水循環シンポジウム in 留寿都 2025(第2回目)
~グリーンインフラでつなぐ「水」と「森」と「未来」~ 9月20日(土)本会議[参加無料・事前登録制]/9月21日(日)フィールドトリップ[先着30名]開催
北海道・留寿都村の自然とともに歩むリゾートの未来を見据え、加森観光株式会社(所在地:北海道虻田郡留寿都村、代表取締役社長:加森 久丈)、ルスツリゾートテック株式会社(代表取締役:平戸 慎太郎)、株式会社amenowa(代表取締役:岩永 朝陽)は、「第2回 水循環シンポジウム in 留寿都 2025」を開催いたします。
本シンポジウムは、地域の自然資源である「水」と「森」を次世代へと引き継ぐため、企業・自治体・研究者・地域住民が集い、グリーンインフラを軸にした持続可能な社会の在り方を議論・共有するものです。
これまで観光産業においては、自然環境の変化を定量的に捉える取り組みは限定的でした。しかしルスツでは、雨や地下水、森林の保水力といった“自然の営み”を継続的にモニタリングし、科学的データとして蓄積・公開する取り組みが進められています。
この実践は、大学や専門家と協力して実施されており、リゾートが自らの自然資源を守る責任を果たす新たなロールモデルを示すものです。今後もこの知見を活かしながら、地域と共にある持続可能なリゾートづくりを目指してまいります。
詳細はシンポジウム公式サイトをご覧ください。
https://rusutsu-sustainable.com/symposium/
開催趣旨(要約)
世界的に進む水不足、森林劣化、気候変動。これらの課題に対して、地域社会・企業・行政が一体となり、自然資源の循環を守る「新たな社会基盤」を築くことを目指します。本シンポジウムでは、現地調査・科学的データ・地域の知恵・技術を融合し、「水」と「森」の持続可能な関係を実装する具体策を探ります。
開催概要
名称:水循環シンポジウム in 留寿都 2025
テーマ:~グリーンインフラでつなぐ「水」と「森」と「未来」~
本会議:2025年9月20日(土)※参加無料・事前登録制
フィールドトリップ:2025年9月21日(日)9:00〜11:30(先着30名)
会場:ルスツリゾートホテル コンベンションホール
主催:加森観光株式会社
共催:NPO法人日本地質汚染審査機構、株式会社amenowa、RRT(株)
後援:留寿都村
公式サイト/参加申込:シンポジウム公式サイト内「お申し込み」より
(Googleフォーム:https://forms.gle/GwynAZ55QxnHaYbn6)
今年の見どころ:ルスツリゾートの実装・検証
2025年春に実施した現地調査を踏まえ、以下の科学的・技術的アプローチによる実装と評価を共有します。
地下水涵養域の構造把握(電気探査・観測井戸設置活動)
森林の保水力向上の企画(間伐調査)
IoTセンサーによる水位・流量・降雨量のリアルタイム観測企画の内容
倒木等を活用した「リーキーダム」の整備方針
森林・水系の整備によるグリーンインフラ導入評価
主な登壇者(予定・敬称略)
島谷 幸宏(熊本県立大学 特別教授/九州大学 名誉教授)
基調講演「未来を拓く共創の流域治水」
蔵治 光一郎(東京大学大学院 農学生命科学研究科 教授)
調査報告「水源地の森林と健全な水循環」
髙嶋 洋(第一工科大学 工学部 環境エンジニアリング学科 教授/日本地質汚染審査機構 理事長)
調査報告「ルスツリゾートの水文地質概要と水循環の実観測に基づく地下水マネジメントの意義」
加森 久丈(加森観光株式会社 代表取締役社長)
基調講演「自然と共生するリゾートの未来戦略」(予定)
平戸 慎太郎(RRT(株) 代表取締役/米国弁護士)
特別講演「グローバルな水資源危機への対応:世界の技術革新と日本・北海道の役割」
岩永 朝陽(株式会社amenowa 代表取締役)
実践報告「IoTを活用したリアルタイム水モニタリングの導入と展望」(予定)
自治体関係者(羊蹄山ろく各町村 首長・担当者 ほか/予定)
プログラム(抜粋・予定)
本会議|9/20(土)
基調講演、国の政策動向、現地調査の報告、実践報告、パネルディスカッション「循環型社会への挑戦 ― 自治体における森林・水・エネルギーのローカルインフラ戦略と考え」ほか
※本会議は参加無料(事前登録制)
ネットワーキングセッション(懇親会)|9/20(土)18:30–20:00 予定
参加費:11,000円(税込・事前予約制/飲食代含む)
フィールドトリップ|9/21(日)9:00–11:30(先着30名)
手彫り井戸の観測地、水・雨観測ポイント、リーキーダム、災害調節池(洪水調整用ダム)などを専門家の解説とともに巡る視察プログラム。
プログラムは現地状況等により変更になる場合があります。最新情報は公式サイトをご確認ください。
代表コメント
自然環境の“見えない営み”を可視化することは、これまで観光業ではあまり取り組まれてきませんでした。しかし私たちは、リゾートという自然に支えられた場だからこそ、その水の流れや森林の働きを正しく理解し、共有していく責任があると考えています。
専門的知見を持つ大学の先生方と共に、観測井戸や雨量計、リーキーダムなど多角的な観測を進めてきましたが、これは世界でも極めて珍しい取り組みです。今後も、自然と人の共生を“見えるかたち”で示すリゾートづくりを、地域・教育機関・行政と連携しながら進めてまいります。
加森観光株式会社 代表取締役社長 加森 久丈
背景:昨年の取り組みと継続性
昨年(2024年)の初開催では、産官学民が参集し、現地視察・講演・ディスカッションを通して「水循環と地域の未来」を多面的に議論しました。今年はその成果を踏まえ、グリーンインフラの実装に一歩踏み込みます。
参加方法
公式サイトの「お申し込みはこちら」より、必要事項をご入力ください(事前登録制)。懇親会・フィールドトリップは定員・有料等の条件があります。
参考リンク
水循環シンポジウム in 留寿都 2025(公式サイト):https://rusutsu-sustainable.com/symposium/
昨年のプレスリリース(Rusutsu Resort Techサイト):https://rusutsu-resort-tech.co.jp/
お問い合わせ(報道・協賛・参加に関する窓口)
水循環シンポジウム事務局(株式会社amenowa 内)
担当:佐藤
E-mail:kanna@amenowa.co.jp
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