【情報通信研究機構(NICT)×キャンパスラボ】「環境×健康スマートIoT実証実験」を開始キャンパスラボメンバーがメンターとなり地域市民と共に「カラダにうれしい空気を探そう」データソンイベントを開催
各大学のミスキャンパスが集結して社会課題に取り組むプロジェクトチームキャンパスラボの活動内容を定期的にお届けする「Lab Letter」
共創し、マーケティングから商品開発・プロモーション企画などを一貫して実践するプロジェクトチームです。「ミスキャンが世の中を変える!」をスローガンに、様々な提案を通して社会勉強を行っています。
「カラダにうれしい空気を探そう」をテーマに、福岡市の地域住民と一緒にキャンパスラボメンバーがメンターとなって5チームを編成し、約1か月間(3月1日~4月8日)、観測センサーを持って市内を歩き、大気環境と体調・空気をどう感じたかを示すデータを収集し、そのデータを活用したサービスアイデアを考えるデータソンイベントを開催しました。
【実施目的】 【実施内容】
【 環境×健康スマートIoT実証実験HP http://datathon.jp 】
キャンパスラボメンバーは“メンター”として参加し、各ルートのテーマ設定やグループディスカッション、ワークアウトなどの活動を約1か月にわたってサポート。具体的には、地域住民と福岡市の5つのルート(ももち浜ルート、大濠公園ルート、天神ルート、香椎ルート、福岡空港ルート)を一緒に歩きながら、情報通信研究機構(NICT)が開発した小型PM2.5センサー、ウォーキングアプリ、体調センサー(心拍数等)を使ってデータ収集を行い、その後、地図編集ツールを使って収集したデータを基に「カラダにうれしい空気」マップを作成。また、「カラダにうれしい空気マップ」を誰にどのように使わせるか(サービス化)を検討するアイデアソンをキャンパスラボメンバーを中心として活発な議論を展開し、サービス化のヒントなる様々なアイデアを創出することができました。
「カラダにうれしい空気を探そう」データソン
■インプットセミナー&ワークアウト
「カラダにうれしい空気を探そう」是津耕司氏(情報通信研究機構 室長)の開会宣言により、環境×健康スマートIoT実証実験はスタート。ワークアウトとして様々なロケーションを想定して設定した5つのルートごとに設定されたミッションをクリアしながらデータ収集。ミッション終了後は、これらデータを参考に地図作成ツールを用いて各コースのテーマに即した「カラダにうれしい空気マップ」を作成しました。
■中間報告会&ワークアウト
カラダで空気を感じることをテーマに、知覚空気質や瞑想呼吸法について説明を受けた後、グループごとに「カラダで感じる空気にはどんなものがあるか」について議論し発表しました。中間報告会での発表では、各グループそれぞれに“カラダにうれしい空気マップ”への表現がインプットセミナー時と異なり、より具体化した表現へと変化。次回成果報告会でのサービスモデル立案に向けて有意義な成果がでました。
■成果報告会
インプットセミナー・中間報告会での議論を踏まえて成果報告会では、「カラダにうれしい空気マップ」を誰にどのように使わせるか(サービス化)を検討するアイデアソンを実施しました。メンターを中心とした活発な議論を展開し、限られた時間の中でこれまでに作成してきた“カラダにうれしい空気マップ”の活用方法とそのプレゼンテーション作成に取り組み、利用シーンの再現ドラマを織り交ぜながら楽しく面白く発表し、会場は大いに盛り上がりました。これらプレゼンテーションは審査委員による厳正な審査の結果、個人賞と合わせて表彰も行われました。今後のサービス化のヒントなるアイデアを創出することができました。本活動は、「ICTで拓く未来」をテーマに情報通信研究機構(NICT)で行われたオープンハウスにて、キャンパスラボメンバーも参加し実証実験成果発表を行いました。
■「カラダにうれしい空気を探そうデータソン」メンター
日本大学 ミスフェニックスコンテスト2016ファイナリスト 山田梨央
【メンターとして参加した感想】
メンターとして活動することは今まで経験することがなかったので、私にとって新しい挑戦でした。実際に参加者の方々とワークアウトをして、地図を作成し、ディスカッションを重ねていく中で、メンターとしてチームを上手く束ねて、意見を引き出すことがこんなにも難しいとは思いませんでしたが、この約1ヶ月間で、空気の感じ方だけでなく、意見の伝え方やチームのまとめ方など、沢山のことを学び、私自身とても成長でき、素敵な機会をいただいたと思います。普通に学生生活をしていたら出会わないような様々な方との交流ができてとても良い経験となりました。
【カラダにうれしい空気について】
初めて歩いた時には、空気は気持ちがいいか、不快に思うか、私の中ではその2択しかありませんでした。ただ、その気持ちがいい空気の中にも、深呼吸したくなったり、清々しく感じたり、反対に、不快に思うのには、湿気を感じたり、排気ガスや工事のにおいがしたりなど、表現の仕方はいくつもあるという事を学んでからは、まず気持ちがいい空気かどうかその後にどうしてそう思うのか?の理由付けを自分なりにするようになりました。
今まで空気を意識したことがなかったのですが、改めて空気を感じることで私たちの生活になくてはならないものであるのだと実感しました。今までよりも少しだけ空気を身近に感じるようになりました。私にとって「カラダにうれしい空気」とは?「幸せ!」です。
■キャンパスラボ 概要
各大学のミスキャンパスが集まり、社会課題に取り組むプロジェクトチーム。企業様や自治体様と共創し、商品開発やマーケティングからプロモーション企画まで一緒に実践するプロジェクトチームです。「ミスキャンのイメージを変えたい、ミスキャンの力で社会を変えたい」という熱い志を持った各大学のミスキャンパスが集結し、『ミスキャンが世の中を変える!』を胸に、お客様の課題に合わせ、プロジェクトメンバーとしてマーケティング~ムーブメントまで一貫してサポートします。これまでにも神奈川県様との未病の取り組みや風しん撲滅に向けた啓蒙活動をはじめ、国土交通省様、東京都下水道局様などの公共団体、その他にも電鉄会社様、百貨店様、食品系企業様、そして航空会社様など様々な自治体様や企業様と社会課題解決に向けたプロジェクトの実施をおこなっています。
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