【海洋プラ汚染解決へ】プラスチックの22%が環境流出する時代に。「海洋生分解性プラマーク」取得を支援する国際規格(ISO)試験をカケンが開始
日本バイオプラスチック協会(JBPA)認定機関として、企業のSDGs・資源循環をサポート。レジ袋から新素材まで、サステナブル製品の“自然に還る”エビデンス構築を支援

一般財団法人カケンテストセンター(所在地:東京都中央区日本橋)は、2026年4月24日より、海洋環境下でのプラスチック分解性能を評価する国際規格「ISO 18830」「ISO 23977-2」に基づく「海洋生分解性試験」の受託を開始しました。世界のプラスチック廃棄物のうち約22%が不法投棄・野焼き・環境流出によって自然界に放出されている現状を踏まえ、日本バイオプラスチック協会(JBPA)認定試験機関として、企業の環境配慮型素材開発と「海洋生分解性プラマーク」取得に貢献します。
詳細URL: https://www.kaken.or.jp/test/search/detail/222

■ なぜ今、「海洋生分解」の評価が必要なのか
経済協力開発機構(OECD)が発表した報告書『Global Plastics Outlook』によると、 世界のプラスチック廃棄物の9%がリサイクル(マテリアルリサイクルおよびケミカルリサイクル)され、19%が焼却、約50%が埋立されています。残りの22%は不法投棄、野焼きおよび環境流出という事態に陥っています。
なかでも、海洋に流出するプラスチックは生態系への深刻な悪影響が懸念されており、環境省が発表した令和7年度検討結果 日本の海洋プラスチックごみ流出量の推計によると日本国内からのプラスチックゴミの海洋への流出総量は、推計で年間16,000~31,000 tと報告された。世界のサステナブル製品市場規模については、2026年に4,122億ドルから始まり、2035年には8,017億ドルに達し、CAGR7.7%で成長すると見込まれています。(出典:Business Research Insights 『サステナブル製品市場:市場規模、シェア、成長性および業界分析』)世界中でプラスチックの資源循環、自然界で分解される「生分解性プラスチック」への関心が高まっています。
■ 2つの評価試験(ISO規格対応)の特徴
海への流出後のプラスチックが置かれる異なる海洋環境を想定し、以下の2つの国際規格に基づくシミュレーション試験を行います。
・海水/堆積物の海面試験(ISO 18830)
プラスチックが海底に沈んだ状態を想定した試験
潮の流れが少ない環境での海洋生分解性を評価
・海中での評価試験(ISO 23977-2)
プラスチックが海面や海中に漂う状態を想定した試験
攪拌や添加剤を用い、海洋生分解性を評価

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試験方法 (規格) |
試験環境 |
試験温度 |
試験期間 |
攪拌 |
添加剤 |
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ISO 18830 |
海水/砂質堆積物界面 |
15~25℃ |
~24ヶ月 |
なし |
なし |
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ISO 23977-2 |
海水 |
15~25℃ |
~24ヶ月 |
あり |
可 |
※添加剤:リン酸二水素カリウム+塩化アンモニウム
■概要

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サービス名 |
海洋生分解性試験 |
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開始日 |
2026年4月24日より |
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対象規格 |
ISO 18830/ ISO 23977-2 |
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対象製品 |
・フィルム製品(レジ袋、包装材、農業用マルチフィルムなど) |
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試験期間 |
~24ヶ月 |
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料金 |
個別見積もり可 |
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申込方法 |
当センターHPの依頼書をDL |
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報告書の活用範囲 |
JBPAポジティブリスト記載申請に使用可 |
■一般財団法人カケンテストセンターについて
一般財団法人カケンテストセンターは、1948年の創立以来、繊維製品の品質試験で国内最大級の実績を築いてきた試験・認証機関です。現在は繊維にとどまらず、自動車内装材の防炎試験、建築・建材の品質試験、プラスチック製品・食品容器包装の有害物質試験、防護服・マスク等の衛生関連試験など、幅広い産業分野での品質試験に対応しています。
さらに、サステナブル素材の評価・コンサルティング、第三者認証取得支援、製品品質向上のためのコンサルティングなど、「試験するだけの検査機関」から「ものづくり全体に伴走する総合的な品質パートナー」へと事業を拡大。国内外の企業から幅広くご利用いただいています。
【お問い合わせ先】

一般財団法人カケンテストセンター
業務部 広報室
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