Cornelis Networks、Active Compute Fabricでスケールアップ・ネットワーキング市場に参入

2億500万ドルを調達、AI Infra SummitでQualcomm Technologiesとの協業を発表

Cornelis Networks, Inc.

AIおよびHPCインフラ向けに、スケールアップ/スケールアウト・ネットワークでプログラマブル・コンピューティングを実現

【概要】

  • Cornelisは、スケールアップおよびスケールアウト・ネットワーキングに対応し、ファブリック内にプログラマブル・コンピューティング機能を組み込んだオープン・アーキテクチャ「Active Compute Fabric™」を発表しました。

  • Qualcomm Technologies, Inc.(以下、Qualcomm Technologies)はAI Infra SummitにおいてCornelisとともに登壇し、効率的なAIインフラにおけるネットワーキングの役割について見解を共有します。

  • Cornelisは、次世代のスケールアップ/スケールアウト・ネットワーキング製品を推進するため、2億500万ドルの資金を調達しました。

米国ペンシルベニア州ウェイン — 2026年9月14日(米国東部時間) — 高性能ネットワーキング・ソリューションを提供するCornelis Networks(コーネリス・ネットワークス)(以下、Cornelis)は本日(米国東部時間9月14日)、スケールアップおよびスケールアウト・ネットワーキングに対応し、ファブリック内にプログラマブル・コンピューティング機能を組み込んだオープン・アーキテクチャ「Active Compute Fabric™」を発表しました。このアーキテクチャにより、Cornelisはスケールアップ・ネットワーキング市場へ参入するとともに、すでに数百のデータセンターでAIおよびHPCワークロードを支えている同社のテクノロジーをさらに拡張します。

またCornelisは、事業拡大と次世代製品の市場投入を支援するため、2億500万ドルの資金調達を実施したことも発表しました。

CornelisのCEO、Lisa Spelman(リサ・スペルマン)は次のように述べています。

「AIインフラは、エンドポイントを高速化するだけでは十分ではない段階に到達しつつあります。ファブリックそのものが、コンピューティング・システムの能動的な一部となる必要があります。」

「お客様は、単一のベンダーやアーキテクチャに縛られることなく、ラックスケールの包括的なソリューションを求めています。Cornelisには、AIインフラの要求に応えるオープンなアプローチによって、そうした選択肢を提供できる大きな機会があると考えています。」

ファブリックをコンピューティング・システムの一部へ

AIモデルやクラスターの規模が拡大するにつれて、通信のオーバーヘッドや同期処理によって、高価なアクセラレータの稼働率が低下するという課題が生じています。コンピューティング、ストレージ、メモリがワークロードをより意識した設計へと進化する一方で、ネットワークはこれまで、主にエンドポイント間でデータを転送することに重点を置いてきました。

Active Compute Fabricは、ロスレス・トランスポート、ファブリック内アクセラレーション、プログラマブル・コンピューティングを組み合わせることで、単なるデータ転送を超えた機能を提供します。このアーキテクチャにより、ネットワークはシステム内を移動するデータそのものを処理し、変化するワークロードに適応するとともに、コレクティブ通信処理をオフロードできます。また、AIアルゴリズムやソフトウェアの進化に合わせて、新たな機能を担うことも可能になります。

これにより、本来GPUの処理を停止させてしまうような処理をファブリック内で実行できるため、お客様がすでに保有するアクセラレータの稼働率を高めることができます。その潜在的なコスト削減効果は大きなものです。Cornelisが公開データを基に実施した10万GPU規模のシステムのモデル分析では、GPU稼働時間のおよそ半分がデータ待ちに費やされており、これは年間約16億8,000万ドル相当の未活用キャパシティと、500GWhの電力消費に相当します。この電力量は、米国の約4万8,000世帯の年間電力消費量に相当します(※1)。

Active Compute Fabricは、スケールアップ向けのUALinkおよびESUN、スケールアウト向けのUltra Ethernet仕様など、オープンな業界標準を採用し、幅広いアクセラレータをサポートします。

Qualcomm Technologies、AI Infra SummitでCornelisと登壇

CornelisとQualcomm Technologiesは、AIインフラが直面する課題について共通の認識を持っています。すなわち、データを転送するだけの受動的なファブリックではアクセラレータの能力を十分に活用できず、その非効率性が推論処理の経済性に直接影響するという課題です。ラックスケールAIシステムの規模が拡大するにつれ、両社はネットワークを後付けで検討する要素ではなく、システム設計における最重要事項の一つとして捉えています。

Qualcomm Technologies, Inc.のEVP兼GM, Data CenterであるTony Pialis(トニー・ピアリス)氏は次のように述べています。

「AIシステムの規模が拡大し続ける中、ラック内でデータを効率的に移動させることは、コンピューティングそのものと同じくらい重要になっています。稼働率を向上させ、AIの経済性を改善するには、コンピューティング、メモリ、ネットワーキングを横断した、より統合的なアプローチが必要です。Cornelisが掲げるオープンかつプログラマブルなファブリックというビジョンは、こうした業界の方向性と合致しています。AIがラックスケール・アーキテクチャへ移行する中、インフラストラクチャ・スタック全体にわたって、お客様により多くの選択肢と柔軟性を提供することが極めて重要になります。」

Pialis氏は、AI Infra SummitにおけるSpelmanの基調講演に登壇し、効率的なAIインフラにおけるネットワークの役割について、Qualcomm Technologiesの見解を共有します。

2億500万ドルの資金調達で次世代製品を推進

Cornelisはまた、スケールアップ・ネットワーキング分野への事業拡大と、次世代製品の市場投入に向け、2億500万ドルの資金調達を実施したことを発表しました。今回調達した資金は、生産体制の拡大、顧客とのパートナーシップ強化、および市場展開(Go-to-Market)計画の加速に活用されます。

IAG Capital PartnersのPartnerであるJoel Whitley(ジョエル・ホイットリー)氏は次のように述べています。

「AI向けのオープン標準に基づくスケールアップ/スケールアウト・ネットワーキング市場は、2030年までに550億ドルを超える事業機会になると見込まれています。また、AIへの巨額な投資のうち、どれだけが実質的なリターンにつながるかを左右するのはネットワークであると考えています。」

「Cornelisに対する私たちの確信を支えているのは、他社と差別化されたビジョンと、それを実行できることを実証してきたチームの組み合わせです。同社はすでに複数世代のテクノロジーを市場に投入しており、AIインフラの次なる成長フェーズを捉えるうえで、非常に有利なポジションにあります。」

CN5000は現在量産出荷中です。また、CN6000は2026年第4四半期に予定されている提供拡大に先立ち、現在顧客向けサンプル提供を行っています。CornelisはAI Infra Summitにおいて、次世代のスケールアップ/スケールアウト製品ロードマップについても初公開する予定です。

AI Infra Summitで公開

Spelmanは9月15日(米国東部時間)に開催されるAI Infra Summitの基調講演において、Active Compute Fabricアーキテクチャの詳細を紹介します。

Cornelisはブース番号830においてCN6000のデモンストレーションを実施するとともに、次世代のスケールアップ/スケールアウト製品ポートフォリオを先行公開します。

詳細については、cornelis.com/GoActive をご覧ください。

(※1) 次世代ロードマップに関する性能数値は、量産前のシミュレーションおよびモデリングに基づくCornelisの予測値であり、実際の結果は異なる場合があります。稼働率およびコストの基準値には、大規模な学習および推論ワークロードに関して公開されている業界データを使用しています。Cornelisによる試算は、GPU 1時間あたり4.00ドル、年間稼働時間8,400時間、GPUの非生産時間約50%という条件の10万GPU規模のシステムをモデル化したものです。約50%という数値は、大規模な学習および推論ワークロードに関する公開業界データと整合しています。一般家庭の電力消費量との比較には、米国エネルギー情報局(U.S. Energy Information Administration)が示す、1世帯あたり年間約10,500kWhという平均住宅用電力消費量を使用しています。

Cornelis Networksについて

Cornelisは、AIおよびHPCワークロードを高速化する、高性能なスケールアップ/スケールアウト・ネットワーキング・ソリューションを提供しています。

Cornelisのテクノロジーは、ロスレスかつ輻輳のないネットワーキングを実現し、学習時間の短縮、推論性能の向上、コンピューティング・リソースの稼働率最大化に貢献します。

基盤モデルの学習から複雑な気候モデリング、リアルタイム分析まで、Cornelisのソリューションは、企業、学術機関、政府機関、クラウド環境における極めて要求の厳しいワークロードを支えています。

Cornelisは、パフォーマンス、スケーラビリティ、効率性を重視し、お客様がより迅速にインサイトを獲得するとともに、インフラ投資からより大きなリターンを得られるよう支援しています。詳細は www.cornelis.com をご覧ください。

報道関係者からのお問い合わせ先(Cornelis)

Matt Stubbs

mstubbs@voxuspr.com 

Voxus PR

【FAQ】

1. Cornelisは今回、何を発表したのですか?

Cornelisは、スケールアップ/スケールアウト・ネットワーキングに対応し、ファブリック内にプログラマブル・コンピューティング機能を組み込んだオープン・アーキテクチャ「Active Compute Fabric」を発表しました。これは、Cornelisのスケールアップ・ネットワーキング市場への参入を意味します。また、将来のラックスケールAIデータセンター設計に向けた検証に関するQualcomm Technologies, Inc.との協業、および約2億500万ドルの資金調達についても発表しています。

2. Active Compute Fabricとは何ですか?

Active Compute Fabricは、スケールアップ/スケールアウト・ネットワーク全体で、ロスレス・トランスポート、ファブリック内アクセラレーション、プログラマブル・コンピューティングを組み合わせたアーキテクチャです。ワークロードに適応し、コレクティブ通信処理をオフロードするとともに、AIおよびHPCシステム内をデータが移動する過程で、そのデータに対する処理を実行できます。

3. Cornelisがスケールアップ・ネットワーキング市場に参入する理由は何ですか?

スケールアップ領域への展開により、CornelisのアーキテクチャをラックスケールAIシステム内のアクセラレータに、より近い位置まで拡張できます。このアプローチは、同社の既存のスケールアウト技術と第3世代のスイッチ・シリコンを基盤としながら、オープンな業界標準を採用することで、アクセラレータを自由に選択できる環境を維持します。

4. CornelisはQualcomm Technologiesとどのような取り組みを行っていますか?

CornelisとQualcomm Technologies, Inc.は、大規模化するAIシステムが直面するネットワーキング上の課題について共通の認識を持っています。Qualcomm Technologies, Inc.のEVP兼GM, Data CenterであるTony Pialis氏が、AI Infra SummitにおけるCornelis CEO Lisa Spelmanの基調講演に登壇し、効率的なAIインフラにおいてネットワーキングが果たす役割についてQualcomm Technologiesの見解を紹介します。

5. Cornelisはいくらの資金を調達しましたか?

Cornelisは約2億500万ドルを調達しました。この資金は、スケールアップ・ネットワーキング機能の構築、次世代スケールアップ/スケールアウト製品ロードマップの開発、CN6000の製造、および顧客への導入支援に活用されます。

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会社概要

Cornelis Networks, Inc.

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URL
https://www.cornelis.com/
業種
製造業
本社所在地
100 Matsonford Rd, Building 4, Suite 101, Radnor, PA 19087, USA
電話番号
-
代表者名
Lisa Spelman
上場
未上場
資本金
-
設立
2020年01月