環境問題に立ち向かうアパレルブランドの新星『SHEMM』がJクレジットで描く新時代のファッション

Jクレジットを活用してCO2排出をオフセット、持続可能な服作りへの取り組み

SHEMM

2024年8月19日 20時00分

アパレル産業の環境への影響が問題視される中、独自のアプローチと革新的なビジネスモデルで注目を集める株式会社Shemm （本社：東京都港区赤坂、代表取締役：本橋泰一郎）は、ファッション業界に新しい風を吹き込む存在として登場した。ブランドの設立以来、サステナブルな未来を実現するための活動を積極的に展開しており、グローバルな視点で持続可能なファッションのスタンダードを確立することを目指している。

環境問題への関心が高まり、多くの企業が持続可能なビジネスモデルを追求しているが、アパレルブランドである「 SHEMM ( シェム ) 」は、服作りや撮影、商品配送などで排出されたCO2を削減するためにJクレジットを活用することに決め、アパレルブランド設立から1年と少しが経ち自社のグローバルECプラットフォーム(https://shemmparis.com)を軸に環境への配慮と持続可能なビジネスモデルを実現するための取り組みを続けている。今回、会社設立から今夏までに出したCO2の約50%分のJクレジットの購入を行った。SHEMMがオフセットを行った真意に迫っていこうと思う。

・Jクレジットとは？

まずJクレジット自体を知らない方もいると思うので簡単にJクレジットとは？を説明していこうと思う。Jクレジットとは、日本の環境省が主導する制度で、温室効果ガスの削減量や吸収量をクレジットとして認証する制度。この制度により、企業や自治体が行った温室効果ガス削減の取り組みを第三者機関が検証し、クレジットとして発行する。これにより、企業は自らの削減努力を可視化し、他の企業や団体とクレジットの取引を行うことが可能になる。

・SHEMMの取り組み

1. 排出量の算出

これまでの服作り製造工程で使用されるエネルギーの量、撮影現場での電力消費、商品の配送にかかる燃料消費などのCO2量を算出し、全ての要素を計算し、具体的な削減目標を設定した。

2. Jクレジットの購入

算出されたCO2排出量をオフセットするために、必要な量のJクレジットの購入を行った。Jクレジットの購入先としては、信頼性の高いプロジェクトを選定、透明性を確保し、SHEMMの取り組みが確実にCO2削減に寄与することを保証できるシステム作りの構築に成功した。

3. オフセットの実施

購入したJクレジットを使って、CO2排出量をオフセット。この過程では、購入したクレジットが実際に環境改善に役立っているかを確認した。単なるビジネス拡大にとどまらず、グローバルな課題に対するポジティブな解決策を提供することを重きに置きながら企業としての社会的責任を果たし、より良い未来を築くことを目指している。

・SHEMMの未来の展望

SHEMMは、アパレル業界の変革者として、未来への新たな一歩を踏み出しています。2023年の設立以来、持続可能なビジネスモデルを構築し、環境負荷を最小限に抑えるための革新を続けています。今後の展望として、SHEMMはカーボンニュートラルなアパレルラインの確立を目指し、生産から配送まで全てのプロセスにおいてCO2排出量を削減し、再生可能な素材を出来る限り使用することで、消費者や環境に優しい選択肢を提供し、業界全体にポジティブな変革を促します。

2025年にはパリに実店舗をオープンする計画を進めており、この新店舗はSHEMMの革新的なビジョンと持続可能なファッションの象徴となる場所です。さらに、グローバルなECプラットフォームを強化し、世界中の消費者にアクセス可能な持続可能なファッションの選択肢を広げていきます。また、SHEMMはアパレル事業にとどまらず、エネルギーと教育の分野でも持続可能な変革を推進しています。特にバングラデシュにおいては、再生可能エネルギーの普及と教育プログラムの提供を通じて、地域社会の持続可能な発展を支援していく予定です。

SHEMMの未来の展望は、単なるビジネスの成功にとどまらず、地球環境へのポジティブな影響を追求することにあり、持続可能なファッションリーダーとして未来に向けて革新を続け、次世代により良い地球を残すための取り組みを強化していきます。

・代表コメント

私たちの願いは、環境を考えたファッションブランドとしての存在価値を高めることです。この思いに賛同していただいた飲食店様のユニフォームデザインも行っており、オーガニックやリサイクル素材の使用だけではなく、私たちのビジネス活動が地球環境に与える影響を最小限に抑えることを目指しています。業種を越えてグローバルに展開していく今後のShemmにご期待ください。　

Motohashi Taiichiro