三機工業株式会社、創立100周年の節目に新たな経営ビジョン"MIRAI 2030"と中期経営計画2027を策定
三機工業株式会社(社長:石田 博一)は、2030 年度までの期間を対象とする経営ビジョン“MIRAI 2030”、及び 2027 年度までの3ヵ年を対象とする中期経営計画 2027を策定しました。
三機工業グループは、当社の事業に関係する全ての皆さまに支えられ、去る 4 月 22 日に創立 100 周年を迎えることができました。この記念すべき節目を新たな出発点と位置づけ、業績目標が早期に達成できた長期ビジョン“Century 2025”を1年前倒しで終了し、新中期経営計画を基に次のステージに進むこととしました。
1.経営ビジョン “MIRAI 2030”
三機工業の経営理念である「エンジニアリングをつうじて快適環境を創造し、広く社会の発展に貢献する」のもと、次の 100 年も変わらぬ使命として「人に快適を。地球に最適を。」 を追求し、サステナブルな世界の実現を目指します。
具体的には、超長期ビジョンで定めた5つのマテリアリティ(重点課題)に注力しつつ、環境・社会価値の向上と企業価値(経済価値)の向上を両立させることで、同ビジョンの実現に繋げていきます。
2.中期経営計画 2027(2025 年度〜2027 年度)
(1)基本方針
経営ビジョン“MIRAI 2030”に向けた最初の 3 年間を飛躍のための土台作り期間と位置づけ、「深化と共創」を重点テーマに掲げました。
エンジニアリング企業である三機工業が保有する様々な技術を深堀し、施工の効率化・省人化・省力化を進めるなど、既存事業を「深化」させていきます。また、協力会社からスタートアップ企業にいたるまでの多様なパートナーと「共創」し、『選ばれ続ける三機へ!』としてステークホルダーの皆様との共存共栄を目指していきます。
(2)重点戦略
「深化と共創」の重点テーマの下、以下を重点戦略と定めて着実に実行してまいります。
①事業戦略
○コア事業の戦略的深化
フロントローディングの拡張による施工業務の最適化
LCE(ライフ・サイクル・エンジニアリング)事業の推進 など
○環境技術による脱炭素事業の推進
脱炭素・サーキュラーエコノミー実現に向けた技術開発の加速
省エネ関連技術の提案によるカーボンニュートラルへの貢献 など
○デジタル技術による事業進化
BIM や ICT を最大限活用し、生産性向上と高品質施工を両立
スタートアップとの協業によるデジタル技術のサービス化 など
〇戦略的アライアンスによる共創と事業拡大
建築設備事業分野における東南アジアでの資本・業務提携の実現
プロセス・試験装置メーカーとの提携による事業拡大 など
②財務・資本戦略
○成長投資と株主還元の両立
資本効率と財務健全性のバランスを保ちつつ、創出キャッシュの過半を成長投資に配分
ROEとEPSの持続的な向上による企業価値の更なる増大
③人財戦略
○人的資本経営の推進
経営戦略と連動した人財育成施策の実行
各階層の教育効果を高める研修制度の構築 など
(3)経営目標
①2027 年度経営目標

2027年度 |
|
売上高 |
3,000億円 |
営業利益 |
300億円 |
営業利益率 |
10.0% |
1株当たり当期純利益(EPS)(※1) |
430円以上 |
②2025 年度から 2027 年度の期間経営目標

2025年度〜2027年度 |
|
自己資本当期純利益率(ROE)(※1) |
16.0%以上 |
成長投資(※2) |
500億円程度 |
配当方針 |
純資産配当率(DOE)5.0%以上 |
自己株式取得(※2) |
400万株程度 |
(※1)EPS、ROEは政策保有株式の売却益を除く
(※2)計画期間中の累計
※将来の見通しに対するご留意事項 本記載内容は、過去または現在の事実以外は現時点で入手可能な情報に基づく当社の計画です。今後の経営環境の変化により、将来の結果が本資料の記載内容と異なる可能性があります。
経営ビジョン “MIRAI 2030”・中期経営計画 2027
三機工業株式会社は、1925年旧三井物産機械部を母体に設立し、建築設備事業(空調衛生、電気、オフィス移転PM、スマートビルソリューション)や機械システム事業(搬送システム、コンベア)、環境システム事業(上下水処理、ごみ焼却施設)など社会インフラ関連の幅広い事業を展開する総合エンジニアリング会社として持続可能な快適環境の実現に取り組んでいます。
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