「観る力」が自分の強みに――大阪メトロ車内広告にて聴覚障害者の可能性を発信
一般社団法人Bridge Heart、9月より大阪メトロ車内広告掲出と特設ページ公開をスタート
一般社団法人Bridge Heartは、9月より1ヶ月間、大阪メトロの主要6路線にて、聴覚障害者の持つ「強み」に焦点を当てた車内広告を掲出します。広告のテーマは、音ではなく表情や空気で心を通わせる力――「観る力」。この広告は、聴覚障害者が「できないこと」ではなく、「できること」に光を当てる、新しい社会のあり方を問いかけます。

「聞こえないからこそ、見える世界がある」
多くの人々が、聴覚障害について「聞こえないことによる不便さ」を想像しがちです。しかし、代表理事である池田優里自身、聴覚障害の当事者として、そして多くの仲間と話す中で気づいたのは、彼らが持つ独特の「強み」でした。
「観る力」とは、ただ物を見る力ではありません。相手の口の動き、表情のわずかな変化、場の空気感といった非言語的な情報を敏感に感じ取り、心の奥にある想いまでを深く読み取る力です。これは、聴覚に捉われず、五感を総動員して周囲を読み取ることで磨かれる、私たち誰もが持ちうる、しかし多くの人が見過ごしている力なのです。
今回の大阪メトロ車内広告は、そんな聴覚障害者の強み・可能性を伝えるために制作されました。聞こえなくても、聞こえにくても、心はつながる。そのメッセージを、大阪メトロを利用する多くの人々に届けます。
車内広告と連動する特設ページも同時公開
広告に興味を持った方が、さらに深くBridge Heartの活動や聴覚障害者の想いを知ることができるよう、特設ページも公開しました。
特設ページでは、聴覚障害者一人ひとりのエピソードを通じて、観る力」がどのように彼らの可能性を拡げているのかを具体的に紹介しています。電車の中だけでなく、オンラインでもこのメッセージを広げることで、より多くの人々に、聴覚障害者が自身の強みを活かして生きていける社会の実現を呼びかけます。
一般社団法人Bridge Heartについて
Bridge Heartは、聴覚障害児・者とその家族が安心して情報を得られるプラットフォームを運営し、社会とのつながりをサポートしています。「観る力」をテーマにした今回の取り組みを皮切りに、今後も講演会やイベント、情報発信を通じて、聴覚障害への理解を広める活動を続けていきます。
掲出期間: 2025年9月1日(月)〜9月30日(火)
掲出路線: 大阪メトロ谷町線、御堂筋線、中央線、四つ橋線、千日前線、堺筋線
特設ページ: https://bhspecialpage.netlify.app
公式ウェブサイト: https://bridge-heart.com/
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