【イベント速報レポート】Japan Mobility Show 2025に初出展(東京ビックサイト開催)より速い機能提供と、安全で直感的な車内体験を実現
Intellias 日本市場戦略プレス説明会を実施「クラウド × AI × 組込み」で“つながるモビリティ体験”を再定義

インテリアスジャパン合同会社(東京都千代田区:執行責任者 ヤロスラフ・ストゥピンスキー 以下、当社)は、日本のモビリティ産業への長期的なコミットメントのもと、本日30日開幕の「Japan Mobility Show 2025」(東京ビッグサイト)に初出展し、出展ブース - E7202にてプレス説明会を実施しました。
今回の出展は、アジア市場におけるグローバル展開の重要な一歩であり、日本の自動車産業を先端ソフトウェアとモビリティソリューションで支援する長期的な取り組みを象徴しています。
説明会では「より速い機能提供と、安全で直感的な車内体験を実現」をテーマに、クラウド・AI・組込み技術を統合したモビリティ向け技術プラットフォーム「IntelliKit(インテルキット)」「IntelliKit」を紹介しました。 IntelliKitは、人間の体験を中心に据えたソフトウェア設計思想を体現しており、クラウド・AI・組込みを統合することで、ソフトウェア定義型車両(SDV)の開発サイクルを加速します。
SoundHound社の生成AI音声アシスタントを通じた自然対話体験や、Mapboxとの統合によるAI駆動ナビゲーションUIのデモンストレーションを実施。出席者は、実際に車載インターフェースを操作しながら、AIがドライバーの意図を理解し、リアルタイムで情報を最適化していく様子を体感しました。
ユルゲン・フリーゼ(モビリティ事業担当副社長)は、インテリアスのこれまでの実績と今回のインテリアス日本本格進出の概要を説明。インテリアスの使命は、人間の体験と知能的ソフトウェアをつなぐこと。Japan Mobility Showは、その対話が始まる場所です。クラウド、AI、組込み技術の融合は、モビリティ体験そのものを再定義します。IntelliKitは、それを支える“チップからクラウドまで”のエコシステムを具現化したものです。と事業理念や目的をスピーチしました。
続いて、オレクサンドル・オドゥカ(デリバリー担当上級副社長)がIntelliKitについて、車の操作性や利便性に関する課題を総合的に解決するためのデモモデルとして次のように解説。「IntelliKitはSDVの思想に基づき、ハードウェアからソフトウェアまでを一体化し、組込みシステムをつなぐ構造を採用。 SoundHound社をはじめとするパートナーと連携し、インフォテインメント、地図、ヘッドユニットまでを一つのプラットフォームで提供しています。」
最後に、丹野貴文(日本モビリティ事業責任者)が、 Intelliasはウクライナで創業したソフトウェア企業で、モビリティ事業を中核に展開しています。日本法人を設立し、国内メーカーや業界への貢献を目指しています。
半導体からクラウドまでをつなぐエコシステムを構築し、SDVに対応する開発をパートナーと推進。
展示では、AIアシスタントを搭載したマルチパーパスなデモプラットフォーム「IntelliKit」を紹介しています。と、語りました。

出席者からのQ&Aでは、技術面に関する質問では、以下のような内容が挙がりました。
アプリはOSに依存するか?
→ インフォテインメントはオープンAndroidで構成されており、依存せず柔軟に新しい環境へ対応可能。また、日本語対応も実装済みです。
採用している自動車メーカーは?
→ 現時点では社名は非公開ですが、ZEEKRをはじめ10社以上の大手メーカーとの開発協業が進行中です。
国内業界の競合・パートナー関係は?
→ 現在は探索段階にあり、ゼンリンやルネサスなど国内主要企業とのパートナーシップを拡大しています。
加えて、地図データや開発プロセスに関する質問も寄せられました。
地図開発には本来、車両による実走行テストが必要で高コストですが、IntelliKitを用いることで、室内でのシミュレーション環境を再現し、開発コストを大幅に削減できます。このデモキットは販売を目的とした製品ではなく、コンセプト検証や開発段階のデモツールとして活用されています。実際に車載ハードウェア上で動作し、将来的には車の標準的な開発環境を形成する可能性を持っています。
さらに、自動車業界ではSDV化が加速する中で、ソフトウェア開発の負担は増大しています。IntelliKitは、従来は特殊な環境でしか扱えなかった車載開発を、スマートフォンのように直感的に操れる時代へ導くことを目指しています。
また、実際の展示内容については、以下の通りです。人を中心に置いたソフトウェア設計という理念を具体的に体現し、国内市場におけるソフトウェア主導のモビリティ開発を推進していきます。
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次世代インフォテインメントおよびAI駆動型ナビゲーション
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組込みカメラとAIアルゴリズムによるリアルタイム物体認識
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SoundHound社の技術による自然対話型の生成AI音声アシスタント
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AppStore連携、Mapboxナビゲーション、刷新されたユーザーインターフェース
今後は、日本市場でのエンジニア採用やローカルパートナーとの協業を進め、グローバルなソフトウェアエンジニアリングの知見と日本の技術文化を融合させた開発体制を構築し、次世代モビリティの実現を支援していくとともに、アジア市場での事業拡大を推進していきます。
「Japan Mobility Show 2025」は11月9日まで開催中。
東7ホール・ブースE7202にて、クラウド・AI・組込みが生み出す“つながるモビリティの未来”をぜひ体感してください。
「Intellias 日本市場戦略プレス説明会」概要
主 催 : Intellias/インテリアス(ドイツ本社)
日 付 : 10月30日(木)12:00〜12:30
会 場 : 東京ビッグサイト「Intellias 出展ブース内」東7ホール E7202
登壇者 :
モビリティ事業担当副社長 ユルゲン・フリーゼ/Jürgen Friese, Sr. VP Mobility Business
デリバリー担当上級副社長 オレクサンドル・オドゥカ/Oleksandr Odhuka, Sr. VP Delivery
日本モビリティ事業責任者 丹野 貴文(たんの たかぶみ)/Takabumi Tanno, Head of Mobility Japan
内 容 : 事業説明、IntelliKitデモ体験、Q&A、個別取材など
会社概要 - Intellias(インテリアス)は、世界の自動車メーカー(OEM)およびモビリティ企業のグローバルテクノロジーパートナー。世界で3,200名以上のスペシャリストを擁し、コネクテッドビークル、ソフトウェア定義型車両(SDV)、ナビゲーション、AI駆動のモビリティソリューションの領域で、高品質なソフトウェアエンジニアリングを提供する。主要なパートナーに、HERE Technologies、Zeekr、Elmos Semiconductor、TomTom、JOYNEXT、ゼンリンなど。
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