株式会社三協が「KANSAI DX AWARD 2026」で最高賞のグランプリを受賞
「1日1時間から働ける物流センター」を実現。多様な人材の活躍と物流品質を両立するDXモデルが評価

物流アウトソーシングおよび物流改善支援を展開する株式会社三協(大阪府東大阪市、代表取締役社長:山田孝治、以下「当社」)は、「KANSAI DX AWARD 2026」において、最高賞であるグランプリを受賞いたしました。表彰式は、2026年10月29日に開催されました。
当社は、自社開発のWMS(倉庫管理システム)を中核に、物流業務の標準化と、個人の記憶や注意力に頼らない仕組みづくりを進め、「1日1時間から働ける物流センター」を実現しました。短時間勤務でも一人ひとりが能力を発揮できる現場づくりに加え、自社で培った改善ノウハウを「物流改善代行」として外部企業へ展開する取り組みが評価されました。
■取り組みの背景|働ける時間の長さに左右されない物流現場へ
物流現場では、取引先ごとに異なる出荷ルールや商品知識、作業手順を覚えることが求められます。こうした知識や経験が個人に蓄積すると、業務が特定のベテランに集中し、勤務時間に制約のある人や経験の浅い人が活躍しにくい状況が生まれます。
一方で、子育てや介護などの事情により、働く意欲があっても、週5日・フルタイムでの勤務が難しい方もたくさんいます。
当社は、この課題に対し、働く人に多くのルールを覚えてもらうのではなく、業務の仕組みそのものを見直してきました。取引先ごとのルールや判断基準を物流システムに組み込み、1日1時間の勤務でも、入社初日でも、迷わず作業を進められる環境を整備しています。
■今回の受賞につながった3つの取り組み
1.自社開発WMSによる、個人の記憶や注意力に頼らない仕組みづくり
当社には物流業務に精通したシステムエンジニアが多数在籍しており、自社開発のWMSを通じて、作業手順・進捗・在庫情報を現場全体で共有する仕組みを構築しています。
取引先ごとに異なる出荷条件や確認事項をシステムに組み込み、バーコードによる検品と組み合わせることで、個人の記憶や注意力への依存を減らしています。さらに、現場と自社エンジニアが連携し、日々の課題をシステムと業務フローの両面から改善しています。
2.「1日1時間から」の柔軟な働き方と物流品質の両立
業務の標準化により、担当者が変わっても円滑に作業を引き継げる体制を整え、毎日の出勤や1日8時間の勤務を前提としない物流運営を実現しました。子どもを保育園に送ってからお迎えまでの時間や、家族の介護の合間など、一人ひとりが生活に合わせた時間で働き、能力を発揮できる環境を整えています。
こうした柔軟な働き方と物流品質の両立を進め、2025年には、当社が出荷業務を受託する全取引先約100社において、誤出荷・未出荷ゼロを達成しました。2026年も、10月31日時点でゼロを継続しています。
3.自社で培った改善ノウハウを「物流改善代行」として外部へ展開
当社は、自社物流センターで培ったDX・業務改善のノウハウを、外部企業の物流課題の解決にも活用しています。「物流改善代行」では、現場の分析から改善策の設計・実行、定着までを一貫して支援しています。
自社の物流施設の活用やスタッフの雇用維持などの理由から、アウトソーシングに踏み切れない企業に対しても、既存の施設や人員を生かした物流DXを支援。紙や手作業による管理、業務の属人化などの課題を、システムと業務フローの両面から改善し、物流品質と生産性の向上につなげています。

■「KANSAI DX AWARD」について
「KANSAI DX AWARD」は、関西における先進的なDXの取り組みを発掘・表彰し、広く発信することで、地域のDX推進につなげるアワードです。
関西経済連合会、関西広域連合、近畿総合通信局、近畿経済産業局などで構成する関西デジタル・マンス実行委員会が主催しています。
企業、教育・研究機関、自治体を対象とし、当社は「KANSAI DX AWARD 2026」においてグランプリに選出されました。
公式サイト:https://www.kankeiren.or.jp/kansai-dx/award/
■今後の展望
当社が目指しているのは、働ける時間の長さや経験の違いによって、活躍の機会が制限されない物流現場です。
今回の受賞を励みに、自社開発システムと現場改善をさらに進め、多様な人材が力を発揮できる環境づくりと、安定した物流品質の提供に取り組んでまいります。
また、自社で積み重ねてきた改善の実践を広く共有し、自社物流を運営する企業への支援も推進することで、人手不足や物流コストの増加に悩む企業の課題解決に貢献してまいります。
■受賞した取り組みを実際の現場で見られる「物流センター見学会」
当社では、今回のグランプリ受賞につながった仕組みを、実際に稼働する物流センターでご覧いただける見学会を開催しています。
・短時間勤務のスタッフが、どのように仕事を引き継いでいるのか
・取引先ごとに異なるルールを、どのようにシステムで制御しているのか
・誤出荷を防ぐために、現場のどこを変えてきたのか
など、日々の運用をご覧いただきながら、具体的な改善事例をご紹介します。
自社物流のDXや物流改善を検討されている企業の皆様に加え、会員企業向けの視察・研修を企画されている経済団体・支援機関の皆様も、お気軽にお問い合わせください。
詳細・お問い合わせ:https://www.kk-sankyo.com/kengaku/
会社概要
会社名 :株式会社三協
所在地 :大阪府東大阪市
代表者 :代表取締役 山田孝治
設立 :1968年
事業内容:物流アウトソーシング事業、物流改善代行、物流改善コンサルティング、物流システム開発(WMS)、EC物流、化粧品物流、アパレル物流
ホームページ:https://www.kk-sankyo.com/
【本件に関するお問合せ先】
株式会社三協 広報担当 山田
TEL:072-967-6010
E-mail:k-yamada@kk-sankyo.com
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