クラウドサービスの安全・信頼性に係る情報開示認定機関のASPICへの移管

ASPICは、平成29年10月1日から「クラウドサービスの安全・信頼性に係る情報開示認定制度」の認定機関として業務を開始します。

ASPIC

 特定非営利活動法人 ASP・SaaS・IoTクラウド コンソーシアム (略称:ASPIC、東京都品川区西五反田7-3-1 会長:河合輝欣)は、「クラウドサービスの安全・信頼性に係る情報開示認定制度」について、一般財団法人マルチメディア振興センター(FMMC)が実施していた情報開示認定機関業務を、平成29年10月1日から移管を受け、認定機関業務を開始することとなりました。

 今後、ASPICがクラウドの情報開示認定機関として、情報インフラとなっているクラウドサービス、IoTサービス、AIサービスの安心安全な発展に貢献するとともに、クラウド事業者の事業の拡大に寄与してまいります。
認定サイト: http://www.cloud-nintei.org/

1.情報開示認定制度について 
 情報開示認定制度については、安心安全なクラウドサービスの推進のため、平成19年に総務省とASPICが合同で「ASP・SaaS普及促進協議会」を立上げ、この協議会で、セキュリティ対策ガイドラインの策定、ASP・SaaSの安全・信頼性に係る情報開示指針の策定及び、この指針をもとに、情報開示認定制度の検討、立案を行いました。

 平成20年4月に「ASP・SaaSの安全・信頼性に係る情報開示認定制度」を創設し、認定機関をFMMC、
認定事務局をASPICとして、運営を開始しました。
 さらに平成24年9月「IaaS・PaaSの安全・信頼性に係る情報開示認定制度」及び「データセンターの安全・信頼性に係る情報開示認定制度」を創設しました。
 
 この情報開示認定制度により、クラウド事業者からの情報開示が適切に行われていることを認定し、クラウド利用者が認定されたクラウドサービスを比較、評価、選択することができます。
 これにより安心安全なクラウドサービスの利用が促進されます。

 これまでに認定されたサービスの総数は233件(ASP・SaaSサービス 215件、IaaS・PaaSサービス
11件、データセンター 7件)、163事業者となっています。 

 この間、10年にわたりASPICは、総務省のご指導のもと、情報開示認定制度の普及推進等を行い、安心安全なクラウドサービスの実現を推進してきました。 

2.ASPICの活動について 
 ASPICは平成11年創立以来、ASP・SaaS・クラウドの普及促進と安心安全なクラウドサービスの推進に取り
組んできました。特に安心安全については、総務省と合同、連携して設立した「ASP・SaaS普及促進協議会」及び「ASP・SaaSデータセンター促進協議会」で、クラウド化に関するセキュリティガイドライン、情報開示指針、情報の公開二次利用のガイドライン等、25件のクラウドサービスに関するガイドラインを策定してきました。
 これらの活動に対して、総務大臣表彰を、平成20年にASPICが団体として、平成24年にASPIC会長の河合が個人として受賞しました。 

3.新たな情報開示認定制度 
 平成29年10月、総務省により公表された「クラウドサービスの安全・信頼性に係る情報開示指針」(H29年3月)の改定に伴い、新たな認定制度として「医療情報ASP・SaaSの安全・信頼性に係る情報開示認定制度」及び「特定個人情報ASP・SaaSの安全・信頼性に係る情報開示認定制度」を創設します。

本件連絡先(申請受付窓口)
(新)クラウドサービス情報開示認定機関
特定非営利活動法人 ASP・SaaS・IoT クラウド コンソーシアム(ASPIC)
クラウドサービス安全・信頼性情報開示認定制度事務局(担当:谷合・国松)
           〒141-0031 東京都品川区西五反田7-3-1 たつみビル2F
                 TEL:03-6662-6854  Fax:03-6662-6347
       mail:(9月末まで)btr-ojoufj@fmmc.or.jp
          (10月以降)aspic@cloud-nintei.org
                  認定サイト: http://www.cloud-nintei.org/

 

会社概要

URL
http://www.aspicjapan.org
業種
情報通信
本社所在地
東京都品川区西五反田7-3-1 たつみビル2F
電話番号
03-6662-6591
代表者名
河合 輝欣
上場
未上場
資本金
-
設立
1999年11月