プレスリリース・ニュースリリース配信サービスのPR TIMES
  • Top
  • テクノロジー
  • モバイル
  • アプリ
  • エンタメ
  • ビューティー
  • ファッション
  • ライフスタイル
  • ビジネス
  • グルメ
  • スポーツ

PR TIMESのご利用について

資料をダウンロード

認定特定非営利活動法人日本IDDMネットワーク
会社概要

日本IDDMネットワーク、1型糖尿病の「根絶」を目指す【1型糖尿病研究基金】において、第10回研究費助成課題4件を採択。

現在のインスリン補充療法を発展させる「治療」研究を重点に助成へ

認定特定非営利活動法人日本IDDMネットワーク

1型糖尿病の根絶を目指す認定特定非営利活動法人日本IDDMネットワーク(代表・井上龍夫)では、「1型糖尿病研究基金」によりこの度第10回を数える研究費助成課題を採択いたしました。
日本IDDMネットワークは2005年に1型糖尿病の「根治」を願い、「1型糖尿病研究基金」を設立いたしました。現在、この基金により1型糖尿病根絶に向けた先進的な研究に取り組んでいる研究者の方々や団体に対し研究費の助成を行っています。
2016年までの研究費累計助成額は1億円を見込み、「治療」と「根治」と「予防」の研究を支援し、1型糖尿病の“根絶”を目指す

 日本IDDMネットワークでは、現在の治療法の改善により生活の質の向上を図る「治療」、インスリン補充から解放され病気前のもとの体に戻る「根治」、そして、新しく発症する患者を無くす「予防」に対し研究助成を行っております。これにより、1型糖尿病の“根絶”を目指しています。

2008年度以降、合計22件、8,000万円の研究助成を行ってまいりました。第10回を数えるこの度は、研究助成重点対象分野を現在のインスリン補充療法を発展させる「治療」と定め公募を行い、下記の4件、総額500万円の助成を決定いたしました。これにより累計で8500万円となり、さらに、これから佐賀県庁のご協力による“日本IDDMネットワーク指定”『ふるさと納税』を財源とする異種移植の研究助成等を予定しており、2016年末までに総額1億円を超える研究費累計助成額を見込んでおります。

 今回、研究助成が決定した課題は以下の4件となります。有識者や学識経験者の助言を得て選考いたしました。1型糖尿病「根絶」のその日まで本研究助成を継続してまいります。

============================
【研究課題】
課題名: 1型糖尿病患者における、カーボカウントに加えて脂質・タンパク質摂取にも対応できる新規追加インスリン投与法の開発<治療>
研究代表者: 大阪市立大学大学院発達小児医学教室 川村智行 講師
助成金額: 100万円/年(最長3年間)
============================
1型糖尿病のインスリン療法は、カーボカウントを用いたインスリン調整により食生活の自由度が高まりました。一方で、脂質・タンパク質の多い食事ではカーボカウントだけでは対応が不十分なことを経験します。この研究の目的は、タンパク質と脂質摂取にも対応できる簡単なインスリン投与法を開発することです。

方法としては、マイクロミニブタをもちいた動物実験とリアルタイムCGM(持続血糖測定器)+インスリンポンプ療法中の1型糖尿病患者の実生活における臨床研究を同時進行で行い、相互に成果を反映させながら実施します。
============================
【研究課題】
課題名: インスリンによらない1型糖尿病の薬物治療の可能性<治療>
研究代表者: 武庫川女子大学薬学部 臨床病態解析学講座 森山賢治 教授
助成金額: 200万円
============================
【研究概要】
再生医療や移植医療により、インスリン産生・分泌細胞を再導入する試みが精力的に進捗中です。一方、その成果が実際に臨床で応用されるまでには、幾つかの超えなければならない障害の克服と時間が必要です。今回、現行の薬剤を利用して、膵臓の細胞をインスリン産生・分泌細胞として再出現させる可能性のあることが分かりました。これにより、完全な解決ではないものの、根治に至る迄の過程の選択肢として、毎日4回以上の注射による治療法を、月に一度の服薬で血糖コントロールが維持されるような治療法の開発を目指します。
============================
【研究課題】
課題名: 1型糖尿病を発症しない動物モデルの確立と発症抑制機序の解明<予防>
研究代表者: 筑波大学 医学医療系 宮寺浩子 助教
助成金額: 100万円
============================
【研究概要】
1型糖尿病はさまざまな遺伝要因、環境要因によって引き起こされますが、中でも最も強い遺伝要因は「ヒト白血球抗原(HLA)」と呼ばれる免疫系遺伝子です。しかし、特定のHLA遺伝子型と1型糖尿病とが関連するメカニズムは十分に解明されていません。本研究は1型糖尿病モデルマウスを遺伝的に改変したモデルマウスを樹立し、このモデルでの病態と発症・抑制のメカニズムを明らかにすることで、1型糖尿病の発症と抑制に関わる免疫系の働きと分子機序の解明を目指します。
============================
【研究課題】
課題名: 次世代シーケンス法を駆使した1型糖尿病原因遺伝子の同定とβ細胞機能廃絶
予知予防への応用<予防>
研究代表者: 近畿大学医学部 内分泌・代謝・糖尿病内科 能宗伸輔 講師
助成金額: 100万円
============================
【研究概要】
日本人における1型糖尿病は、欧米に比べて一般人口における有病率は低いのですが、一つの家系内に複数名の患者を認めることが多く、疫学的特徴が異なります。また同様に発症に関わる遺伝因子も欧米と日本では差があることが指摘されています。本研究では1型糖尿病を複数発症する日本人家系を集め、近年長足の進歩を遂げた遺伝子解析技術(次世代シーケンス法)を駆使して、日本人に特有、かつ発症に強く関わる遺伝因子を同定し、さらにβ細胞破壊への関わる遺伝因子を検討することにより、1型糖尿病発症の予知のみならず、発症後のβ細胞保護の手法の確立を目指します。

 【団体概要】
〒840-0823 佐賀県佐賀市柳町4-13
認定特定非営利活動法人日本IDDMネットワーク
理事長 井上 龍夫
http://japan-iddm.net/

 

 

このプレスリリースには、メディア関係者向けの情報があります

メディアユーザーログイン既に登録済みの方はこちら
メディアユーザー新規登録無料

メディアユーザー登録を行うと、企業担当者の連絡先や、イベント・記者会見の情報など様々な特記情報を閲覧できます。※内容はプレスリリースにより異なります。


種類
その他
ビジネスカテゴリ
医療・病院医薬・製薬
関連リンク
http://japan-iddm.net/

会社概要

認定特定非営利活動法人日本IDDMネットワーク

6フォロワー

RSS
URL
http://japan-iddm.net/
業種
医療・福祉
本社所在地
佐賀県佐賀市柳町4-13
電話番号
-
代表者名
井上龍夫
上場
未上場
資本金
-
設立
-
トレンド情報をイチ早くお届けPR TIMESを友達に追加PR TIMESのご利用について資料をダウンロード