AI活用に関心を持つ企業のうち6割以上が「導入・運用コスト」が課題と回答。デジタルダイナミック、 「データセンターサミット」来場者向けアンケート調査を実施

~GPUサーバーの専門家集団が、お客様のユースケースに合わせた最適なAIインフラ導入を支援~

AIクラスタアセットマネジメントのサービスを提供するデジタルダイナミック株式会社(本社:東京都港区、代表取締役:根来 実、以下「当社」)は、2025年6月11日から13日にかけて幕張メッセで開催された「Interop Tokyo 2025」内の「データセンターサミット」に出展しました。会期中、当社ブースへご来場いただいた方に実施したアンケート調査では、GPUサーバー活用に関心を持つ企業が抱える課題が明らかになりました。本リリースでは、その調査結果をご報告します。

■Interop Tokyo 2025「データセンターサミット」出展とアンケート調査の背景

当社は、急速に需要が拡大するAIおよびハイパフォーマンス・コンピューティング(HPC)分野において、企業のビジネス成長を加速させる最適なインフラソリューション(AIクラスタアセットマネジメント)を提供しています。 この度、多くのITインフラ関係者が集う「Interop Tokyo 2025」内の「データセンターサミット」に出展し、最新のGPUサーバー製品や当社の知見をご紹介しました。ブースでは「GPUサーバーそのものへの興味」や「データセンタービジネスへの興味」をきっかけに多くの方々にお立ち寄りいただき、生成AIの台頭などを背景とした市場の強い関心を改めて実感いたしました。

そこで、企業のAI活用におけるリアルな現状と課題を把握するため、ブースご来場者を対象にGPUサーバーに関するアンケート調査を実施いたしました。

■調査結果サマリー:「AI活用」への高い関心と、立ちはだかる「コスト」の壁

1. 回答者の6割以上が、GPUサーバーの活用に前向き
「貴社のビジネスにおけるGPUサーバーの活用状況」を尋ねたところ、「現在、活用している」(29.5%)、「活用を具体的に検討している」(8.0%)、「今後活用する可能性があるため、情報収集している」(27.3%)を合わせ、全体の64.8%がGPUサーバーの活用に前向きな関心を持っていることが分かりました。

2.最大の課題は「導入・運用コスト」。回答者の61.4%が懸念
次に、GPUサーバーの活用に前向きな回答者(57名)に対し、「活用・検討における課題やハードル」を複数回答で質問したところ、最も多かった回答が「導入・運用コストが高い」(35名)で、61.4%にのぼりました。
次いで、「どのくらいのスペックが必要かわからない」(33.3%)、「運用できる人材・ノウハウがない」(22.8%)といった回答が多く、コスト面だけでなく、技術選定や運用に関する知見不足も大きな課題となっている実態が浮き彫りになりました。

調査概要

「生成AI活用企業のGPUサーバー導入に対する課題」に関する調査

  • 調査期間:2025年6月11日(水)~ 6月13日(金)

  • 調査場所:Interop Tokyo 2025 当社ブース

  • 調査対象:当社ブースにご来場いただいたIT担当者、開発者など

  • 有効回答数:88名

■ GPUサーバーのコスト課題に関する専門家の見解

今回の調査結果を受け、アマゾンウェブサービスジャパン(AWS)に在籍時代、全国で IoT/AI実装に携わり、2021年に独立・起業されたリンクスペイシーズ株式会社 代表取締役/CEO、生成AI普及活用協会協議員・情報共有推進委員長の門田 進一郎 様よりGPUサーバーのコスト課題に関してコメントをいただきました。

門田 進一郎 様

「今回の調査結果で示された通り、GPUサーバー導入におけるコストは多くの企業にとって最大の課題です。確かに、高性能なGPUサーバーの初期導入には一定の投資が必要となります。しかし、生成AIを自社ビジネスに本格的に組み込み、競争優位性を確立するためには、セキュリティ面や性能の飛躍的向上、コストカットなど、計算資源を自社で保有することに大きなメリットがあります。

一方で、そのインフラを維持管理するための専門的なインフラエンジニアの確保や、物理的なサーバーの運用管理までをすべて自社で賄おうとすると、かえって採算が合わなくなるケースも少なくありません。そこで、サーバーの構築や運用・保守といった専門的な部分を、外部の専門サービスに委託したり、クラウド環境と共存させてAIクラスターを構成することも、コストとリターンのバランスを最適化する上で有効な選択肢の一つです。」

■調査結果から読み解くAI活用のための最適なインフラとは 

現在、多くの企業が生成AIを自社サービスへの組み込みや開発を行う際、AIモデルのAPIを利用するケースが主流です。しかし、今回の調査結果が示すように、計算資源であるGPUリソースをクラウド経由もしくは直接的に獲得する企業はまだ多くありません。その背景には、以下のような課題が存在することが見えてきました。

  • 潜在的なメリットの不透明性: 自社でGPUリソースを保有することは、コストメリットが期待できるケースも多く、セキュリティの向上やAIの処理速度といった性能面でも飛躍的な向上が見込めます。しかし、そのメリットが正確に理解されていない現状があります。

  • 導入・運用の高いハードル: GPUサーバーの導入・運用には、インフラエンジニアなどの高度な専門知識と経験が不可欠です。こうした専門人材の獲得が難しいことが、導入への大きな障壁となっています。

  • コストへの懸念: 上記の理由から、多くの企業が「コストが高い」というイメージを先行させてしまい、具体的な導入検討に進めないでいます。

これらの課題を乗り越え、企業がAIの恩恵を最大限に享受するためには、自社の状況に合わせた適切な運用体制を構築することが不可欠です。外部の専門企業の知見も活用しながら、自社のAI開発・利用戦略に最適なインフラを選択していくことが、AIを中核とした今後の企業競争力を左右する重要な鍵と言えることが推察できます。

■デジタルダイナミック株式会社について

代表者:代表取締役 根来 実

所在地:〒105-0001 東京都港区虎ノ門1丁目17-1 虎ノ門ヒルズビジネスタワー15階

設立:2024年4月18日

事業内容

1.     データセンター運営

2.     データセンター事業コンサルティング

3.     サーバー製造及び販売

4.     販売/営業支援

URLhttps://digital-dynamic.co.jp

本件に関するお問い合わせ先

デジタルダイナミック株式会社 広報担当

TEL:03-6257-2125 /E-mail:contact@digital-dynamic.co.jp

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会社概要

URL
https://digital-dynamic.co.jp/
業種
サービス業
本社所在地
東京都港区虎ノ門 1-17-1 虎ノ門ビジネスタワー15階
電話番号
050-1722-0677
代表者名
根来 実
上場
未上場
資本金
1000万円
設立
2024年04月