計測作業が驚くほど簡単・楽になる、現場完結型3DレーザスキャナTrimble X7(測量・建設向け)をリリース

3Dデータ取得の自動化で3次元測量のワークフローを刷新

株式会社ニコン・トリンブル

測量・測位ソリューションの開発・製造・販売を行う株式会社ニコン・トリンブル(本社:東京都大田区、代表取締役兼CEO:丹澤孝)は測量・建設向けに小型・軽量・現場完結型3Dレーザスキャナ「Trimble X7」をリリースいたします。

小型・軽量が実現する高い機動力、誰でも簡単に3Dデータが取得できる操作性、計測しながら自動合成・確認作業のシンプル化で、地上型3Dレーザスキャナを使い慣れていない方でも、安心して3次元地形測量が行えます。


Trimble X7と専用タブレットPC Trimble T10(Perspectiveソフトウェア標準搭載)Trimble X7と専用タブレットPC Trimble T10(Perspectiveソフトウェア標準搭載)

【ワークフローの刷新で完全自動化する、Trimble X7と専用タブレットPC】
 Trimble X7は、スキャン作業や点群合成処理にまつわる工程の「完全自動化」により、今まで時間をかけて行ってきた多くの作業を現場で完結させることで、大幅な時間短縮と効率化、経済性を実現します。以下の特長により、オペレータはスムーズに効率よくスキャンステーションを移動しながら3次元地形測量を行っていくことが可能になりました。

  • 軽量小型の筐体は、足場の悪い現場でも優れた機動力を発揮(本体重量5.8kg:バッテリ含む)

  • 高精度な自動整準により、機器設置の整準が不要

  • 周囲/機器内部の温度の計測による自動距離補正で高精度化を実現

  • 自動コリメーション補正により、精度確保と機器のメンテナンスコストを削減

  • スキャン終了後、スキャンデータは高速Wi-Fi通信にてタブレットに自動転送(画像データ含む)

  •  スキャンの際に必要であった複数のターゲット設置/回収は不要、タブレットPC上で各スキャンデータのオーバーラップを自動検出し、高精度で自動合成を実施

  • 合成された3次元点群をタブレットPC上に表示、合成精度等も自動でレポート出力


 Trimble X7の新しいワークフローは急傾斜等を伴う砂防堰堤の3次元地形測量も効率的に行うことができます。

左右写真:堰堤の周囲をTrimble X7で計測する技術者  中写真:タブレットPC上に表示されている計測直後の点群左右写真:堰堤の周囲をTrimble X7で計測する技術者  中写真:タブレットPC上に表示されている計測直後の点群


【Trimbleと3Dレーザスキャナ】
 Trimble社(本社:米国サニーベール市)は、1992年に最初の3Dレーザスキャナとして「GS100」をリリースし、その後もユーザの業務ワークフローに着眼し、最先端の技術を搭載した3Dスキャナを続々と発表しています。2016年にはトータルステーションと3Dレーザスキャナのハイブリッド型であるTrimble SX10をリリースし、専門的な知識が必要、専用ソフトウェアを用いた登録作業が難しい、投資収益性が悪い、などの3Dレーザスキャナ特有の課題や常識の改善にチャレンジしました。
 Trimble X7は、「シンプル・スマート・プロフェッショナル」をコンセプトに、初心者も簡単に3Dデータを取得できるツールとして、さらなる作業の自動化やアシスト機能によるワークフローのシンプル化を目的に開発されました。

現場で計測を行いながらタブレットPCで合成結果を確認現場で計測を行いながらタブレットPCで合成結果を確認

次々とスキャンステーションを移動しながら観測を進める間に、タブレットPC上の点群は自動合成されていきます。どのような現場でも3次元地形測量はテンポ良く効率的に行っていくことが可能となりました。
 
 
 【その他の特長】
 Trimble X7は、初めて3Dレーザスキャナを使うお客様から既にレーザスキャナをお使いのプロフェッショナルな方にも、今までにない利便性をお届けします。
  

  • 優れた耐環境性能(防水・防塵:JIS保護等級 IP55 使用可能温度範囲:-20℃~+50℃)

  • 任意写真撮影と3D位置との情報紐づけ機能(アノテーション機能)

  • 高感度モードにより低反射率の確実なデータスキャン、太陽光等による影響を大幅に軽減

  • タブレットPCから一般的な点群フォーマットでのデータ出力が可能(E57/LAS等)


専用の運搬用バックパック:Trimble X7とタブレットPC他備品を全て収納   低反射率の車体でもスキャニング可能専用の運搬用バックパック:Trimble X7とタブレットPC他備品を全て収納   低反射率の車体でもスキャニング可能


 【製品情報】
 ●Trimble X7 製品情報
  https://www.nikon-trimble.co.jp/products/product_detail.html?tid=400
 
 ●Trimble X7 紹介動画 

 https://www.youtube.com/watch?v=u59SL9prO7s&feature=youtu.be
  

 ●販売開始日:2020年8月31日
 
 ●販売価格:最寄りのニコン・トリンブル ジオスペーシャル事業部正規販売店へお問い合わせください
 
 ●商品構成
 Trimble X7(3Dスキャナ本体)、Trimble T10(タブレットPC)、軽量三脚、運搬用バックパック
 
 
 【株式会社ニコン・トリンブルについて】
 株式会社ニコンと米国Trimble Inc.のジョイントベンチャーである株式会社ニコン・トリンブルは、両社のコア技術である測量・測位技術とノウハウを融合させ、GNSS受信機、小型・軽量なトータルステーション、先端的なロボティックトータルステーションを中心に高品質、高精度なソリューションをご提供していてまいりました。近年ではTrimbleの最先端建設ICTソリューションや3Dレーザスキャナを国内に導入し、多くの実績を積み上げております。精密農業、地理空間情報、自動運転の分野においても、最先端の技術、ソフトウェア、サービスをご提供しながら、新たな分野開拓の可能性にもチャレンジしております。


  

【お問い合わせ先】
 名称:株式会社ニコン・トリンブル
 住所:東京都大田区南蒲田2-16-2
 担当者:ジオスペーシャル事業部 木村/大村
 E-mail:gs-info@nikon-trimble.co.jp
 ニコン・トリンブル会社HP:https://www.nikon-trimble.co.jp

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ビジネスカテゴリ
建設・土木
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会社概要

株式会社ニコン・トリンブル

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URL
https://www.nikon-trimble.co.jp/
業種
製造業
本社所在地
東京都大田区南蒲田2-16-2 テクノポート大樹生命ビル
電話番号
03-5710-2598
代表者名
丹澤孝
上場
未上場
資本金
9600万円
設立
2003年04月