【沖縄×愛媛】廃棄されていたシークヮーサー果皮を新素材へ!「愛媛果汁食品」が“苦味抑制と香り保持”を実現し、沖縄農産物の新たな価値を創出。沖縄らしい菓子・土産の可能性を拡大!
「JAおきなわ」と「愛媛果汁食品㈱」が、処理負担となっていたシークヮーサー果皮を共同でアップサイクル。高度な柑橘加工技術により再生し、多様な食品・飲料のプレミアム原料として活用できるようになりました。
年間約500トンのシークヮーサー廃棄果皮を“プレミアム原料”へ
「JAおきなわ」では、シークヮーサー搾汁工程で発生する果皮の活用が難しく、長年にわたりコストを伴う処理対応が課題となっていました。 この問題に対し、国内トップクラスの柑橘加工技術を有する「愛媛果汁食品㈱」(本社:愛媛県新居浜市、代表取締役社長 古川勝浩、以下 愛媛果汁食品)が連携し、両者による共同プロジェクトが始動しました。
愛媛果汁食品が培ってきた高度な加工技術と設備を活かすことで、沖縄で行き場を失っていた果皮は“全国レベルのプレミアム原料”へとアップサイクル。香気成分をしっかり保持したまま、ピューレだけでなくソースまで製造することに成功しました。
こうして生まれ変わったシークヮーサー果皮は、沖縄の土産品や観光グルメ、沖縄素材を活かした多様な食べ物・飲み物づくりに新たな可能性をもたらし、全国へと広がっていきます。
難加工素材「シークヮーサー果皮」の課題を克服


一般的に、シークヮーサーの搾汁後果皮は、強い苦味やえぐみを伴うことから、食品用途への活用が難しいとされてきました。果皮には、ノビレチンやタンゲレチン、リモニンなどの機能性成分が豊富に含まれる一方、搾汁工程によって油胞が壊れることで苦味が際立ちやすく、さらに白いワタ部分(アルベド)由来の雑味も加わるため、食品化には高い技術的ハードルが存在します。
また、果皮は繊維が硬く、色変化もしやすいことから、従来は飼料・堆肥・精油抽出・一部サプリメント原料など、限定的な用途に留まっていました。
特に難易度が高いのが“ソース化”です。
ピューレ状であれば一定の風味調整が可能である一方、ソースは水分量や粘度が低くなることで苦味や雑味がダイレクトに感じられやすく、香気成分とのバランス調整が極めて難しいとされています。さらに、加熱工程による香り飛びや変色、時間経過による風味劣化も起こりやすく、商品として成立させるには高度な加工ノウハウが求められます。
こうした課題に対し、柑橘加工を60有余年にわたり手がけてきた愛媛果汁食品は、長年培ってきた高度な加工技術を活用し、シークヮーサー果皮の製品化を実現しました。
香気成分をしっかり保持しながら苦味を抑制し、果皮本来の爽やかな香りや奥行きのある風味を活かしたピューレだけでなく、従来は難しいとされてきた“ソース”の開発にも成功。未利用資源とされていた搾汁後果皮に新たな価値を付与し、アップサイクル素材としての可能性を広げています。
Product Lineup



「JAおきなわ」はシークヮーサー果汁(ジュース加工)を担当し、 「愛媛果汁食品㈱」はシークヮーサー果皮を用いたピューレ・ソースを取り扱っています。
愛媛果汁食品㈱について
創業62年。愛媛県をはじめ国内農産物の加工・製造(果汁・ピール・ジャム等)を主事業としています。創業当初は県産柑橘を搾汁し「ヒメジュース」を販売しましたが、瓶詰飲料の需要減少を機に、搾汁後の果皮を活用したマーマレード事業を開始。現在は大手製菓・製パンメーカーへも納入しています。さらに廃棄柑橘を活かしたクラフトビール「ヒメビール」を2023年に発売。アップサイクルとサステナブルを軸に、農産物の恵みを余すことなく届け、生産者との架け橋を目指しています。
【会社概要】
社名:愛媛果汁食品株式会社
所在地:愛媛県新居浜市喜光地町1-11-10
代表取締役:古川勝浩
事業内容:農産物加工・クラフトビール醸造販売
設立:1963年
インスタグラム:https://www.instagram.com/ehimekj.beer/
公式オンラインショップ:https://shopping.ehimekj.com/



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