SDAIA、アサウジアラビアにおけるAI機能強化でエヌビディアと連携
サウジアラビア・リヤド、2024年9月11日-サウジ・データAI庁(SDAIA)はこの度、エヌビディアとの間で、サウジアラビアをAIイノベーションの最前線へと前進させる画期的なパートナーシップを締結いたしました。この協力関係は、アラビア語のLLMモデルであるALLaMを活用してAIアプリケーションの構築・展開を簡略化すべくエヌビディアの最新テクノロジーを統合することを目的としたものであり、地域固有のワークロードに対する類まれな性能とスケーラビリティを担保します。
大規模な言語モデルトレーニングのためのNVIDIA AI Enterpriseソフトウェアプラットフォームの一部であるNVIDIA NeMoと、AIの安全性を強化するNeMo Guardrailsを活用したこの戦略的パートナーシップは、ALLaMの機能を使って生成AIアプリケーションを構築するための、より高速でアクセスしやすい手段を開発者に提供し、中東地域におけるAI言語モデルの新たなスタンダートを築くことで、アラビア語のAIの重要要素となることを目指します。さらに、企業は最近発表されたNVIDIA NIM Agent Blueprintsを利用できるようになるため、あらゆる業界向けにカスタマイズされたAIエージェントを迅速かつ容易に開発できるようになります。
こうしたAIアプリケーションの発展に加え、SDAIAは、スーパーコンピューティング・インフラの大幅な拡張に向けてエヌビディアと緊密に連携しており、SDAIAが保有するNVIDIA DGX SuperPODインフラを拡張することで、中東・北アフリカ地域で最大級のハイパフォーマンス・コンピューティング・データセンターを設立する計画です。この拡張事業では、今後のNVIDIA Blackwellアーキテクチャを含むエヌビディアの最先端テクノロジーを統合する予定で、最終的には5,000以上のGPUに拡大し、サウジアラビアのデジタルイノベーションとインフラの新たなベンチマークを築いていきます。
このパートナーシップは、NVIDIA DGX SuperPOD AIスーパーコンピュータの初期導入の成功を踏まえたものであり、LLMのトレーニングと導入にエヌビディアのベストプラクティスを採用しながら、スーパーコンピューティング能力を飛躍的に拡大するためのロードマップが含まれます。効率的なモデル展開のためのNVIDIA Triton Inference Serverと、推論性能を最適化するNVIDIA TensorRTソフトウェアを統合することで、SDAIAのAIインフラが世界のテクノロジートレンドの最先端でありつづけるよう注力します。
SDAIAとNVIDIAはサウジアラビアにおけるAI革命の新時代を牽引するために協働し、AIとデジタルイノベーション領域でサウジアラビアのグローバルリーダーシップを強化していきます。
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