【夜中に目が覚める理由ランキング】男女513人アンケート調査
夜中に目が覚める理由に関する意識調査
株式会社 エミリス(大阪府東大阪市、代表取締役:馬場 栄和)は、夜中に目が覚めることがある513人を対象に「夜中に目が覚める理由に関する意識調査」を実施し、そのデータをランキング化しました。
夜中に目が覚めてしまうと、なかなか再入眠できなかったり、朝起きたときにスッキリしなかったりします。なぜ夜中に目が覚めてしまうのでしょうか。
そこで今回、株式会社エミリス( https://emiris.net/ )は、夜中に目が覚めることがある513人に「夜中に目が覚める理由」についてアンケート調査を実施。その結果をランキング形式でまとめました。
調査結果に対して、薬剤師で睡眠健康指導士の田口里奈氏よりご考察いただいております。
※データの引用・転載時のお願い
本リリースの調査結果・画像をご利用いただく際は、引用元として「株式会社エミリス」の公式サイトURL( https://emiris.net/ )へのリンク設置をお願い致します。
【調査概要】
調査対象:夜中に目が覚めることがある人
調査期間:2024年10月9日~23日
調査機関:自社調査
調査方法:インターネットによる任意回答
有効回答数:513人(女性332人/男性181人)
回答者の年代:10代 0.6%/20代 16.2%/30代 29.4%/40代 28.7%/50代 18.7%/60代以上 6.4%
【調査結果サマリー】
・夜中に目が覚める理由は「トイレに行きたい」
・夜中に目が覚めるようになったきっかけは「加齢とともに」
・夜中に目が覚めたときしてしまうことは「スマホを見る」
・効果がなかった「目が覚めないようにするための対策」は「スマホを見ない」
夜中に目が覚める理由は「トイレに行きたい」
夜中に目が覚めることがある513人に「夜中に目が覚める理由」を聞いたところ、1位は「トイレに行きたい(49.3%)」で、半数近くの人から票を集めました。水分を控えても、体調や体質により、トイレに行きたくなってしまう人もいます。
また「ストレス(21.4%)」「物音(10.7%)」「夢(6.0%)」「家族の寝相(4.1%)」など自分ではどうしようもない事情で目が覚めてしまう人も多いとわかりました。
<1位 トイレに行きたい>
・トイレに行きたくなる(30代 女性)
・トイレで起きることが増えました(40代 女性)
年齢が高くなるほど夜間頻尿になりやすいといわれていますが、アンケートでは20代~30代の人からも「トイレが近い」という回答が寄せられています。
頻尿の原因としては、「水分やアルコールのとり過ぎ」「服薬で尿の量が増える」「膀胱の容量が減る」「疾患や感染症の影響」などがあります。
<2位 ストレスが溜まっている>
・学校でのストレス(10代 女性)
・将来への不安が明確になり、日常的にストレスを感じるようになった(40代 男性)
・仕事のストレス(対人関係)が主な原因かと思っております。当日の出来事を思い出し、「何が悪かったのか」「こう言えばよかった」など考えれば考えるほど、眠りが浅くなりすぐ目を覚ましてしまいます(50代 女性)
仕事や私生活でストレスを感じており、夜中に目が覚めてしまう人も多くなっています。ストレスの原因としては「仕事」を挙げた人が多数。ほかに「就職活動」「家庭」「周囲に対する劣等感」なども挙げられています。
「尿意で目が覚めるが、本当の理由はメンタル」という声もあり、不安やストレスが体の症状につながり、目を覚ます人もいるとわかりました。
<3位 室温が合わない>
・夏に暑くて寝苦しくなってしまう(10代 女性)
・気温の変化で起きてしまう(20代 男性)
・急に寒くなったとき(30代 女性)
睡眠時の適温は、冬は18度程度、夏は28℃程度だと言われています。睡眠中の室温が高すぎたり低すぎたりして、目が覚めてしまう人もいました。
夏・冬はエアコンで室温管理をする人も多いと思いますが、タイマー設定をしていると、途中で冷暖房が切れて温度が変化し、起きてしまうこともあると考えられます。
<4位 物音が気になる>
・裏のアパートに住む住人によるテレビや音楽の音(30代 男性)
・些細な物音でも気になる性格であり、隣が家に帰ってきてドアを閉める音でも目が覚めていたくらいです(40代 女性)
・テレビを観たまま寝落ちして、流れているテレビの音で目が覚める(60代以上 女性)
外で騒いでいる人も声や家族のいびきなど、騒音で目が覚めた経験のある人も多数。一方騒音と言うほどではない物音や雨・風などの自然音でも、気になって起きてしまう人もいました。
「在宅介護が始まり、物音がすると、何かあったのではと心配で起きるようになった」という声もあり、緊張が音への反応を引き起こしていることもわかりました。
<5位 嫌な夢を見る>
・怖い夢を見る(20代 女性)
・悪い夢を見た(30代 男性)
嫌な夢を見ることは誰にでもありますが、毎日のように嫌な夢を見て目を覚ましてしまうと、睡眠不足や体調不良につながる可能性があります。
仕事でストレスを感じている人からは、「仕事の夢を見てうなされ、目が覚める」という声もあり、ストレスが嫌な夢につながっていることもわかりました。
<6位 家族の寝相>
・同居人と同じベッドで寝ているため、揺れで起きる(20代 女性)
・息子の寝相が悪く、近づくと暑くて目覚める(30代 男性)
・子どもと一緒に寝ているので、子どもが寝返りを打ったり、寝相が悪くモゾモゾしているだけで目が覚めます(30代 女性)
「子どもの寝相が悪く、身体がぶつかって起きてしまう」という声が多く、子育て世代に多い悩みとなっています。お子さんは体温が高いので、くっつかれると暑くて起きてしまうこともあるようです。
また配偶者と同じベッドで寝ている場合には、相手の寝返りやベッドの乗り降りが気になることもあります。
<7位 体調が悪い>
・胃腸の調子悪さ(20代 男性)
・関節の痛み(40代 男性)
・体調が悪くて眠りが浅いから(40代 女性)
「胃がもたれている」「身体が痛い」など身体に異変があり、ぐっすり眠れないために途中で起きてしまう人も多いとわかります。きちんと眠れないと、症状がひどくなることも考えられます。
適切に薬を服用し、症状を緩和させて眠るようにしてみてはいかがでしょうか。
夜中に目が覚めるようになったきっかけは「加齢とともに」
・60歳を過ぎた頃から眠りが浅くなった(60代以上 女性)
・育児で夜間授乳があって、おむつ替えもあって、トイトレもあってで、寝られない体質になってしまったのかもしれないです(40代 女性)
・仕事が変わってからです。人が少ない会社ですので余裕がなく、きっかけがあるとすぐにキレる上司に悩まされています(50代 男性)
・大きなストレスを受けることがあって以来、目が覚めるようになった(30代 男性)
・仕事が忙しくなってきたタイミングで(30代 女性)
夜中に目が覚めるようになったきっかけとして最も多かったのは「加齢とともに(33.5%)」でした。2位「育児が始まった(11.1%)」、3位「ストレスが多くなった(7.6%)」、4位「転職した(4.1%)」が続きます。
加齢や病気など、身体的な問題で夜中に目が覚めるようになった人が多い一方で、育児や転職など生活環境の変化が理由になっている人も目立ちます。
仕事関連では、異動・昇進・転勤・上司が変わったなどの理由も挙げられています。環境の変化によるストレスや不安から、夜中に目が覚める人も多いと推測できます。
また「きっかけははっきりわからないが、小さい頃から夜中に目が覚める」という人もいて、長期間悩み続けている人も多いことがわかりました。
夜中に目が覚めたときしてしまうことは「スマホを見る」
夜中に目が覚めたときしてしまうことを聞いたところ、ダントツは「スマホを見る(38.6%)」でした。目が覚めたらとりあえずスマホをいじってしまう人が多いようですね。
「スマホで時間チェック」という回答もあったことから、時間を確認するためにスマホの画面を見て、そのままネットサーフィンなどに移行してしまう人もいると考えられます。
<1位 スマホを見る>
・スマホを確認してしまう。そしてダラダラSNSを眺めたりメールのチェックをしたりして時間を使ってしまう(20代 女性)
・スマホでウェブ漫画を読む。SNSをみる(30代 女性)
・次の日が休みならスマホで動画を見る(40代 男性)
男女問わず、また10代から60代以上まで幅広い層から回答を集めました。スマホを見て「しまう」という回答も目立ち、「夜に見ないほうがいいとわかっているけれど、つい見てしまう」という人が多いと推測できます。
スマホでやっていることはSNSや動画視聴など。「ダラダラSNSを見る」「SNSを徘徊する」という回答もあることから、スマホで多くの時間を費やしてしまう人もいるとわかります。目が覚めたときにスマホいじりするのを止めたいのなら、スマホを寝室以外の場所に置いておくなどの対策が可能です。
<2位 トイレに行く>
・トイレに行って、しばらくまた眠たくなるまでぼーっとする(20代 女性)
・トイレに行って、一度気持ちをリセットする(40代 男性)
トイレに行きたくなって目が覚めた人だけでなく、ストレスや騒音で目が覚める人からも「とりあえずトイレに行く」という声が寄せられました。トイレに行きたくて起きたわけではなくても、一旦気分を変えるためにトイレへ立つ人も多いと考えられます。
トイレだけ済ませてすぐ寝ようとする人も多かった一方、「トイレのあと水を飲む」「トイレのあとスマホを触ってしまう」という人もいました。
<3位 水分を摂る>
・水を飲み落ち着く(30代 女性)
・保温ボックスをベッド横に置いてあるので、ジャスミン茶かルイボスティーを飲みます(50代 男性)
夏でも冬でも睡眠中は汗をかきますので、目が覚めたときに喉が渇いていることも多いからでしょう。枕元に水やお茶を用意しておけば、キッチンなどに移動することなく水分補給が可能です。
飲むものとしては水を挙げた人が多くなりました。お茶を飲む場合、種類によっては利尿作用や覚醒作用があるので注意しましょう。
<4位 テレビをつける>
・トイレに行き、しばらくテレビを見て寝ます(40代 男性)
・テレビの録画を見る(50代 女性)
テレビを見たり聞いたりしながら、眠くなるのを待つ人もいます。テレビを「ホワイトノイズ(リラックス・安眠効果のある雑音)」と同じように使っているのですね。
なお回答者の8割以上が40代以上であることから、比較的年齢層が高めの人がやってしまうことだと言えます。
<5位 音楽を聴く>
・落ち着く音楽を聴く(20代 女性)
・ヘッドホンをつけて音楽を流して再び寝る(30代 男性)
・睡眠用のBGMを流す(40代 男性)
睡眠用BGMなど、リラックスできる音楽や音を聞いている人が多いとわかりました。騒音で目が覚めてしまう人の場合は、イヤホンなどを使って音楽で騒音を誤魔化して寝ようとしていました。
効果がなかった「目が覚めないようにするための対策」は「スマホを見ない」
・就寝1時間前のスマホをやめてみたが、あまり変化がないうえに、スマホを見られないストレスのほうが大きくなりやめた(40代 女性)
・スマホをスリープモードにして通知が来ない設定にした。が、自分から見てしまうのであまり意味なし。(30代 女性)
・コーヒー等は飲まないようにしたが、関係なかった(40代 男性)
・夜の水分を控えるようにしたけれど、頻尿なので飲む量に関係なくトイレに行きたくなり起きてしまいます(50代 女性)
・高すぎない温度で風呂に浸かってリラックスするのがいいと聞いていましたが、あまり効果はありませんでした(50代 男性)
効果がなかった「目が覚めないようにするための対策」を聞いたところ、「スマホを見ない(17.0%)」がトップ。「寝る前にスマホを見ない」は睡眠の質をアップするためによく取り上げられる方法ですが、効果はなかったと感じた人も多くなりました。
また「水分を控えたら喉が渇いて咳が出やすくなった」など、よかれと思って試したことで不具合が出てきてしまった人もいます。
まとめ
夜中に目が覚めてしまう原因としては、「トイレに行きたくなる」を挙げた人が多くなりました。ただ「トイレに行きたくなる原因がストレス」と答えた人もいて、ストレスも身体や睡眠に大きな影響を与えていることがわかります。
なお睡眠の質を高めるためには「寝る前にスマホを見ないこと」がよく挙げられます。しかし「実際に試してみたけど効果はなかった」という人も多くなりました。どんな対策が合っているかは人それぞれなので、自分に合う工夫を探してみましょう。
■田口里奈氏の考察
トイレで目が覚めるため対策として水分を控えるという方もいらっしゃるようですが、水分が不足すると脱水状態になる可能性があるので、適度な水分補給は行いましょう。加齢や体調面での夜間頻尿は誰でも起こる可能性があります。回数が多く気になる場合は、医療機関への受診も検討することをおすすめします。
また精神的なストレスも、睡眠に悪影響をもたらします。できるだけストレスを排除し、就寝前には音楽やアロマ、ストレッチなどでのリラックスや、1日の良かったこと思い出しながら眠りに就くことをおすすめします。朝の日光浴もストレスケアにつながるので、夜の眠りのためには日中の対策も心がける必要があるでしょう。
▽監修者紹介
田口里奈
薬剤師、睡眠健康指導士、インテリアコーディネーター。
医療機関で働きながら、ライターとして睡眠を中心に健康系の記事作成や、快眠環境に整えるインテリアコーディネートのポイントをウェブで発信している。薬剤師歴10年以上、記事作成200本以上、インテリアコーディネート提案500件以上。
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■株式会社エミリスについて
株式会社エミリスは、飲食事業を主として、大阪・兵庫・和歌山など関西地区を中心にコメダ珈琲を複数店舗運営しています。
■会社概要
社名 : 株式会社 エミリス
所在地 : 〒577-0827 大阪府東大阪市衣摺6丁目1-46 平尾NスタイルB号
代表取締役 : 馬場 栄和
創業 : 2020年10月
資本金 : 100万円
事業内容: 飲食業
URL : https://emiris.net/
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