日々くり返す鼻血「たかが鼻血」ではなく「命に関わる難病」― オスラー病患者が署名活動を開始~日本オスラー病患者会
昼夜問わず日々くり返す鼻血は命を脅かす難病の症状です。患者が安心して止血できる制度整備へ、電子署名にご協力ください。

希少難病オスラー病と日常に潜む危機
特定非営利活動法人日本オスラー病患者会(理事長:村上匡寛)は、希少難病「オスラー病(遺伝性出血性毛細血管拡張症:HHT)」の患者と家族による署名活動を開始しました。
国内に1万人以上とされる患者の約90%が、昼夜を問わず日々繰り返す鼻血に苦しんでいます。鼻血は1日数回から数十回に及び、重症例では毎週の輸血が必要です。
唯一の止血手段「サージセル」を失った患者たち
2024年より、従来患者の命綱であった止血材「サージセル(Surgicel)」は「手術用材料」に指定され、日常的な使用が禁止されました。
患者の現状
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救急搬送の増加
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誤った処置による鼻中隔穿孔などの合併症
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生活の質(QOL)の大幅な低下
が深刻化しています。
医療現場での実態と患者の苦悩
患者が「オスラー病」と告げても、診療拒否や不適切な処置に直面する事例が相次いでいます。
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「無視される」
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「痛みを伴う誤処置をされる」
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「治療をやめようか」と言われる
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「もう来ないでください」
といったケースもあり、恐怖から受診できなくなる。
患者の声
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「1日に10回以上鼻血が出て外出もできません」
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「毎週輸血が必要で、入院生活が増えました」
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「夜中に救急搬送されても正しい処置を受けられません」
私たちは、以下の実現を強く求めています。
1. オスラー病などの難病患者に、サージセルの緊急使用を認める制度整備
2. 医療現場における正しい止血法のガイドライン策定・周知
3. 診療拒否が起きない安心できる受診体制の構築

結論
サージセルの緊急使用が認められれば、患者が自宅で止血できる可能性が高まり患者のQOL向上、救急搬送や夜間休日診療の経費削減につながり、医療費の抑制にも寄与します。
署名のお願い
オスラー病は「たかが鼻血」ではなく、命と生活を脅かす深刻な病気です。
制度改善のため、ぜひ署名にご協力ください。
👉 ご署名はこちらの「賛同する」をクリックするだけで署名サイトに!
あなたの一歩が、多くの患者の命を救う力になります。

日本オスラー病患者会ホームページ
繰り返す鼻血についての記事(解説ナレーション):署名用紙ダウンロードもできます
https://www.hht.jpn.com/hanaji30/
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【本件に関するお問い合わせ先】
特定非営利活動法人 日本オスラー病患者会
理事長 村上 匡寛
事務局 大阪府枚方市東山1丁目62-6-201
E-mail:info@hht.jpn.com
TEL:050-3395-3927 FAX:050-3737-5059
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