地方発AI企業がコスタリカ国立技術大学にてオンラインAIセミナーを開催

〜中米地域の学生・企業にAI最新動向と実践知見を提供〜

NAB

新潟を拠点に生成AIコンサルティング事業を展開するにいがたAIビジネス株式会社(新潟市中央区 代表取締役:大竹崇仁)は、株式会社コーポレートGPT(東京都渋谷区 代表取締役:照山浩由)と共同で、コスタリカ国立技術大学(UTN)にて2025年7月16日/17日(現地15/16日)、オンラインAIセミナーを開催しました。本セミナーは在コスタリカ日本国大使館およびJICAコスタリカ支所の後援を受け、中米地域から300名を超える応募がありました。

UTNで配られた募集チラシ(企業向け)

【学生・企業別の2日間構成】

7月16日(現地15日)は学生を対象に、「生成AIとキャリア形成」をテーマに講演を実施し、生成AIが変革する未来に向けた「学びの重要性」と「スキル育成」を具体的に示しました。参加した学生からは「非常に興味深く、AIが現在どのように位置づけられ、今後どのように発展していくかの全体像が示された。また、地方での応用についても触れられていた点が良かった。(原文和訳ママ。以下同じ)」という感想や、同大学の教員からは「内容は素晴らしく、非常に教育的だった。また良い活用法についてのヒントを得られた。」というような声が多数上がりました。

17日(現地16日)の企業向けセミナーでは、コスタリカの他、グアテマラ、ホンジュラス、パナマなど中米諸国の企業関係者が参加し、AI2027レポートをベースとした世界および日本のAI動向や、日本の中小企業におけるAI導入の成功事例を紹介し、言語化力や業務理解力の重要性が特に共感を呼びました。参加企業からは「非常に良かった。このテーマにおける日本の発展は非常に進んでいる。」という感想を得られました。

コーポレートGPTは世界と日本のAI動向を解説
にいがたAIビジネスは実際の導入成功事例とポイントを解説

【質疑応答で浮かび上がった生成AIへの強い関心】

両日とも参加者から多くの具体的な質問が寄せられ、AIの実務活用や教育的活用に関する高い関心が示されました。本セミナーは参加者と講師陣の双方向コミュニケーションにより、現地のAI導入ニーズを深く掘り下げる機会となりました。

■学生・教員・企業が示したAIに対する高い関心と多様なニーズ

セミナー参加者に対し実施したアンケートでは、学生の約8割が日常的にAIを利用し、約78%が今後AI関連コースを受講したいと回答するという、AIについての強い興味関心が見て取れました。また教員はAI活用を進める一方、情報の正確性や盗作、プライバシーといった教育倫理の課題を強く意識していることが明らかとなりました。企業参加者については事業課題解決に生成AIへの期待が高い一方で、「知識・スキル不足」を最大の障壁と捉えており、実務に直結した活用法への関心が際立っていました。

■質疑応答でも鮮明になった実践ニーズと課題意識

セミナー終盤では活発な質疑応答が行われ、業務自動化やデータ分析に留まらず、社会的意義やAI社会における都市圏と地方についてなど、多岐にわたる具体的質問が寄せられました。参加者の熱意からは、単なる技術理解にとどまらず、AIを現場で使いこなすための実践的スキルや倫理的活用への高い関心が伺えました。


【コスタリカのデジタル政策と国際連携の意義】

コスタリカは中米地域でデジタル変革を牽引し、G7広島サミット「広島AIプロセス」への参加や、日本総務省との覚書締結など国際的AIガバナンスの構築に積極的に関与しています。今回のセミナーは、こうした政策背景を考慮し、NAB及びコーポレートGPTが在コスタリカ日本国大使館、JICAコスタリカ支局の協力を得て実現しました。


【関係者コメント】

地方スタートアップと"Local to Global"

「コスタリカの皆様と接点を持てたことを嬉しく思います。中米でデジタル化をリードするコスタリカにおいても、AI導入に関する課題や興味関心の傾向は日本と似ているのではないかという仮説を、今回の取り組みを通じて検証できました。弊社は”Local to Global”を標語のひとつとしており、海外への挑戦も積極的に行ってまいります。我々のような地方スタートアップでも、AIを駆使してそのハードルを下げられる可能性も示唆できたのではと思っております。AI社会の到来が決して日本だけではないこと、ビジネス利用だけでないことを忘れず、今後も社会的意義を重視しながら事業に取り組んでまいります。」

— にいがたAIビジネス株式会社 代表取締役CEO 大竹崇仁

https://www.nabai.jp/

AIは人と企業の可能性を拡張する──未来を見据える企業の責任として

「私たちコーポレートGPTグループは、AI時代における人と企業の価値をいかに最大化するか──その問いに真摯に向き合いながら、日々活動を続けています。今回、コスタリカの方々とAIをテーマにした国際交流を通じて、多様性の中にこそ『共通の未来』があることを強く感じました。テクノロジーを活用しながら、誰もが異なる幸せを追求できる社会。その実現には、ビジネスの現場からの実装力と倫理観の両立が不可欠です。私たちは今後も、『人間中心のAI社会原則』に基づき、JICAの理念とも調和しながら、社会課題解決に貢献するAIのあり方を追求してまいります。」

— 株式会社コーポレートGPT 代表取締役CEO 照山浩由

https://www.corp-agi.com/

「本講演は学生・企業双方に貴重な知見を提供し、AIが生産性向上や意思決定支援にどう寄与できるかを具体的に示してもらいました。セミナーを通じて人間の判断と倫理的活用の重要性が浮き彫りになり、両社との連携が今後の人材育成に大きく貢献すると期待しています。」

— コスタリカ国立技術大学 品質・生産性センター Hazel Rojas García 様

https://www.utn.ac.cr/

       UTN Hazel Rojas García 様

「本セミナーは、コスタリカの学生や中小企業がAIの世界の最新動向に関する知見を得るための非常に良い機会となりました。また、本セミナーを通して、技術革新が急速に進むAIを活かすためには、自分達の能力、『国語力』や『情報リテラシー』を高めることの重要性についても気づくことができました。今後も日本企業の皆様よりご支援を賜り、コスタリカの経済発展や人材育成に貢献していきたいと考えています。」

— 在コスタリカ日本国大使館 様

https://www.cr.emb-japan.go.jp/itprtop_ja/index.html


【今後の展望】

NAB及び(株)コーポレートGPTは、今回の取り組みを足掛かりに、生成AI分野におけるユースケースと知見の共有を通じて、世界における日本のプレゼンス構築に繋げるべく、今後も海外展開に取り組んでまいります。今後も継続してコスタリカ及び中米地域との連携をさらに深めていき、AI共生社会を前提とした持続可能な社会づくりに貢献してまいります。


【会社概要】

にいがたAIビジネス株式会社は、2025年1月に新潟県新潟市で創業した新潟発AIベンチャー企業です。「生成AIの社会実装」をテーマに、地方から日本全体の生産性向上に貢献することを目指しています。コーポレートGPTグループの一員として、生成AI導入コンサルティング事業、AIリテラシー研修、「にいがたAIコミュニティ」の運営を主な事業内容とし、地域に根差しつつ事業を展開しています。組織は30代が中心で、経営陣は士業や経営管理の専門家で構成し、さらにコンサルタントとして各分野の若手経営者が社外パートナーとして携わるなど、多角的な支援体制を築いています。

お問い合わせ

本件に関するお問い合わせは、以下までご連絡ください。

にいがたAIビジネス株式会社 広報チーム E-mail:info@nabai.jp


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会社概要

にいがたAIビジネス株式会社

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URL
https://www.nabai.jp/
業種
情報通信
本社所在地
新潟県新潟市中央区本町通七番町1098-1 WORKWITH3F
電話番号
-
代表者名
大竹崇仁
上場
未上場
資本金
100万円
設立
2025年01月