文化の実験的ミュージアム MoN Takanawa: The Museum of Narratives、開館記念テーマと開館記念プログラム全9作品を発表

開館記念テーマ“Life as Culture - 生きるは、ブンカだ”、開館記念プログラム「スパイラル・スパイラル - ぐるぐるせずにはいられない」展、「MANGALOGUE:火の鳥」などを発表

 一般財団法人JR東日本文化創造財団が運営する「MoN Takanawa: The Museum of Narratives (モン タカナワ: ザ ミュージアム オブ ナラティブズ)」は、TAKANAWA GATEWAY CITY(JR東日本・高輪ゲートウェイ駅)に、伝統からマンガ、音楽、宇宙まで。文化の実験的ミュージアム として、 2026 年 3 月 28 日に 開館します。

 「MoN Takanawa: The Museum of Narratives(以下、MoN Takanawa)」では、年2回の「テーマ」を掲げ、地下3 階から地上6 階、屋上までの空間をつなげます。 伝統芸能、漫画・アニメ、音楽、食、といった日本の文化に最新のテクノロジーを掛け合わせ、分野を横断する多種多様なプログラムを展開し、新しいNarrative(=物語)を生み出していきます。

◾️開館記念テーマ「Life as Culture - 生きるは、ブンカだ」

 MoN Takanawa が掲げる「テーマ」とは、未来を創造するための「問い」です。伝統、アート、テクノロジー、自然科学、エンターテインメントなど、さまざまなジャンルを横断したプログラムを通して「問い」を発信します。

 このたびの開館を記念し、最初のテーマを「Life as Culture - 生きるは、ブンカだ」に決定しました。文化とは、遠い過去の遺産や、特別な誰かの表現だけではありません。食べること、楽しむこと、働くこと、語ること、休むこと。日々の営みのなかに、文化は生まれ、息づき、つづいていきます。MoN Takanawa は、「生きること」そのものが「文化をつくり、つないでいく」と考えます。展覧会やライブ・パフォーマンスをはじめ、人類の創造の営みを未来へとつなぐ、さまざまな「生きる」物語や「文化をつなぐ」瞬間を提供します。

文化の実験的なミュージアム MoN Takanawa は、文化の新しい循環、その第一章を「Life as Culture - 生きるは、ブンカだ」からスタートします。

◾️開館記念プログラム

 MoN Takanawaの開館を記念し、最初のテーマ 「Life as Culture – 生きるは、ブンカだ」

体現する特別なプログラムを展開します。ジャンルを横断する体験を通じて、“生きること”と文化のつながりを感じることができます。

「スパイラル・スパイラル - ぐるぐるせずにはいられない」展

会期:2026年3月28日(土)~9月下旬 *予定 会場:Box1500

世界にあふれる「Spiral/ぐるぐる」を知ることで、「Life as Culture – 生きるは、ブンカだ」を体感していただける展覧会です。アート、サイエンス、テクノロジー、エンターテインメント、伝統文化を横断しながら「ぐるぐる」の不思議に出会い、「ぐるぐる」があらゆる物事を動かし、ブンカを形成していることに気づきます。

銀河の渦から指先の指紋までー世界に無数にあふれる「Spiral/ぐるぐる」の不思議に出会う知的エンターテインメント。

なぜ、世界は螺旋や回転するかたちに満ちているのか?

なぜ、人は関わりの中で生きているのか?

なぜ、私たちの思考は行ったり来たりするのか?

進歩、成長の源泉である「ぐるぐる」の意味を知ることは、いつもの日常をもっと面白く、刺激的で、心豊かなものにしてくれるはず。本展は、アート、サイエンス、テクノロジー、エンターテインメント、伝統文化を横断し、「ぐるぐる」の不思議に出会う知的エンターテインメントです。「ぐるぐる」に魅せられたアーティストによる作品群や、「ぐるぐる」と深い関わりを持つ社会や文化、人のからだとこころを扱う展示ゾーン、自身の「内なるぐるぐる」と向き合う瞑想空間など、たくさんの「ぐるぐる」との出会いや発見を楽しめる新感覚の展覧会です。

MANGALOGUE(マンガローグ):火の鳥

会期:2026年4月22日(水)~5月中旬*予定 会場:Box1000

MoN Takanawaオリジナルの「MANGALOGUE」は、漫画そのものを大型映像に映し出し、サウンド、光、テクノロジー演出、そしてライブナレーションが融合することで、観客全員を物語の世界へと没入させる、マンガを“読む”から、“体験する”へ、新しいマンガ体験です。

「MANGALOGUE」第一弾として上演するのは、手塚治虫の不朽の名作『火の鳥 未来編』。“電子頭脳”が支配する西暦3404年を舞台に、火の鳥によって”永遠の命”を授けられた主人公、そして火の鳥とともに、人類の文化、そして文明の行きつく先を辿り、「いのち」について考えます。1967年に発表された本作は、まるで“現代の預言書”のように、今、AIや環境問題に直面する私たちに「生き方」を問いかけます。

会期週末の夜には、マンガ『火の鳥』に囲まれたナイトイベントを開催します。

Making of MoN ーはじまりの物語

会期:2026年3月28日(土) ~ 6月上旬*予定 会場:Box300

建築、建設、ロゴ。

MoN Takanawaの誕生プロセスを資料や映像で追体験。

コンセプト設計、隈研吾の外装設計、鹿島建設の手掛けた工事、Pentagramによるロゴデザイン、それぞれの現場で生まれた、図面や模型、スケッチ、映像記録を辿りながら、MoNが誕生するまでの軌跡を紐解きます。それぞれの想いや手仕事に触れることで、鑑賞者はMoNの“内側”へと入り込み、そしてこれからMoNが紡ぐ物語に想いを馳せます。

開門音楽祭

会期:2026年5月中旬*予定 会場:Box1000

音 × 伝統文化 × テクノロジー ― “融合”を越えた新しいライブ体験。

日本の伝統的な表現と今を奏でるアーティストの感性が交わり、さらにステージを全面使用した映像演出が感情を拡張させます。受け継がれてきたリズムや所作など、音楽がつくる文化の連続性を感じる時間が生まれます。 MoN Takanawaの「開門」の音楽祭です。

MoN × 伝統話芸

会期:2026年5月下旬*予定 会場:Box1000

日本の伝統話芸(落語・浪曲・講談等)をユニバーサルな文化に。

一般に言葉を通して感動や笑いを生み出す芸能文化として今日まで広く親しまれてきた伝統話芸を、映像演出と多言語サポートで、ともに笑い、ナラティブを共有できる次世代の寄席体験です。

バレエ「アレコ」

会期:2026年5月下旬〜6月上旬*予定  会場:Box1000

シャガールの「アレコ」 がバレエとして蘇る。

マルク・シャガールが1942年のバレエ「アレコ」公演のために制作した舞台背景画が、デジタルによって新たな形で舞台に現れます。バレエ「アレコ」舞台背景画全4点を展示する青森県立美術館で2024年に開催された、56年ぶりのバレエ公演に続き、時代を超えて再び出会う絵画とバレエの幻想的な共演をお楽しみください。

MoN × 歌舞伎

会期:2026年7月上旬*予定 会場:Box1000

現代のテクノロジーを駆使した全く新しい歌舞伎公演。

伝統芸能である「歌舞伎」と先進的なテクノロジーの融合。数百年にわたり継承されてきた伝統芸能の技芸を体感し、未来へとつないでいく公演です。八代目尾上菊五郎出演。MoN Takanawaの新たな挑戦にご期待ください。

いのちの未来 2026(仮)

会期:2026年7月中旬〜9月上旬*予定 会場:Box1000

大阪・関西万博のシグネチャーパビリオンを、MoN Takanawaに。

テクノロジーが進化し、人間とロボットが共存する50年後、そして人間が身体の制約から解放される1000年後の未来を、リアルなロボットと映像が混ざり合う物語として体験します。

「もし、アンドロイドに記憶を引き継げるとしたら?」身体の制約から解放された人間は、何を感じ、何のために生きるのか。未来を見つめることで、生きる営みをあらためて考えます。

高輪築堤の物語(仮)

会期:未定 会場:Box300

明治の鉄道開業時の記憶を、最新のデジタル技術で体感する。

約150年前に日本初の鉄道が新橋〜横浜間に開業した際に築かれた遺構である「高輪築堤」を最新デジタル技術で映像化。当時の光景や人々の高揚感を追体験します。

高輪は、明治初期に日本の鉄道がはじまった地でもあります。「高輪築堤」を最新デジタル技術で映像化し、150年以上にわたり進化を遂げつづけてきた鉄道が誕生する瞬間を追体験することで、このイノベーションが時間感覚を変え、新たな文化を生み出してきた営みに触れます。

各プログラム詳細やチケット情報等については、2026年1月中旬以降、お知らせしていきます。

◾️1日中楽しめるMoN Takanawa

光と緑があふれる館は、約 100 畳のTatamiでの季節のアクティビティや、菖蒲湯や柚子湯が楽し
める足湯、月見・花見が楽しめるテラス、未来を共創するワークショップやイベントを開催する 3 つのラボなど、ユニークな設備を整えています。レストランやカフェ、自由に座れるパブリックスペースも完備し、プログラム以外でも一日中お楽しみいただけます。

◾️MoN Takanawaのプログラムを実現するBox1000の先端技術デザイン

MoN TakanawaのBox 1000は、多様なプレイヤーと共に、挑戦的な文化創造を後押しする技術や仕掛けを搭載しています。映像、音響、舞台機構、情報通信技術そして、多様なジャンルが融合した日本初のコンテンツを生み出す準備を整えました。

音響システム: 

ヤマハサウンドシステム株式会社のイマーシブオーディオシステム「AFC (Acoustic Field Control)」を導入。3次元制御による均質で臨場感あふれる音場を創出し、観客を包み込む没入型の音響体験を実現します。

舞台機構

三精テクノロジーズ株式会社製のシステムを採用し、日本の劇場で初となるDMX制御の常設機構システムを導入。照明との統合制御により、光と動きが同期した革新的な舞台演出を可能にします。

ステージシミュレータ

株式会社stuと共同開発したシステムにより、舞台上の制御信号を記録・再演が可能。また仮想空間での精密な本番シミュレーションが可能。リハーサル効率と本番の安定性を大きく向上させます。

楽屋

「すべての人に開かれた舞台を」の理念のもと、楽屋・バックステージエリア含めてバリアフリー設計を採用。車椅子利用者にも配慮した設備とスムーズな舞台動線を確保しています。

客席

ステージデッキの着脱により多様なレイアウトに対応し、客席上部のバトン常設により演出領域を客席空間へ拡張可能。創造性を制限しない柔軟な空間表現を支えます。

◾️伝統からマンガ、音楽、宇宙まで。文化の実験的ミュージアム
  MoN Takanawa: The Museum of Narrativesについて

The Museum of Narratives の頭文字「MoN」には、新たな自分と出会う新しい世界への「門」、そして、未来を考え創造するための「問(問い)」の2つの意味が込められています。

「MoN」を「モン」と、親しみを持って呼んでもらいたいとの願いから、キャッチコピーとして「ひらけ、モン」を設定しました。

◾️施設概要

名称

MoN Takanawa: The Museum of Narratives

事業者

一般財団法人JR東日本文化創造財団

敷地面積

7,977.31 ㎡

延床面積

28,952.55 ㎡

高さ

44.98 m

階数

地上6階・地下3階

主用途

展示場、ホール、飲食施設、駐車場等

設計者

デザイナー

品川開発プロジェクト(第Ⅰ期)設計共同企業体
外装デザインアーキテクト/隈研吾建築都市設計事務所

開館

2026年3月28日(土)予定

◾️一般財団法人JR東日本文化創造財団について 

当財団は「MoN Takanawa: The Museum of Narratives」の企画運営を通して、日本の文化創造に貢献するための組織として2022年4月1日に設立されました。「100年先へ文化をつなぐ」をミッションに、これまで育まれてきた伝統や文化に現代の価値観やテクノロジーを融合させ、より広い時間軸と国内外のパートナーとともに国際的な共創、交流、発信を行っていきます。

MoN Takanawa: The Museum of Narratives 
公式サイトhttps://montakanawa.jp/

公式インスタグラムhttps://www.instagram.com/montakanawa/ (@montakanawa)
今後の詳細情報は、公式ウェブサイトおよびSNSを通じて順次発信いたします。

※パース提供:JR東日本

※2025年11月の情報を元に制作したものです。内容は今後変更となる可能性があります。

※「MoN」、「MoN Takanawa」並びに「MoN Takanawa: The Museum of Narratives」は、

 一般財団法人JR東日本文化創造財団の登録商標です。

※手塚治虫/手塚プロダクションの「塚」は、正しい表記は旧字体となります。

ネット等電子媒体においては、文字化けする恐れがありますので 新字表記でお願いします。【※旧字:塚 】

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会社概要

URL
https://www.jreast-ci.or.jp/
業種
財団法人・社団法人・宗教法人
本社所在地
東京都港区高輪二丁目21-42
電話番号
-
代表者名
喜㔟陽一
上場
-
資本金
-
設立
2022年04月