部材の補修/補強として活用することが可能です。
コンステックは、鋼製部材の補修/補強に対し、C-VaRTM工法を適切に提案することで、構造物の長寿命化、安全な社会環境の維持に貢献していきます。
※1: VaRTM(Vacuum assisted Resin Transfer Molding:真空含浸工法)と呼ばれる工法を応用してCFRPを鋼材に貼付し、必要な強度にまで回復する補修法
■特長
C-VaRTM工法は、補修/補強箇所の表面に特殊加工した炭素繊維シートを重ねて設置した後、フィルムで密閉し、真空ポンプによりフィルム内を真空環境とした状態で樹脂を注入することで、大気圧により炭素繊維に樹脂を含浸させる現場VaRTM工法を応用した補修/補強技術です。CFRP成形板等と組み合せることで、多様な用途での補修/補強が可能となります。
■適用用途
鉄骨造建築物のブレースには、ボルト孔の位置でブレース断面積が不足しているために接合部で早期に破断し、必要なブレース性能を発揮できないものが存在します。そのような接合部には、C-VaRTM工法を適用することが可能です。C-VaRTM工法により接合部耐力が向上させることで、ブレースが求められる性能を発揮することを実大試験により確認しています。
■適用事例
写真は、避雷針支持鋼管の溶接部の予防保全としてC-VaRTM工法を適用した事例です。段差のある形状ですが、大気圧で炭素繊維を鋼材に圧着させるC-VaRTM工法を採用することにより、鋼管形状に合わせたCFRPを成形させることができました。
■参考URL
C-VaRTM工法 | 株式会社コンステック
■株式会社コンステックについて
コンステックは1969年(昭和44年)の創業以来長年にわたり、鉄骨・コンクリート建造物の調査・診断から補修・補強工事までを一貫して手がけ、既存建築物の長寿命化分野におけるリーディングカンパニーとして成長を遂げてまいりました。全社員がプロフェッショナルの技術者としての誇りと責任を持ち、社会のニーズに対応した価値ある独自の技術開発を推し進め、安全・安心で持続可能な社会環境の提供に努力してまいります。
株式会社コンステック
本社 〒540-0031 大阪府大阪市中央区北浜東4-33
代表取締役社長 茶家義明
■事業内容
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鉄筋コンクリート及び鉄骨建築物の調査・診断
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鉄筋コンクリート及び鉄骨建築物の補修・改修補強工事
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鉄筋コンクリート及び鉄骨建築物の耐震診断・耐震補強工事
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土木構造物の調査・診断
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土木構造物の補修・補強工事
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アスベスト処理及びダイオキシン除去工事
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歴史的構造物の補修・補強工事
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その他関連するコンサルタント業務及び工事
■問い合わせ先
株式会社コンステック 技術本部建築技術部
電話:03-6450-0634
プレスリリースに記載している情報は、発表時のものです。
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