投資実践者の9割が「将来いくら必要か」を知らない。なんとなく毎月の金額を設定するリスク
30代・40代の資産形成でやりがちな「とりあえず積立」。毎月の投資額を増やす前に見直したい「目的別の資金管理」

新NISAの普及などを背景に投資を始める人が増加する一方、「口座を開設し、少額の積立を設定したこと」自体で達成感を得てしまい、その後の見直しをせず放置してしまうケースが目立っています。
株式会社トラストが運営する金融教育スクール「FEラボ」では、現在なんらかの投資を行っている20代〜50代の男女200名を対象に、「少額投資の実態と目標額に関する調査」を実施しました。
その結果、すでに投資を始めているにもかかわらず、9割以上が目標金額から逆算せずに「なんとなく」投資額を設定しており、85%が将来の資金不足に不安を抱き続けている実態が明らかになりました。
本調査から見えてきた少額投資の落とし穴と、金額を増やす前に見直すべき「目的と使う時期」について解説します。
■調査サマリー
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投資実践者の「約9割」が、目標額を計算せず「なんとなく」で毎月の投資額を設定している
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目的が不明確な「とりあえず積立」は、教育費などライフステージの急な変化(出費)に弱い
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「8割以上」が将来に不安を抱える一方、「約半数」はこれ以上投資額を増やせない状態にある
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金額を増やす前に、まずは「目的別の資金管理」と「いつ・何に使うか」の再設計が不可欠である
■最大の課題は「なんとなくの設定」と「目的が曖昧な積立」

投資を始めたきっかけは「将来(老後など)の資金不足への懸念」がトップとなる一方で、実際の投資行動には大きな矛盾が生じています。
現在の毎月の投資額の決め方を聞くと、「余剰資金やキリが良い金額でなんとなく設定した」人が92.0%にのぼり、「将来の目標金額から逆算して設定した」人はわずか6.5%に留まりました。
さらに、将来必要な目標金額を「正確には計算していない・まったく計算したことがない」人が88.5%を占めました。
これは、「いつまでに・何のために・いくら必要か」という目的(ゴール)を知らないまま、なんとなく走り続けている状態です。「行動したことによる安心感」だけで満足し、その後の計画を放置してしまうことこそが、投資において最も見落とされがちな課題と言えます。
■「教育費」と「老後資金」をひとまとめにして運用するリスク

目的が曖昧な「なんとなく積立」は、ライフステージの変化に極めて弱いという特徴があります。
アンケートでは、今後支出が増えるライフイベントとして「自身の老後資金(61.5%)」に次いで、「子どもの進学・教育費(37.0%)」「車の購入(32.5%)」が多く挙げられました。
10年後に必要な「教育費」と、30年後に必要な「老後資金」をごちゃまぜにして積み立てていると、いざ教育費が必要なタイミングで相場が暴落していた場合、必要な現金を引き出せなくなる危険性があります。
▼急な出費やライフイベントで投資への拠出が厳しくなったリアルな声(一部抜粋)
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「コロナ禍で給料が少なくなり生活費が厳しくなったので、NISAの一部を切り崩した」
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「犬が病気になり、数十万必要になった。その後も出費が続き、投資への拠出が難しくなった」
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「車の購入と出産でローンを組んだため、投資へ回すお金が足りなくなり減額した」
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「日々の生活が精一杯で、とりあえず今の設定額で続けられているから大丈夫だろうと現状維持になってしまっている」
このように、目的別の管理ができていない投資は、急な出費や生活の変化があると、あっさりと積立をやめてしまったり、損をするタイミングでお金を引き出してしまうケースがあります。
■「これ以上投資に回せない」人がやるべき3つの再設計

では、どうすればこの状態から抜け出せるのでしょうか。「目標からの逆算が重要だとわかっていても行動に移せない最大の理由」を聞いたところ、半数以上の51.5%が「これ以上投資に回せるお金がない」と回答しました。
しかし、投資の見直し=「毎月の投資額を増やすこと」ではありません。金額を増やす前に、以下の3ステップで「お金の整理」を行うことが先決です。
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資金の仕分け(何に使うか)
「これは10年後の教育費だから手堅く」「これは30年後の老後資金だから少しリスクを取って増やす」など、お金の用途を明確に分ける。
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使う時期の確認(いつ使うか)
それぞれのお金が「いつ必要になるか(いつ引き出すタイミングが来るか)」を確認する。
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貯金と投資のバランス調整(どう準備するか)
用途と時期に合わせて、「値動きのある投資で増やすお金」と「確実な貯金として持っておくお金」の割合を決め、自分に必要な運用プランを逆算する。
■「とりあえず」を卒業し、自分に合った投資計画へ
投資未経験から「まずは口座を開き、少額でも積み立てを始めた」こと自体は、資産形成の第一歩です。
しかし、設定したまま「なんとなく」放置してしまうと、投資において最大の武器である「時間」を無駄にしてしまいます。
実際にアンケートでも、「もっと早くから(計画的に)始めておけばよかった」という後悔の声が多く寄せられました。
「お金が足りないからもっと投資額を増やさなきゃ」と焦る前に、まずは現在地を知り、お金の「用途」と「使う時期」を見直すこと。それが、将来の資金不足を回避し、大切な資産を守るための確実な一歩になります。
本調査内容を掲載いただく際は、「引用元:金融教育スクール(FEラボ)」の明記と、以下ページへのリンク設置をお願いいたします。
引用元:FEラボ
■FEラボについて
FEラボは、将来のお金に不安を抱える30代・40代を中心に、ネットの断片的な情報に振り回されず、最短で資産を築くための体系的な基礎知識の習得を支援します。スキマ時間で学べる顔出し不要の無料オンラインセミナーでは、感覚や他人の意見に頼らない「正しい知識」に基づいた資産形成のロードマップを分かりやすく解説しています。
■調査概要
調査概要:「少額投資の実態と目標額に関する調査」
調査対象:投資(つみたて投資等)を行っている20代〜50代の男女
調査方法:インターネット調査
調査期間:2026年08月08日~2026年08月09日
有効回答数:200名
■会社概要
会社名:株式会社トラスト
事業内容:
・金融教育コミュニティの運営
・個人向け資産形成の伴走型サポート
・マネーセミナーの企画開催
■リリースに関するお問い合わせ
株式会社トラスト
担当:奥谷
メールアドレス:info@fe-labo.jp
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