フォレストデンタル 日本×台湾の歯科教育がつながる
台湾 仁徳医護管理専科学校と国際連携で実習生を受け入れ
医療法人社団デンタルケアコミュニティ(フォレストデンタル大宮/フォレストデンタルクリニック鴻巣)は、台湾の仁徳医護管理専科学校 歯科衛生学科と教育提携し、2025年8月に同校の学生3名を受け入れました。
約1か月にわたる歯科衛生士実習を通して、フォレストデンタルの現場で国際歯科交流とグローバル人材育成を実施。学生たちは日本の歯科医療を体験し、文化交流を深めながら研修を修了しました。今回の取り組みは、地域医療への貢献と国際的教育活動の重要性を示すものです。
■ 台湾からの実習生3名がフォレストデンタルで日本の歯科医療を体験
来日したのは、仁徳医護管理専科学校 歯科衛生学科の学生3名と引率の先生です。
初日は、フォレストデンタル鴻巣院と大宮院の院内見学およびオリエンテーションを実施。
-
両院の紹介
-
スタッフ紹介
-
診療方針の説明
-
患者様対応に役立つ日本語表現のレクチャー
-
午後の懇親会
学生たちは、日本の歯科医療制度や診療プロセスを理解しながら、文化や言語の違いにも積極的に順応していました。




■ フォレストデンタルでの実習内容
学生たちは、フォレストデンタル大宮院・鴻巣院において、1か月間にわたる臨床実習を通して日本の歯科医療の現場を多角的に体験しました。
実習内容は、単なるアシスタント業務にとどまらず、以下のような幅広い経験を含みます。
1.診療補助業務(歯科衛生士アシスタント)
-
治療中の器具準備や患者様対応
-
吸引器やミラーの操作補助
-
歯科医師・歯科衛生士の診療サポート
-
診療中の患者様の緊張緩和への配慮
2.口腔衛生指導・歯石除去補助
-
歯磨き指導や口腔ケア方法の説明補助
-
歯周ポケット検査のサポート
-
歯石除去やスケーリング補助の見学・体験
3.模型作成・歯型取り体験
-
患者様の型取りや歯型模型の作成手順を学習
-
モデルを用いた段階的な練習
-
技術の正確性や細やかな手順への理解
4.診療プロセスの観察と理解
-
患者様対応の段階的説明
-
治療計画や口腔衛生指導
-
チーム医療における役割分担と連携の学び
5.文化・コミュニケーション体験
-
日本語での診療補助・コミュニケーション練習
-
患者様への応対や礼儀作法の理解
-
スタッフとの懇親会や休日の文化体験(ディズニーシー・鎌倉・富士山など)
実習生は、初めは緊張しながらも、スタッフの丁寧な指導と温かいサポートの下で、少しずつ業務に慣れた様子もみられ、実際の診療に主体的に参加できるようになりました。
また、フォレストデンタル独自のチーム医療の体制に触れることで、歯科衛生士・歯科助手・歯科医師が互いに連携しながら患者様に最適なケアを提供するプロセスを肌で理解することができました。この体験は、学生にとって臨床技術の向上だけでなく、患者様への心配りやコミュニケーション能力の向上にもつながりました。
■実習生の声 「フォレストデンタルで一歩ずつ、成長を学ぶ」
Rさん(大宮院)
「実習期間中、一番感動したのは、わからないことがあればフォレストデンタルのスタッフの皆さんが辛抱強く教えてくれたことです。歯の型取りや模型作成も段階的に教えていただき、とても温かく感じました。」

Tさん(大宮院)
「日本の歯科には、台湾にない“歯科衛生士”という職種があり、できることの多さに驚きました。診療中の皆さんは患者さんにも私たちにも笑顔で丁寧に接してくれて、信頼関係を築く大切さを学びました。」

Cさん(鴻巣院)
「フォレストデンタル鴻巣院の皆さんは親切で、学ぶだけでなく、休憩時間には文化交流もでき、楽しい毎日でした。
休日には富士山や鎌倉、ディズニーランドなどに行き、日本を満喫し、充実した1か月を過ごせました。」

■ 担当者コメント
「今回の台湾学生の受け入れは、フォレストデンタルでの国際歯科交流として、私たちにとっても非常に刺激的で貴重な経験となりました。学生たちの学ぶ姿勢や好奇心の強さ、文化や言語の壁を乗り越えようとする柔軟性は、スタッフ全員に大きな学びを与えてくれました。フォレストデンタルでは、今後もこうした国際的な交流を積極的に行い、スタッフと学生の双方が学び合える環境を整えてまいります。今回の実習経験は、フォレストデンタルだけでなく、地域医療における質の向上や、将来の歯科衛生士・歯科助手を目指す人材育成にも必ずつながると確信しています。」

■ 研修成果と今後の展望
研修修了式と送別会を通じて、学生たちが短期間ながらも着実に成長した姿を確認できたことは、スタッフにとっても大変意義のある経験となりました。
フォレストデンタル大宮・鴻巣での臨床実習は、単に技術習得にとどまらず、チーム医療の理解や患者様とのコミュニケーション、そして文化や言語の壁を越えた交流といった多面的な学びの場となりました。

今回の実習で得られた成果は、学生側にとってだけでなく、受け入れたスタッフや法人全体にも大きな刺激となりました。スタッフは、教える立場としての責任感や指導力を再認識し、同時に海外の医療教育との違いを理解することで、日々の診療やチーム運営に新たな視点を持つことができました。
また、学生の熱意や柔軟性に触れることで、医療現場における学びの多様性や成長の可能性について改めて考える機会となりました。
来年度は受け入れ学生数を増員し、鴻巣院・大宮院に加え、他の医院でも研修を実施予定です。これに伴い、受け入れ体制やカリキュラムの整備をさらに進め、より多くの学生に質の高い臨床実習体験を提供できるように準備を進めています。
単なる臨床技術の習得にとどまらず、国際的な視野や文化理解、患者様との信頼関係構築の力も育成できる総合的な研修プログラムを目指しています。

さらに、今回の研修は地域医療への貢献という観点でも意義があります。海外の学生との交流を通じてスタッフが新たな気づきを得ることで、診療サービスの向上や患者様への接遇の改善につながると考えています。
医療法人社団デンタルケアコミュニティは、今後も海外教育機関との連携を強化し、国際的な人材育成と地域医療の発展を両立させる取り組みを継続してまいります。

■医療法人社団デンタルケアコミュニティ フォレストデンタルについて
「世のため 人のため 共に生きる」を経営理念に、これまで東京都と埼玉県を中心に歯科医院を展開してきました。昨年は、初の関西開院となる京都洛西院がオープンしました。今後も全国展開、順次開院を控えており、歯科医師や各職種スタッフの採用も積極的に行っています。
【沿革】
2010年 西東京院開院
NPO共生フォーラムによるカンボジア支援プロジェクトへ参画
2011年 あやせ院開院
2013年 鴻巣院開院
2016年 「かかりつけ歯科医機能強化型歯科診療所」認定
※現在は「口腔管理体制強化(口管強)」に名称変更
2017年 川越院開院
日本大学医学部歯科口腔外科との連携開始
カンボジア院開院(アンコール共生病院内)
2018年 西新宿院開院
2022年 大宮院開院
2023年 川越院移転リニューアル
2024年 京都洛西院開院
2025年 千葉・習志野院 開業予定

医療法人社団デンタルケアコミュニティ フォレストデンタルは、海外の歯科衛生士学科との連携やカンボジア医療支援などの取り組みを通じて、国際的な人材育成に取り組む歯科医療法人です。
現場での実践教育を通してグローバルな視点を育んでいます。
指導を通じて成長できる環境、そして多様な人材が活躍できるチーム。指導する立場としてスキルを磨きたい方も、確かな指導のもとで成長したい方も、互いに学び合いながら共に成長できる環境です。
教育・研修・国際交流に関心のある方は、ぜひお気軽にお問合せ・ご応募ください。
本リリースのPDF版
d153610-5-4c5a4cac50c4cc5700c383417031384c.pdfこのプレスリリースには、メディア関係者向けの情報があります
メディアユーザー登録を行うと、企業担当者の連絡先や、イベント・記者会見の情報など様々な特記情報を閲覧できます。※内容はプレスリリースにより異なります。
すべての画像
