台湾の関節ケアサプリ、購入者の58%が45歳未満

約240億円市場の購買実態を分析。女性65%、オンライン販売比率は36.7%に

和慧株式会社

日台でITD(独立系トレーディングデスク)事業を展開する和慧株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役CEO:井料武志、以下「WAKEI」)は、台湾の消費購買データ企業invosData(引客數據、麻布データテクノロジー〈麻布數據科技〉グループ)と共同で、台湾の関節ケアサプリメント市場に関する調査結果を発表しました。

本調査では、2025年9月から2026年8月までの電子インボイス購買明細を分析。一般的なカルシウム単独製品を除く市場規模は約48.4億台湾ドル、日本円で約240億円、推計購入者数は約108万人となりました。

購入者の58%が45歳未満、女性が65%を占めたほか、オンライン販売比率は前年の29.8%から36.7%へ上昇しました。

欧米発や台湾ローカルのブランドが上位に並ぶ中、日系主要ブランドのシェアは10.8%。日本でも膝ケアサプリメントに用いられるII型コラーゲンやグルコサミンに購買需要があること、海外ブランドが市場で売上を獲得していることから、日本企業による市場開拓の可能性がうかがえます。

累計50億件超の発票データを持つinvosDataとは

invosDataは、台湾で広く利用される家計簿・レシート管理アプリ「発票存摺」を基盤とする、消費購買データ企業です。台湾の人口の約4割に相当する約900万人の会員基盤を持ち、累計50億件超のレシート(統一発票)データを蓄積しています。

台湾では、レシートに相当する「統一発票(統一インボイス)」に抽選制度が設けられており、消費者がアプリで発票を保存し、当選確認や支出管理に活用する習慣が根づいています。

invosDataは、ユーザーの許諾を得て、個人を特定できない形にした購買明細を分析します。会員の同意は台湾財政部の規定により半年ごとに更新され、invosDataはISO 27001を取得しています。アンケートで尋ねた購入意向や記憶に基づく回答ではなく、「実際に、誰が、どこで、何を、いくら買ったか」を把握できることが特徴です。コンビニ、スーパー、量販店、ドラッグストア、ECなどを横断し、ブランド・商品・販売チャネル別の購買動向や再購入行動を分析できます。

今回の関節ケア市場分析では、このデータ基盤のうち、継続的に購買を追跡できる168万人の固定パネルを用い、台湾全体の市場規模の推計と、購入者の実際の購買行動の分析を行いました。

調査結果の主なポイント

1.約240億円・108万人の購買市場。日系主要ブランドのシェアは約1割

台湾の関節ケアサプリメント市場は、年間推計売上48.4億台湾ドル、推計購入者数約108万人となりました。売上は前年比3.4%減となったものの、約240億円規模の購買市場を形成しています。

ブランド別では、欧米発や台湾ローカルのブランドが上位に並ぶ中、日系企業グループに属する主要2ブランドの売上シェアは合計10.8%でした。

※日系主要ブランドのシェアは、上位12ブランドに含まれる日系企業グループの2ブランドを合算したものです。ブランド発祥国による分類や、すべての日系ブランドを集計した数値とは異なります。

2.購入者の58%が45歳未満、女性が65%。関節ケアの「買い手」に意外な一面

年齢情報のある購入者のうち、45歳未満が58%を占めました。また、性別情報のある購入者では、女性が65%でした。

関節ケア商品の販売では、製品を使用する人の年齢や身体の悩みに加え、実際に商品を選び、購入を担う人の理解も欠かせません。今回の結果は、使用者像だけでは捉えきれない購入者層の広がりを示しています。

一方、購入者1人当たりの年間購入金額は4,478台湾ドル(約2万2,390円)。45歳以上の各年齢層では、1人当たり購入金額が、年齢情報のある購入者全体の平均を上回りました。

※購入者は代金の支払者であり、製品の使用者とは限りません。年齢と性別の構成比は、それぞれの情報を確認できる購入者を母数としています。

台湾の関節ケアサプリ購入者の58%が45歳未満、女性が65%

3.II型コラーゲン55%、グルコサミン42%。日本でも使われる成分が市場の中心に

成分別では、II型コラーゲンを含む製品がカテゴリー売上の55%、グルコサミンを含む製品が42%を占めました。コンドロイチンは16%、プロテオグリカンは9%となっています。

これらは、日本でも膝関節の動きや歩行をサポートするサプリメントに用いられている成分です。台湾でも同じ成分カテゴリーに購買実績があることは、日本企業が自社商品の展開可能性を検討するうえで、具体的な接点となります。

※複数成分を含む製品は各成分に計上するため、成分別シェアの合計は100%を超えます。

4.会員制大型流通が強い一方、オンライン販売比率は29.8%から36.7%へ上昇

実店舗小売は市場売上の61.7%を占めました。特に、一つの会員制大型流通チェーンが市場全体の48.5%を占めており、特定チャネルへの購買の集中が見られます。

一方、ECプラットフォームとブランド直販等を合わせたオンライン販売比率は、前年の29.8%から36.7%へ、6.9ポイント上昇。Coupang(クーパン)、Shopee(ショッピー)などの海外系ECサイトも、オンライン市場の成長を牽引しています。

台湾での販売戦略には、強い実店舗チャネルへの対応に加え、拡大するオンライン購買を捉える視点も必要です。レポートでは、主要チェーン・ECサイト別の売上規模や成長率に加え、購入者数と1人当たり購入金額の違いを分析しています。

和慧株式会社 代表取締役CEO 井料武志 コメント

「台湾では日本の商品への関心が高く、訪日旅行の際にドラッグストアなどでまとめ買いをする消費者も多く見られます。それでも、今回の調査で日系主要ブランドのシェアは約1割でした。私たちはここに、日本メーカーが台湾で事業を広げる余地があると見ています。日本でもなじみのある成分に需要があり、欧米ブランドも売上を獲得している。日本企業が持つ商品や技術を、台湾でどう届けるかを考える価値は十分にあります。

その可能性を事業として判断するには、日本商品の人気から一歩踏み込み、競合がどの成分・価格帯で売上を上げ、どの販売チャネルで購入されているかまで把握する必要があります。今回の調査では、購入者の約6割が45歳未満という特徴も見えてきました。

今回は関節ケアサプリメント市場を取り上げましたが、WAKEIは今後もinvosDataと共に、幅広い商品カテゴリーで、台湾進出や現地事業の拡大を検討する日本企業を支援してまいります。」

台湾市場の理解から、商品・販路・マーケティングの検討へ

WAKEIとinvosDataは、実購買データを活用した調査サービス「invosData AI Research」を通じ、日本企業の台湾進出や現地事業の拡大を支援しています。

日本で販売している成分や商品カテゴリーの需要、競合ブランドの動向、購入者の特徴、チャネルごとの購買の違いを、実際の購買データから分析。商品展開や販路選定、マーケティング施策を検討するための判断材料を提供します。

今回の関節ケア市場分析を一つの事例として、健康食品に加え、化粧品、日用品、食品・飲料など、台湾の消費市場に関心を持つ日本企業への情報提供と事業支援を進めていきます。

レポートについて

「台湾 関節ケア市場分析レポート」には、市場全体の動向に加え、主要ブランド・販売チャネル別の順位と購買指標、成分構成、購入者属性、購入頻度、再購入間隔、価格帯分析を収録しています。

本レポートは無料で提供しています。ご希望の方は、以下のフォームからお申し込みください。

レポートのお申し込み:https://wakei-inc.com/download/form

調査概要

対象期間:2025年9月~2026年8月

比較期間:2024年9月~2025年8月

対象カテゴリー:II型コラーゲン、グルコサミン、コンドロイチン、プロテオグリカン、ヒアルロン酸、MSM、シアナッツ抽出物を含む関節ケア製品。一般的なカルシウム単独製品は除外し、関節ケア成分を含むカルシウム配合製品は対象に含む

データソース:168万人の固定パネルの電子インボイス購買明細

集計方法:売上、市場シェア、売上成長率は台湾全体の推計値。1人当たり購入金額・購入回数、購入者属性などは固定パネルの実購買に基づく。推計購入者数は推計売上を1人当たり購入金額で除して算出

対象範囲:台湾の電子インボイスで把握できる購買。越境EC、海外購入代行などは対象外

留意事項:推計売上の前年比増減には、チャネルごとの電子インボイス捕捉率の変化も影響する

日本円換算:1台湾ドル=5円による概算。48.4億台湾ドルを約240億円と表記

和慧株式会社(WAKEI Inc.)について

和慧株式会社は、日台間のビジネスを支援するデジタルマーケティング企業です。日本企業の台湾進出や台湾企業の日本市場展開を支えるクロスボーダーマーケティング事業と、特定のメディアに依存せずプログラマティック広告を運用する独立系トレーディングデスク(ITD)事業を展開しています。

和慧株式会社ロゴ

会社概要

会社名:和慧株式会社(WAKEI Inc.)

設立:2025年10月

代表取締役CEO:井料武志

所在地:東京都千代田区丸の内1丁目9-2 グラントウキョウサウスタワー9F

主要株主:和創投資股份有限公司、株式会社マイクロアド

ウェブサイト:https://wakei-inc.com/

invosData(引客數據)について

invosData(引客數據)は、台湾の麻布データテクノロジー(麻布數據科技)グループが運営する消費購買データ企業です。家計簿・レシート管理アプリ「発票存摺」の約900万人の会員(台湾人口の約4割)が同意のもと保存する統一発票をもとに、累計50億件超、毎月1億件超のレシートデータを蓄積しています。コンビニ、スーパー、量販店、ドラッグストア、ECを横断し、市場・競合・販売チャネル・購入者の分析レポート、店舗単位の日次モニタリング「Omni Radar」、購買データを用いた広告配信と実店舗購買の効果測定を提供。台湾で300以上のブランドに利用され、ISO 27001を取得しています。

ウェブサイト(日本語):https://www.invosdata.com/ja/

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本リリースに関するお問い合わせ

和慧株式会社:info@wakeiinc.com

invosData(引客數據)Sam Cheng(マーケティング):sam.cheng@invos.com.tw

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URL
https://www.wakei-inc.com/
業種
情報通信
本社所在地
東京都千代田区丸の内1丁目9−2 グラントウキョウサウスタワー 9階
電話番号
-
代表者名
井料武志
上場
未上場
資本金
1億3000万円
設立
2025年10月