成田空港にて高精細デジタルデータによる葛飾北斎「冨嶽三十六景」の展示を実施
~地方への送客を目指した日本の文化芸術の魅力を発信~
株式会社NTT ArtTechnology(代表取締役社⻑︓国枝 学、以下「NTT ArtTechnology」)は、成⽥国際空港株式会社(代表取締役社⻑︓⽥村 明⽐古、以下「成⽥国際空港」)からの委託をうけ、成⽥空港第2ターミナル(入国手続き前エリア)にて、日本を代表する浮世絵師・葛飾北斎の「冨嶽三十六景」の高精細デジタルデータによる展示を2025年5月1日(木)より行います。⽇本を訪れた海外からのお客さまに「冨嶽三十六景」の魅力を感じてもらうことで、作品に描かれた地域や所蔵元への送客を目指します。

1. 展示概要
【期間】 2025 年 5 ⽉ 1 ⽇(木)〜2025 年 9 ⽉ 30 ⽇(⽕)
【場所】 成⽥空港 第 2ターミナル(入国手続き前エリア)
【主催】 成田国際空港株式会社
【企画・制作】 株式会社NTT ArtTechnology
【協⼒】 ⼭梨県⽴博物館、株式会社アルステクネ
2. 背景
NTT ArtTechnologyは、ICTを活⽤して、様々な⼈々が⾝近な環境で⽂化芸術を楽しむことができる「分散型デジタルミュージアム構想」の実現を⽬指しています。その取り組みの⼀つとして、海外でも⾮常に⼈気が⾼い葛飾北斎をテーマとした「Digital×北斎」プロジェクトを、⾼度なデジタル化技術(特許技術)を有する株式会社アルステクネ(以下、「アルステクネ」)と連携して推進しています。これまでに⼭梨県⽴博物館所蔵の「冨嶽三⼗六景」や⻑野県⼩布施町にある岩松院の本堂天井に描かれた「鳳凰図」(通称︓⼋⽅睨み鳳凰図)、北斎館所蔵の肉筆画、祭屋台の天井絵などの⾼精細デジタルデータを活⽤した様々な展覧会を開催しています。成田空港では2024年1月から2月にかけて第2ターミナルサテライト3階(出国手続き後エリア)にて「Digital×北斎」 in Narita Airport展を開催し、ご覧になった旅行客の方々から高い評価をいただきました。
今回は入国手続き前エリアで「冨嶽三十六景」全作品の高精細デジタルデータをプロジェクターを用いて投影する展示を行うことにより、ご覧になった海外からのお客さまが日本滞在中に作品に描かれた地域や、原画所蔵元の山梨県立博物館を訪れてくださることを目指します。
3. 展示作品
葛飾北斎「冨嶽三⼗六景」 (拡⼤版静⽌画投影 全47図) (原画︓⼭梨県⽴博物館所蔵)
※縦 1.35 m × 横 2.0 m、 面積比約28倍
(参考)
〇葛飾北斎「冨嶽三⼗六景」
⼭梨県⽴博物館所蔵の「冨嶽三⼗六景」は、その良好な品質と保存状態から、新千円札や新パスポートの元絵のひとつとして選定されている⽇本有数のコレクションである。アルステクネが同社の特許技術「三次元質感画像処理技術(DTIP)」を活⽤し、2018年に⼭梨県の公認事業として⾼精細デジタル化を実施。その後 NTT東⽇本主催「Digital×北斎」展シリーズの【序章】(2019年11⽉〜2020年2⽉)、【破章】(2020年12⽉〜2022年7 ⽉)、【急章】その1(2023年4⽉〜12⽉)、【急章】その2(2024年11月~2025年3月)(いずれも東京・初台の NTTインターコミュニケーション・センター[ICC]にて開催)などで、⾼精細複製画や⾼精細デジタルデータを使⽤して制作したデジタルアプリケーションの展⽰を⾏った。
※「Digital×北斎」展シリーズ https://www.ntt-east.co.jp/art/index.html
〇「Digital×北斎」 in Narita Airport展(2024年1月22日~2月13日)
https://www.ntt-arttechnology.com/news/release20240119.pdf
作品展示

解説および作品展示

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