フランス発のドキュメンタリー映画「我が友・原子力~放射能の世紀」2021年春劇場公開。監督来日メディア向け試写会開催。
今夏、フランス・ドイツのARTEにて放送された「我が友・原子力~放射能の世紀」(原題:Notre ami l'atome —Un siècle de radioactivité)の日本語版が完成。
フランス在住の映像作家、渡辺謙一による最新ドキュメンタリー映画「我が友・原子力~放射能の世紀」の完成を記念し、監督来日メディア向け試写会を開催します。来春の全国劇場公開を前に特別上映会も実施(高知、大阪、三重、福島、栃木、青森の全国6か所)。
渡辺謙一最新作のドキュメンタリー映画「我が友・原子力~放射能の世紀」が完成しました。今年の夏に、フランス・ドイツのARTEにて放送された「Notre ami l'atome —Un siècle de radioactivité」の日本語版です。
タイトルの「Notre ami l'atome」は、1950年代に「原子力の平和利用」を唱えた米アイゼンハワー大統領政権期のディズニー映画「Our Friend The Atom」に由来。記録映像や被ばく者らのインタビューなど5章で構成された本作は全編フランス語で制作され、日本国内では日本語字幕での上映となります。
第1章・放射能雲の中の米軍兵士
第2章・死の灰の中の日本漁船
第3章・ラジウム・ガールズ
第4章・被ばくと沈黙
第5章・怒りの訴訟
日本語版の完成披露プレス試写会を10月22日(木)東京渋谷のユーロライブにて行います。
■ドキュメンタリー映画「我が友・原子力~放射能の世紀」
(原題:Notre ami l'atome —Un siècle de radioactivité)
監督:渡辺謙一/57分/2020年/2021年春全国劇場公開予定(配給インプレオ)
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映画『我が友・原子力~放射能の世紀』プレス試写会(完全予約制)■開催概要
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【会場】
ユーロライブ 渋谷区円山町1-5 KINOHAUS 2F 渋谷駅下車徒歩7分
【開催日時】
2020年10月22日(木)
14:30- 受付開始
15:00- 上映
16:00- 監督舞台挨拶、質疑応答、写真撮影対応
【予約方法】
下記URLの応募申し込みフォームから、住所・氏名・所属・メールアドレス等ご記入の上、ご予約下さい。
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▼プレス試写会参加申込フォーム(完全予約制)
https://forms.gle/gyNBJJGNLLeeU8rc6
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予約完了のご案内のメールをもって予約完了となります。
お申込後、試写会日前日の21日(水)16時までに予約番号を記載した完了メールが届かない場合はお手数ですがお電話にてご連絡くださいませ。(03-6407-8031)
【ご来場に際してのお願い】
新型コロナウイルス感染予防対策の一環としてして完全予約制とさせていただきます。
受付番号をお持ちでない方はご入場できませんのでご了承くださいませ。
受付の際に、検温(非接触型体温計使用)+手指消毒の実施およびマスクの着用のご協力をお願いいたします。
【各種URL】
―公式サイト『我が友・原子力~放射能の世紀』
https://wagatomo-genshiryoku.com/
―Facebook『我が友・原子力~放射能の世紀』
https://www.facebook.com/wagatomo.genshi/
―Twitter『我が友・原子力~放射能の世紀』
https://twitter.com/wagatomogenshi
―配給用詳細ページ
https://impleo.co.jp/distribution/wagatomo.html
■監督:渡辺謙一(わたなべけんいち)
1975年契約助監督として岩波映画製作所入社、1981年毎日放送・文明シリーズ“ザ・ビッグデイ”で監督デビュー、映画の発明・リュミエール兄弟、女性史の誕生・高群逸枝など、1984年文化庁在外研修員としてパリに1年留学、1997年パリに移住、フランスや欧州のテレビ向けドキュメンタリーを制作。『桜前線』で2006年グルノーブル国際環境映画祭芸術作品賞受賞。近年は『天皇と軍隊』(2009)、『ヒロシマの黒い太陽』(2011)、『フクシマ後の世界』(2012)、『核の大地ープルトニウム物語』(2015)、『国家主義の誘惑』(2018)など、欧州において遠い存在であるヒロシマやフクシマの共通理解を深める作品制作に取り組んでいる。
■タイトルについて:「我が友・原子力~放射能の世紀」Notre ami l'atome —Un siècle de radioactivité
このタイトルはWalt Disney製作のOur Friend The Atom我が友-原子力に由来しています。
日本では1958年元旦に日本テレビが放送し、原子力と核兵器・核実験のイメージを分離するプロパガンダでした。
医学・産業・科学・未来イメージを原子力に植え付け、核兵器・核実験とは別のものであると核二元論を洗脳しました。
憲法9条を持つ日本が原子力を導入するためには核二元論が理屈の上で必須でした。日本の原子力導入への歩みは1954年に表面化しますが、その年は水爆実験を含む核開発実験がビキニ環礁やネバダで常態化する時期でもあります。3月1日にはマグロ漁船第五福竜丸が死の灰をかぶり急性被ばくの犠牲者を出します。
その翌日、国会では原子力研究開発予算が中曽根グループの手で提出されます。日本国内の反核運動が盛り上がりを見せるその渦中で、原子力導入の道が開かれる。
それを可能にしたプロパガンダがOur Friend The Atomです。我が友・原子力というタイトルにこだわったのは、“放射能”を切り口に“原子力と核兵器”、両者一体のイメージを再構成したいと思うからです。(監督:渡辺謙一)
■ 問い合わせ先
株式会社インプレオ(配給担当)
URL: http://www.impleo.co.jp/distribution/
メール:sales@impleo.co.jp
tel:03-6407-8031
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