プレスリリース・ニュースリリース配信サービスのPR TIMES
  • Top
  • テクノロジー
  • モバイル
  • アプリ
  • エンタメ
  • ビューティー
  • ファッション
  • ライフスタイル
  • ビジネス
  • グルメ
  • スポーツ

PR TIMESのご利用について

資料をダウンロード

日本ゴア株式会社
会社概要

ゴアファブリクスディビジョンが2020年に向けて意欲的な環境目標を発表

日本ゴア株式会社

■環境目標
•   一般消費者向けガーメント用ラミネートの85%でbluesign®認証を取得します
•   一般消費者向けガーメント製品で100%OEKO-TEX®認証を取得します
•   一般消費者向けに出荷される最終製品(ジャケット、靴、グローブ、アクセサリー)の85%相当分のラミネートから環境への影響に懸念のあるPFCを除去します

 W. L. Gore & Associates, Inc.(以下、ゴア)は、『ゴアファブリクスディビジョン長期サステナビリティープログラム』の一環として、2020年に向けて意欲的な環境・化学物質管理目標を発表しました。この目標は、bluesign®システムやOEKO-TEX®のような厳しい独自基準を持つ第三者機関が発行する認証に基づき、社内ですでに行っている化学物質管理を補完するものです。

 3つの目標の中で、ゴアファブリクスが一般消費者向け製品のライフサイクルを通じて、環境負荷を継続して削減する、という長期的な視野に立ったプロセスの中で重要なマイルストーンと位置づけている、環境への影響に懸念のあるPFCの除去を掲げています。ゴアは積極的かつ革新的なプログラムを実行に移し、耐久性撥水(DWR*)加工とメンブレン製造工程からのPFCの除去を目指し、2段階の目標を設定しました。

•    2020年までに、一般消費者向けに出荷される最終製品(ジャケット、靴、グローブ、アクセサリー)の約85%相当分のラミネートから、環境への影響に懸念のあるPFCを除去します
•    2021年から2023年の間に、エンドユーザーの求める性能要件を満たす製品の販売を続けつつ、残りの一般消費者向け最終製品のラミネートからもPFCを除去します

 この目標を達成するために、ゴアはファブリクスディビジョンのサプライヤーがPTFEを製造するために使用している加工助剤に含まれているPFCの除去のためにサプライヤーと協働することも含め、大規模且つ革新的取組みに着手します。

 ゴアファブリクスディビジョンのリーダーシップチームの一人、Christian Langer(クリスチャン・ランガー)は次のように語りました。「私達は今後も、高い技術性能とサステナビリティーを最適な形で両立させたアウトドア製品を提供し続けます。一般消費者向けの全製品からPFCを除去する大胆な目標を立てたことにより、ゴア製品の環境に対する影響を今後何十年にも渡り継続して改善していくという決意を新たにしています。サプライヤーの皆さんと共に新しいDWR加工やメンブレン素材の開発も含めた製品開発を積極的に進めて、目標達成を目指すつもりです。」

  ゴアはフッ素・非フッ素化合物、両方のソリューション開発を含め、多数の技術開発を平行して進めています。PFC-freeのDWR加工を施した初の製品は、2018年秋冬シーズンより発売されることを目指しています。

 ステークホルダーとの協力の一環として、ゴアはアウトドアアパレル業界におけるPFC使用に関する対話をグリーンピースと始めました。初期の話し合いとその後のより詳細な議論の結果、グリーンピースとゴアは環境への影響に懸念のあるPFCを構成する素材の確かな物性に対して相互理解にいたりました。

 ゴアファブリクスサステナビリティーリーダーのBernhard Kiehl(ベルンハルト・キール)は言います。「PTFEと環境への影響に懸念のあるPFCとの違いがはっきりすれば、懸念のある素材と安全な素材をどう見分けたらいいのかという長年のあいまいさから開放されます。厳密で正確な定義があれば、アウトドア業界においても明確な定義付けができるだけではなく、ゴアやゴアのお客様が、より持続可能な技術革新を提供していく道を作りやすくなります。」

 幅広く認識され、グリーンピースからの支持も得られている科学に基づいた知見によると、環境への影響に懸念のあるPFCを使わずに生産されたゴアのメンブレン素材であるPTFEは、安全且つ環境に優しい物質と考えられています。このポリマーは不活性で、水に溶けず、分解されてPFCになることもありません。

 グリーンピース・イタリア支部のDetox Outdoor Corporate Leadの Chiara Campione(キアラ・カンピオーネ)は次のようにコメントしています。「グリーンピースは、アウトドア業界において正に画期的な出来事として、この動きを歓迎しています。バリューチェーンの中で果たすゴアファブリクスの影響力を考えると、ゴアが推進するイノベーションは、環境負荷のより少ないPTFEメンブレンの使用も含め、有害なPFCを除去したアウトドア製品の幅を大きく広げることでしょう。」
 
 ゴアのサステナビリティーリーダー、キールはこう続けました。「多様な素材の選択肢を作るべく開発を進めていますが、現在の技術的な知見から考えても、多くの人々、特に高い性能を要求するエンドユーザーにとって、PTFEの特異な性能と耐久性は、好ましい選択肢となるでしょう。並外れた耐久性があるPTFEは、環境という観点から言っても、理にかなった選択と言えます。一つの製品を長く着用することが、結果的には環境への影響度も小さくすることになるのですから。」
 
 製品の環境に与える影響を評価し、責任ある化学物質管理の実践を保証するというゴアファブリクスのライフサイクルアプローチ(製品寿命)に合致させるために、ゴアは独立した第三者機関からの検証を20年以上にわたって受けてきました。

•  現在、一般消費者向けガーメントラミネートの90%はOEKO-TEX® Standard 100の認証を受けており、残りの10%も該当基準に沿って生産しています。2020年までに、100パーセントの認証を目指しています
•  一般消費者向けに出荷されるガーメントラミネートの70%はすでにbluesign®の認証を受けており、2020年までに85%の認証取得を目標としています

 キールは「新しい化学物質管理の目標を持って、技術開発を始めています。バリューチェーンの中でのゴアのユニークな立場を考えると、大きなインパクトを持つことができるでしょう。アウトドア業界にとって有意義な変化を起こせる機会に恵まれていることに、嬉しく思います。」と締めくくりました。

 アウトドア業界内における化学物質管理に更に積極的に透明性をもたらすために、ゴアファブリクスディビジョンは、進捗を公開するだけではなく、より持続可能な化学物質にしていくための評価方法やその結果を、年1回発行している“Responsibility Update”やウェブサイトで公表しています。

 ゴアファブリクスサステナビリティーに関してより詳細な情報を知りたい方は、こちらをご覧ください。www.gore-tex.com

*DWRは“Durable Water Repellent(耐久撥水加工)”の略です。

<ご参考資料>
当資料は、W. L. Gore & Associates, Inc.がフェルドカーフェン/ヴェスターハムにて2017年2月6日(現地時間)に発表した英文プレスリリースを日本語に翻訳再編集したものです。正式言語は英語であり、その内容及び解釈については英語が優先します。

W. L. Gore & Associates(ゴア)について
ゴアは、発明と製品イノベーションを重視する技術主導型の企業です。防水透湿素材のGORE-TEX® ファブリクスはよく知られており、これら高機能ファブリクスをはじめ、体内に埋植する医療機器、工業用の製造部品、航空エレクトロニクスにいたるまで、そのラインアップは多岐にわたります。私たちは1958年にアメリカを本拠として創業以来、今では年間売上は30億ドルを超え、世界中にある拠点で1万人以上のアソシエートを擁しています。
詳細は、gore.com をご参照ください。
日本ゴア株式会社は W. L. Gore & Associates (ゴア) の一員です。
GORE-TEX®、GUARANTEED TO KEEP YOU DRY™、GORE® および記載のデザイン(ロゴ)は、W. L. Gore & Associatesの商標です。

このプレスリリースには、メディア関係者向けの情報があります

メディアユーザーログイン既に登録済みの方はこちら
メディアユーザー新規登録無料

メディアユーザー登録を行うと、企業担当者の連絡先や、イベント・記者会見の情報など様々な特記情報を閲覧できます。※内容はプレスリリースにより異なります。


種類
経営情報
関連リンク
http://www.gore.com/ja_jp/index.html
ダウンロード
プレスリリース.pdf

会社概要

日本ゴア株式会社

0フォロワー

RSS
URL
http://www.gore.com/ja_jp/index.html
業種
製造業
本社所在地
東京都港区港南1-8-15 Wビル14階
電話番号
03-6746-2640
代表者名
Pete Kubizne
上場
未上場
資本金
-
設立
1974年02月
トレンド情報をイチ早くお届けPR TIMESを友達に追加PR TIMESのご利用について資料をダウンロード