『学問のすすめ』は最強のビジネス書だった?中学生でも読める現代語訳版が登場
あの作家の意外な素顔が・・・?著者出演インタビュー企画!
1億人の本と本屋の動画投稿サイト「本TUBE」のスペシャル企画"著者出演インタビュー"で、『現代語訳 学問のすすめ』について著者である河野英太郎が語っています。
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福沢諭吉といえば『学問のすすめ』。『学問のすすめ』といえば、かの有名な冒頭フレーズ『天は人の上に人を造らず 人の下に人を造らず』。ここまでは知っていても、実際に読んだことがある方というのは少数なのではなかろうか。
『現代語訳 学問のすすめ』の著者である河野英太郎さんも、最初は“知っているけれど読んだことはない”人間だったが、初めて現代語訳を読了した時のことを振り返る。
「すでに社会に出て10年くらいだったんですけど、仕事にそのまま使えるんじゃない?っていう感覚を持ったんですね。ただ、現代語訳は複数出ているんですけど、まだ固いっていうのと、学者の方が書かれたものが多いので、言葉尻など忠実だった。」
哲学書であったり、教育本のイメージもある『学問のすすめ』は、今の時代に十分フィットする最高のビジネス書だった―。この発見とともに、河野さんはこの時、すでにある使命感に駆られていた。
「これはもっと多くの人が読むべきビジネス書で、自分がそれを世に広める役をやりたいと思ったんです。娘が中学に入ったんですけど、娘のような中学生でも読めるくらいっていう平易さを目指しました。」
驚くべきポイントは、140年前の書籍を現代語訳していても、その内容に時代錯誤感が全く存在しない点だ。昨今、原文を逸脱してでも読みやすさを優先する翻訳手法とされる“超訳”が物議を醸しているが、現代のビジネス書としての完成度が高すぎる『現代語訳 学問のすすめ』は、“超訳”疑惑すらかけられてしまうのが皮肉な話である。
「読んでいただいた方からの感想を聞くと、僕が勝手に作ったんじゃないかっていうくらいになっている・・・。それ位きれいに訳したというのもあるんですけど、書かれていることそのまま今のビジネスに通用することばかりなんですよね。“超訳”ではないことを強調しておきたいです。」
そんな『学問のすすめ』には、意外と厳しいことが綴られている。
「“衣食住に困らない、を目標に働かない、それはアリンコと一緒だ”といったような内容が書いているんですよ。まさに蟻って、食べて、住んで、何も着てはいないですけど、衣食住をやっていますよと。それだったら社会は変わっていなかったはずだと福沢諭吉は言っている。それ以上のことを社会にもたらす、自分が死んだ後に残すということを求めて人は動くべきだ、そうじゃないと社会の発展はない、と。」
このように、読む人によっては耳が痛いような内容も含まれている。しかしそこには、ビジネスの成功を“目的”ではなく、人生を豊かにするための“手段”として捉える哲学が存在している。『学問のすすめ』は、福沢諭吉の人生哲学が詰め込まれた、最強のビジネス書といえよう。河野さんは本著を、自分が良い人生を歩みたい、より良い社会に生きたいという全ての方に読んでもらいたいと言う。福沢諭吉が慶応義塾を作ってまで後世に伝えたかった思想に気軽に触れられる機会を、ぜひ逃さないでいただきたい。
単行本: 248ページ
出版社: SBクリエイティブ
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