【宇宙の安全を守る日比連携】 フィリピン宇宙庁、宇宙状況把握能力強化のためスターシグナル・ソリューションズ社と提携

Star Signal Solutions株式会社

2025年11月20日、フィリピン宇宙庁(PhilSA)と、日本の宇宙ベンチャー、スターシグナル・ソリューションズ社(SSS社)は、宇宙状況把握(SSA)分野での協力強化に向けた覚書(MOU)を締結しました。SSS社は、観測・軌道解析・衝突回避など、SSAサービスに必要な技術を開発するJAXA発スタートアップです。 衛星運用の増加や宇宙環境の複雑化に伴い、安全かつ持続可能な宇宙空間の維持は、国際社会共通の課題となっています。

署名は、マルコス・フィリピン共和国大統領も参加した第31回アジア太平洋地域宇宙機関会議の開催地フィリピン・セブで行われました。本パートナーシップを通じて、両者は、急増する衛星運用に伴う衝突リスクに対応し、アジア太平洋地域の宇宙環境の安全性向上を目指します。

両者は本協力の重要性を改めて確認し、宇宙の持続可能性の確保に資する協力関係を一層強化していくことを約束しました。

本協力の一環として、PhilSAは、SSS社が開発した衝突回避アラートサービス「S-CAN」の利用を開始します。 今後、両者は技術協力や情報交換の可能性についても探求することを約束しており、これにより軌道環境の安定性向上への寄与が期待されています。

署名日:2025年11月20日 

場所:フィリピン・セブ 

MOU署名後のゲイ・ジェイン・ペレス(Dr. Gay Jane Perez)長官代行と、SSS社代表の岩城陽大。

(関係者からのコメント)
フィリピン宇宙庁(PhilSA) 

ゲイ・ジェイン・ペレス(Dr. Gay Jane Perez)長官代行 
「スターシグナル・ソリューションズとのパートナーシップは、フィリピンのSSA能力を強化する上で重要な一歩です。 この協力を通じて、PhilSAはS-CANのような先進的なツールにアクセスできるようになり、地上ベースの光学センサーを使用した共有観測システムからの恩恵を受け、宇宙資産を保護し、責任ある安全な宇宙運用をサポートするために不可欠なSSAデータへのアクセスを拡大することができます。」
 

国立研究開発法人 宇宙航空研究開発機構(JAXA) 

内木悟 新事業促進部長 

「PhilSAとStar Signal Solutions の間でMOUが締結されることを心より歓迎いたします。 

SSA分野での協力強化は、地域における宇宙空間の安全性・持続可能性・責任ある利用を確保する上で極めて重要です。JAXAスタートアップ企業が高度なSSA技術を通じて国際的なパートナー支援に積極的に取り組むことを、大変喜ばしく感じています。JAXAは今後も産業界および地域の各機関と連携し、イノベーションの促進と安全な宇宙環境への貢献を進めてまいります。」

Star Signal Solutions 株式会社
岩城陽大 共同創業者兼代表取締役
「PhilSAは、防災・気候研究、国家安全保障、宇宙産業育成、国際協力、研究開発、教育啓発といった多岐にわたる分野で、人々の生活と国家の未来を支えています。こうした使命を安全に遂行するうえで、宇宙空間の安定性と予測可能性の確保は不可欠です。 

Star Signal Solutionsは、衝突回避ツール S-CAN を通じて、PhilSAの宇宙利用を安全面から支えることを大変光栄に思います。SSA分野での協力を通じ、地域の透明性・安全性・安定に貢献し、アジア太平洋の未来をともに切り拓いてまいります。」
 

 
報道関係者お問い合わせ先
 
Star Signal Solutions株式会社 

東京都中央区日本橋蛎殻町1丁目29‐9  

ネオテック水天宮ビル4階 

広報担当 大成
info@starsignalsolutions.com 

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会社概要

Star Signal Solutions株式会社

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URL
https://aerospacebiz.jaxa.jp/venture/star_signal_solution/
業種
サービス業
本社所在地
東京都調布市深大寺東町7-44-1調布航空宇宙センター 宇宙3号館 306気付
電話番号
050-7115-6325
代表者名
岩城陽大
上場
未上場
資本金
250万円
設立
2023年10月