クレジットカードの申込みが通らなかった人の過半数が「1回だけの経験」｜6割近くが「会社ごとに通過しやすさが違う」と実感

金子賢司FP事務所

2025年5月22日 18時18分

お金コラム（https://fp-kane.com/money/）は、クレジットカードの申込みがうまくいかなかった経験のある方を対象にした意識調査を2025年5月に実施しました。

その結果、申込み失敗の多くの理由は「無色・不安定な職業だった」「特に思い当たる理由はない」などでした。

さらに、通らなかったあとに「別のカードでうまくいった」と答えた人が56.5%にのぼり、カードの選び方や申込み方法によって結果が変わる実態が浮き彫りとなりました。

【調査概要】

調査名：クレジットカードの申込みが通らなかったことがある人へのアンケート

調査期間：2025年5月12日〜5月14日

調査方法：インターネットアンケート

対象者：クレジットカードの申込みが通らなかった経験がある方

有効回答数：138件

【調査結果概要】

83%が「少なくとも一度は申込みに落ちた経験がある」と回答。

申込みに落ちた主な理由は「同時に複数社へ申し込んだ」「他社にローン残高があった」など、信用情報に関するものが中心。

失敗後に「別のカードで通過できた」と答えた人が約51%。カード選びや申込み先の変更で結果が変わる可能性が高い。

6割近くが「カード会社ごとに通りやすさが違う」と実感。特に「流通系・信販系は通りやすい」という声が目立った。

半数以上が「通らなかったのは1回だけ」、3人に1人は複数回の経験あり

「クレジットカードの申込みがうまくいかなかった経験は何回ありますか？」という問いに対し、最も多かったのは「1回」で、全体の52.8%を占めました。

つまり半数以上の人が「一度だけの失敗経験」にとどまっており、特定の申込みが不利に働いた可能性があります。

一方、「2〜3回」と答えた人は32.3%、さらに「4回以上」と答えた人も10.6%おり、複数回通らなかった経験がある人も一定数見受けられました。

「回数は覚えていない」とした人も4.3%おり、申込みが日常的になってしまっている人も存在しているようです。

この結果からは、初回の失敗で慎重になる人もいれば、繰り返し申込んでしまうことで状況を悪化させる人もおり、対応の差が生まれていることがわかります。

通らなかった原因は「申し込みのタイミング」や「信用履歴の状況」

申込みがうまくいかなかった原因（複数選択可）として最も多かったのは、「無色・不安定な職業だった」という回答でした。

続いて「特に思い当たることはない」も挙げられ、無自覚のうちに申し込みに落ちてしまうことも。

「過去にクレジットの利用履歴がなかった」も挙げられ、信用情報に関連する内容が上位を占めています。

これらは、俗に「申込み履歴が多すぎる状態」や「履歴が全くない状態」などと呼ばれ、申込みが通りにくくなる背景として知られています。

通らなかったあと、56.5%が別のカードで申込み成功｜再申込みしない人も2割

「申込みが通らなかったあと、どう対応しましたか？」という問いには、「別のカードでうまくいった」が56.5%と最も多い結果に。

一方で「別のカードでも通らなかった」が7.2%、また「再申込みはしていない」（29.0%）、「デビットカードやプリペイドカードを利用するようにした」（7.2%）という声もありました。

このことから、別の会社や条件で申し込めばうまくいく可能性がある一方、同じような条件で繰り返すことで失敗してしまう人や、そもそも再申込みをしない人もいることが明らかになりました。

6割近くが「カード会社ごとに条件の通りやすさが異なる」と実感

「カード会社ごとに通りやすさに違いがあると思いますか？」という設問には、55.1%が「あると思う」と回答。「わからない」は35.5%、「ないと思う」は9.4%でした。

自由回答では、「流通系カードは比較的通りやすい」「提携カードは意外といけた」といった具体的な意見も寄せられました。

また、「通りやすいカードの特徴をもっと知りたい」といった声も多く、申込時の判断基準として通過しやすさを重視する人が多いことがうかがえます。

GRO-BELラボの記事によると、作りやすいクレジットカードには以下のような特徴があります。

一般カード・ランクの低いカード
消費者金融系・流通系・信販系カード
クレジットカードの年会費が無料
デポジット型クレジットカード

これらの特徴を持つクレジットカードは、クレジットカードに通るか不安がある方や初めてカードを作る方にとって、選択肢となる可能性があります。

信用状況に応じたカード選びが成功への近道

通らなかった経験がある人でも、カードの選び方次第でうまくいく可能性が十分にあることが、今回の調査で明らかになりました。

特に「年会費無料」「流通系・信販系」「デポジット型」といった特徴を持つカードは、初めての人や条件に不安がある人にとって有力な選択肢となります。

クレジットカードは非常に便利なツールですが、それを手に入れるには自身の状況に応じた賢い判断が求められます。

一度うまくいかなかったとしても、焦らずに自分に合った1枚を選ぶことが大切です。

焦って自分に合っていないクレジットカードを作成してしまうと後悔してしまう可能性があります。

GRO-BELラボの記事によると、後悔しないクレジットカード選びには下記の5つのポイントが重要です。

年会費
ポイントの還元率
ポイントの利用方法
旅行保険や空港ラウンジなどのサービス
電子マネー・QR決済との連携

クレジットカード選びに迷ったときは、これらのポイントを参考にしながら、自分のライフスタイルや利用目的に合った1枚をじっくり選ぶことが、後悔しない第一歩といえるでしょう。

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種類: 調査レポート
ビジネスカテゴリ: クレジットカード・ローン銀行・信用金庫・信用組合
キーワード: クレジットカード借入ローンキャッシング銀行経済金融借金FPお金
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