「捨てられるはずだった浜松産レモンが、障がい者就労支援を経て小児がん小児難病支援へ。飲むだけで支援の輪が広がる『浜松レモンシロップ』9月21日発売」

「規格外で未利用だった浜松産レモンの果汁を福祉施設で搾汁。商品は小児がん支援団体と共同開発。生産者・福祉・子どもたちを繋ぐ“三方よし”の自然派シロップが誕生」

株式会社平出章商店

2025年9月12日 12時52分

株式会社平出章商店（本社：静岡県浜松市、代表取締役社長平出慎一郎）は、小児がん小児難病支援団体まるここクラブ様と共同で、これまで未利用であった浜松産レモンの果汁を活用した寄付付き商品『浜松レモンシロップ』を開発し、2025年9月21日より発売します。本商品は、規格外レモンの活用による食品ロス削減、障がい者就労支援施設での加工による作業創出・工賃向上、そして売上の一部が小児がん支援に充てられるという3つの社会課題解決に貢献します。希望小売価格は1,200円で、まるここクラブ様のレモネードスタンド等で販売します。

商品発表会

『小児がんの子どもの写真展』浜松レモンシロップ発表会

　日時:2025年9月21日㈰11:00頃～　※写真展は9月21日㈰～23日㈫まで開催

　場所:はまこら(浜松市市民協働センター)２階ギャラリー

商品開発の経緯

弊社では、2018年より浜松産レモン外皮を使用した製菓材料『浜松レモン4ミリ角ミンス』を開発、販売をしてまいりました。地産地消、規格外レモン活用、障がい者支援施設の作業創出・工賃向上というメリットを生む『浜松レモン4ミリ角ミンス』は2025年には10社を超える企業で採用いただき『浜松レモン』を謳う多くの菓子やパンが販売されるようになりました。ただ、その中での課題は果汁が余ってしまうこと。外皮を外した後の果汁は外皮を使用したミンスより需要が低く貯まっていく一方でした。

そんな中、出会ったのが小児がん小児難病支援団体まるここクラブ様。レモネードを販売してその収益の一部を小児がん、小児難病支援に充てるレモネードスタンドを展開するまるここクラブ様は地元産レモンを使用した寄付付き商品の開発を検討されていました。そこで、弊社のもつ浜松産レモン果汁を使用したレモンシロップの共同開発が始まり、今回の商品発売に繋がりました。

商品詳細（特徴）

①もともと出荷できなかった規格外の浜松産レモンを加工用規格として出荷いただくことで食品ロス削減に貢献しています。

②レモン果汁の搾汁は社会福祉法人復泉会の運営するジュース工場「KuRuMIX(クルミックス)」に依頼しています。作業が集中する冬期を避け、あえて5月～7月の閑散期に作業を依頼することで施設の作業安定化を図り工賃向上にも貢献しています。

③材料は浜松産レモン果汁とてんさいグラニュー糖のみで自然な味わいとなっています。

④商品代金の一部はまるここクラブ様を通じて小児がん･小児難病支援活動に役立てられます。

商品概要

商品名：浜松レモンシロップ

内容量：200ｍｌ

原材料：レモン果汁、てんさいグラニュー糖

希望小売価格：1,200円/本

販売場所：まるここクラブ様レモネードスタンドほか順次展開

今後の展開

㈱平出章商店では、まるここクラブ様とさらに浜松レモンシロップの業務用商品を開発中。浜松レモンサワーなど飲食店で本シロップを使用したメニューをご提供いただくことで、支援に気軽に参加できる仕組みづくりを進めてまいります。

担当者コメント

[㈱平出章商店つながり創造室室長/泰澤友和]

弊社では地元農産物を調達し加工する事業を進めてまいりました。本商品は農産物加工事業が単純な商品づくりのための作業ではなく、様々な立場の方に関わっていただくことにより二次的な価値を生むという点の良い事例だと考えます。今後も「食を通じたつながり創造企業として地域をリード」できるように努力してまいります。