東京発・伝統WA感動「和の魅力発見シリーズ Traditional+(トラディショナルプラス)【vol.5】 Voice Surfing 声の系譜」開催のお知らせ
声の波動に乗って、音の時空を駆け巡るヴォイス サーフィン 声を「知る、聴く、遊ぶ」―不思議発見!
「東京発・伝統WA感動」は、東京都と公益財団法人東京都歴史文化財団が展開する「東京文化発信プロジェクト」の一環として、世界に誇るべき日本の伝統芸能・文化の魅力を国内外へ広く発信するとともに、その根底にある「和の心」を次世代に継承していくことを目的として実施しています。
「Traditional+(トラディショナルプラス)」は、企画コンセプト・ナビゲーターに音楽評論家の小沼純一を迎え、さまざまな伝統音楽や芸能の新しい魅力の発見を、初めての方にもわかりやすい解説と楽しいトークを交えてお贈りする、大好評のシリーズです。
【vol.1】では日本の伝統楽器「琵琶(びわ)」「笙(しょう)」「箏(こと)」、【vol.2】はアニメーションと「浪曲」の異色のコラボレーション、【vol.3】はスリル満点の「百人一首」競技と披講、そして【vol.4】では「尺八」とシンセサイザーのコラボレーションで、伝統芸能を現代の視点で捉えた遊び心満載の企画をお届けしてきました。そして今回のシリーズ【vol.5】で取り上げるのは、人の「声」です。
身体という最もシンプルな楽器から発せられる「声」。日本の音楽の歴史は、さまざまな「声」によって彩られてきました。朗々と流れる大河のように、微かに震える絹糸のように、いつの時代にも声の波動は言霊を呼び覚まし、うたに生命を与えてきました。1200 年の伝統を誇る仏教音楽『聲明(しょうみょう)』、能の謡『謡曲』、庶民の生活から生まれた『民謡』、そして現代を歌う『ポップス』まで、日本には時代時代に生まれた声の伝統が、千年の時を経て今に引き継がれているのです。
この異色4 ジャンルの実力者が一堂に会し、声の歴史を紡ぎます。
フィナーレは雅楽からオーケストラまでさまざまなジャンルの音楽を手掛ける作曲家、伊左治直(いさじすなお)が、声のための委嘱新作を発表します。交錯する4 つの声は、どのように響きあうのでしょうか?!
いにしえから現代、そして未来に船出するVoice Surfing(ヴォイス サーフィン)、私たちの声の系譜をたどる旅へと、皆様を誘います。
≪出演者紹介≫
① - 室生述成(Jussei Muro)-天台宗僧侶・聲明家(Tendai Sect Buddhist monk)
1971 年千葉県生まれ。宗教法人東榮寺、天台聲明七聲会所属。天台聲明を七聲会主宰・海老原廣伸僧正に師事。日本の聲明の二大潮流を成す真言宗・天台宗の指導者が宗派を越え97 年に旗揚げした「声明の会・千年の聲」(旧「聲明四人の会」+シャブダ)に結成初期より参加。毎年新春にスパイラルホールで開催される定期公演「千年の聲」を基盤に、古典作品の紹介と優れた作曲家に委嘱する新作聲明の上演の中核メンバーとして活動している。「千年の聲」が委嘱した鳥養潮作曲「阿吽の音」「存亡の秋」のCD リリースに参加(ビクターエンターテイメント)。2014 年3月「存亡の秋」アメリカツアーでは、NY のセント・バーツ教会とワシントンDC のケネディ・センターにてソリストとして出演した。
② -観世喜正(Yoshimasa Kanze)-能楽師・観世流シテ方(The Kanze School Shite-kata Noh actor)
1970年、三世・観世喜之の長男として東京に生まれる。
2歳半にて初舞台。「のうのう能」「喜正の会」を主宰し、能楽「神遊」同人として多くの公演を手がける。本拠地の東京神楽坂の矢来能楽堂を中心に、全国各地での公演に多数出演するほか、普及活動や講演も多く行なう。また謡曲のCD化、能公演のDVD作成など能楽教材のソフト化にも積極的に取り組み、全国にまたがる観世九皐会において、能の普及事業・謡曲指導に務める。公益社団法人観世九皐会並びに能楽協会理事。法政大学大学院、皇學館大学文学部非常勤講師。シンガポールITI講師を勤める。著書「演目別に見る能装束」(淡交社)、DVD「スピカろうそく能『鉄輪』『大般若』『道成寺』(日本伝統文化振興財団)ほかの主演・作成・監修
③ -木津茂理(Shigeri Kitsu)-民謡歌手・太鼓奏者(Folksinger/Japanese drummer)
民謡尺八奏者・木津竹嶺の長女として生まれる。幼少の頃より民謡番組テレビ、ラジオ、ステージに出演。「太鼓を打ちながら民謡をうたう」という独自のスタイルで、国内外で演奏活動を行う。海外ツアーは数十ヶ国に及ぶ。ジャンルにとらわれることなく、坂田明氏、細野晴臣氏等、ジャズやポップスのミュージシャンとのコラボレーションや、レコーディングも多く参加している。CM 音楽や映画音楽演奏なども手がけ、2004 年アテネオリンピック、シンクロナイズドスイミング音楽「阿波おどり」を、津軽三味線澤田勝秋氏とのユニット「つるとかめ」で演奏。民謡を身近に感じてもらうため各地でワークショップを行うなど、民謡普及に力を注いでいる。主なCD リリース に、アルバム「つるとかめ」「あいのかぜ」「しゃっきとせ」、ソロアルバム「JAPANESE VOICE」
④ - 坂本美雨(Miu Sakamoto)-ポップス歌手(Pop singer)
1980 年生まれ。90 年に音楽家である両親と共に渡米。ニューヨークで育つ。97 年「Ryuichi Sakamoto feat. Sister M」名義でデビュー。以降、本名で音楽活動を開始。2013 年初のベストアルバム『miusic - best of 1997~2012』を発表。音楽活動の傍ら、演劇出演、ナレーション、執筆も行う。東京FM 系全国ネット『坂本美雨のディアフレンズ』(月〜木11 時)パーソナリティを担当中。ニューアルバム「Waving Flags」発売中。動物愛護活動をライフワークとし、大の愛猫家である。
⑤ - 伊左治直(Sunao Isaji)-作曲家(Composer)
1968 年生まれ。日本音楽コンクール第1 位、日本現代音楽協会作曲新人賞、芥川作曲賞、出光音楽賞を受賞。これまでの主な活動としては、ラジオオペラ「密室音響劇《血の婚礼》」の制作、「南蛮夜会—伊左治直個展」開催、映画祭「ジャック・タチ・フィルム・フェスティバル」オープニングライブ、現代音楽祭「Music from Japan」(New York)にて2度の招待作曲家、Festival Atempo Caracas (Venezuela)招待作品、サントリー芸術財団コンサート「Transmusic」での2 度
の特集演奏会などがあるほか、伝統楽器への作曲としては《南蛮シングル》(筝+2 人のホーメイetc.)、《舞に酔い、宵に迷い》(篳篥+バグパイプ+ハーディガーディetc.)、雅楽作品《紫御殿物語》などがある。日本史、民俗学、時代劇、サッカー、ブラジル音楽、映画などへの興味とその影響から、声、即興、パフォーマンスを取り入れたユニークなスタイルの作品を数多く発表し、しばしば自身も出演する。また、「カデルノジャポニカ」「バンダ・ショーロ・エレトリコ」に参加し、童謡、昭和歌謡、ブラジル音楽に独自のアレンジを施したライブ活動も展開している。
≪公演概要≫
〔日 時〕 平成26 年9 月7 日(日)16:00 開演 (15:30 開場)
〔会 場〕 スパイラルホール (東京都港区南青山5-6-23 スパイラル3F)
〔チケット〕 全席自由 一般2,000 円/高校生以下1,000 円
平成26 年7 月3 日(木)より前売り開始
※未就学児入場不可
※車椅子席は東京発・伝統WA感動実行委員会事務局でお求めください。
〔販売窓口〕 ・ヴォートル・チケットセンター TEL:03-5355-1280 http://ticket.votre.co.jp/
・チケットぴあ TEL:0570-02-9999 [Pコード:437-065] http://t.pia.jp/
・イープラス http://eplus.jp/
・東京文化会館チケットサービス TEL:03-5685-0650 (10:00~18:00) http://www.t-bunka.jp/
〔W E B〕 http://www.dento-wa.jp/
〔主 催〕 東京都、東京文化発信プロジェクト室(公益財団法人東京都歴史文化財団)、東京発・伝統WA感動実行委員会
※東京発・伝統WA感動実行委員会構成団体
公益社団法人日本芸能実演家団体協議会、独立行政法人日本芸術文化振興会、NHKエンタープライズ
<東京文化発信プロジェクトとは>
東京文化発信プロジェクトは、「世界的な文化創造都市・東京」の実現に向けて、東京都と東京都歴史文化財団が、芸術文化団体やアートNPO等と協力して実施している事業です。多くの人々が文化に主体的に関わる環境を整えるとともに、フェスティバルをはじめ多彩なプログラムを通じて、新たな東京文化を創造し、世界に発信していきます。
http://www.bh-project.jp/
<東京発・伝統WA感動とは>
「東京発・伝統WA感動」は、東京都と公益財団法人東京都歴史文化財団が展開する「東京文化発信プロジェクト」の一環として、世界に誇るべき日本の伝統芸能・文化を国内外へ広く発信するとともに、その根底にある「和の心」を次世代に継承していくことを目的として開催してまいりました。6 年目にあたる今年度も一年を通じ、世代をこえて多くの方々にご参加いただけるよう、「伝統芸能公演」「東京大茶会2014」「キッズ伝統芸能体験」と大きく3 つの構成で実施いたします。公式ホームページ http://www.dento-wa.jp/
< 本件のお問い合わせ先 >
東京発・伝統WA感動実行委員会事務局 担当:加藤、荒金
TEL:03-3467-5421(平日10:00~18:00)
FAX:03-3467-5422
E-mail:info@dento-wa.jp
〒150-0047 東京都渋谷区神山町5-20 神山町小川ビル3 階
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