国際博物館の日：地域の特産品交流の潮流が文化財の世界に広がる

5月18日は国際博物館の日です。今年は「特産品交換」の潮流が文化財の世界に広がりました。四川省文化財管理局の主導の下、中国南西部の三星堆博物館、金沙博物館、羅家壩博物館の3つの主要博物館が、時空を超えた「文化財配送」イベントを開催しました。

国際博物館デーの中国四川省

中国南西部、四川盆地は多様な文明が融合する地です。巴文化と蜀文化は互いに補完し合い、前者は活力と武勇にあふれ、後者は洗練され学問に富み、調和して融合しています。古代蜀人はロマンチックで想像力豊かで、青銅製の神木や太陽神鳥といった宇宙的ビジョンを体現した像がそれを物語っています。一方、巴人は勇敢で好戦的で、青銅製の武器や、部族の記憶を刻んだ戦いをテーマにした彫刻がそれを物語っています。この二つの文化は交流の中で融合し、中国文明という広大なタペストリーの中に、巴・蜀地域の豊かで多様な一章を共に創り上げてきました。この特別な日に、三星堆博物館の「青銅鳥」は、羅家壩遺跡博物館の「水陸合戦文銅豆」に、青銅製の文化創意工芸品と可愛らしい陶器の豚のハンドバッグを「特産品」として贈りました。青銅豆は、巴族に愛された虎の置物でお返ししました。こうして、文化財間の「特産品交流」が始まりました。金沙遺跡博物館の太陽仙鳥も快く応じ、三星堆に金箔の記念品を寄贈しましたが、「重量超過」のため、荷物は届かなかったのです。

今年の国際博物館デーのテーマは「急速に変化する地域社会における博物館の未来」です。今日、博物館はもはや過去の収蔵庫であるだけでなく、文化財に新たな命を吹き込む場所でもあります。この有意義な「専門交流」は、博物館同士の連携を深め、文化遺産に「生命」を吹き込み、人々が文化遺産の温かさと素晴らしさを再発見する機会となりました。

 

四川省文化遺産管理局

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