未来日記や感謝日記、、、色と日記の相乗効果でテレワーク生活に心のメンテナンスを
未来日記や感謝日記、、、色と日記の相乗効果でテレワーク生活に心のメンテナンスを
~「色が生体に及ぼす影響と日記に適する色に関する検証」共同研究より~
情報伝達のテキストメッセージ化が進み、ビジネスシーンにおいてもチャットの活用が増える今、私たちの周りにはデジタルコミュニケーションが溢れています。一方、最近カラフルなノートや筆記具が増えていることにお気づきでしょうか?若い人たちの間では手書きの日記をつけることが密かなブームになっているともいわれています。
このたび、生体情報を先進技術で見える化するマーケティング&リサーチ会社である株式会社シタシオンジャパン(所在地: 東京都中央区 、代表取締役社長 田村大輔)と、WINフロンティア株式会社(所在地:東京都港区、代表取締役社長 板生研一)は、「色が生体に及ぼす影響と日記に適する色に関する検証」をテーマに共同実験を行いました。
実験結果からは、色による生体反応の違いやココロへの影響、さらには日記と色を組みあわせることで、その効果に違いがみられました。
テレワークが続く中、コミュニケーション不足や孤独感などを訴えるケースが増えているといわれます。運動不足で気分の切り替えがうまくできない人も多いようです。また、自分の心を見つめて不安や希望を書き出す習慣は、心の健康や生活のリズムを整えることに役立つと推奨している心の専門家もいます。
色や日記に関するファインディングスが少しでもお役に立つよう、結果をご報告いたします。
【実験結果サマリー】
●青=交感神経活動抑制でリラックス状態⇒就寝前の心をスッキリさせる日記に向く傾向
●白=ココロがニュートラルな状態⇒ひとりマインドフルネスな日記に向く傾向
●黄=交感神経活動が最も活性し、イキイキ状態⇒日中リビングで、ながら日記に向く傾向
【実験の方法】
●実験内容:5色(赤、青、黄、緑、白)のノートと同色のペン(ボディの色)を用いて、
①各色を単独で見る ②同色のノートとペンで日記を書く
⇒①②により色が生体に与える影響を明らかにする
・心拍変動より自律神経の活動を常時測定
・各色に関して主観アンケート(二次元尺度)評価
・個別インタビューにより色と日記のマッチングについて聴取
●実験対象者:一都三県在住の30代、40代の有職女性 10名(各年代5名)
※以下のリクルーティング条件を満たす
・特定の色に強い好き・嫌いを持っていない
・感情の起伏が強すぎない
・日常的に日記をつける習慣がある(日記はアプリでも可)
●調査期間:2019年12月18日(水)
●実験の流れ
以下のセットを色ごとに5回繰り返す。調査対象となる色の順番はローテーションをかけて実施
【実験結果の詳細】
「青」:就寝前、気持ちをスッキリさせる日記にピッタリ!青色の持つリラックス作用で交感神経活動が最も抑制される傾向に
青色ノートを見たり書いたりしている時の生体情報の結果は、5色の中で最も交感神経活動が抑制されリラックスしている状態でした。同時に、対象者の主観評価でも「落ち着いた」「リラックスした」が高くなり、生体情報と一致しました。
落ち着いて集中できる色ということから勉強のときに使いたいという声も挙がりましたが、日記を書いてみると、「頭を整理しながら書ける」「出来事がスラスラと書けて気持ちがスッキリした」といった声があり、夜一日の終わり、就寝前に気持ちをリフレッシュさせる効果も期待できそうです。
「白」:ひとり静かに、内省型の日記にピッタリ!白色の持つ無のイメージで心はニュートラルに
白色は生体情報と主観評価から、ニュートラルに導く色であることがわかりました。交感神経活動は中庸で、アンケート評価では「落ち着いた」「リラックスした」などが高い傾向です。白いノートで日記を書くと「自分に素直になれる」「余計なことを考えなくなる」「夫が帰宅するまでの時間、テレビを消してひとりでゆっくり日記を書きたくなる」といった声が挙がりました。ふだん忙しい女性たちが自分と向き合う時間に白いノートが向いていると考えられます。この感覚は、コロナ禍で注目が高まっているマインドフルネスに通じるところがあり、今こそ有効に活用できそうです。
生体情報の結果では、5色の中で交感神経活動が最も亢進されました。主観アンケートでも「イキイキした」「活気にあふれた」が高い傾向でした。さらに詳しく見ていくと、心拍数は5色の中で最も低い結果となり、黄色のノートは総合的にみて良い集中状態になったことがうかがえます(WINフロンティアの研究により、交感神経が比較的活性している中で心拍数が比較的低い際、「集中・覚醒」状態であることが明らかになっている)。
さらに、日記を書くという行為においても黄色と相性のいいオケージョンがありました。例えば、お子さんが小さくて日々慌ただしく生活をしているお母さんからは、リビングで子どもの世話などをしながら備忘録的に書く日記に黄色がいいという声が挙がり、隙間時間で効率よく日記をつけるシーンに向くことが考えられます。日記を実際に書いてみて、「前向きになれる」「楽しいことを日記に書きたくなった」といった声も挙がり、毎日をイキイキと充実して過ごすための日記に向くのが、黄色のノートといえそうです。
今回は色と日記の組み合わせでその効果をみましたが、今後は、コロナ禍で定着が予想されるテレワークをテーマに、引き続き両社で研究を進めたいと考えています。
例えば、
・文具・PC回りなど身の回りのものやZoomなどオンラインミーティングの壁紙、スクリーンセーバーの色やデザインと生体情報の関係
・食品や飲料のパッケージのデザイン(色)、家のインテリア(家具、壁紙、オフィス用品など)の違いによる、「集中」「リラックス」効果の検証
などが考えられます。自社のプロダクトやサービスで研究テーマをお持ちの方、取り組みにご興味を持たれた方は、是非協働させて頂きたく思いますので、お気軽にお問い合わせください。
■株式会社シタシオンジャパンのご紹介< https://www.citation.co.jp/ >
シタシオンジャパンは、心理学・統計学のアプローチを強みにして「企業」「人」の意思決定を支援する総合マーケティング(リサーチ&データ分析)会社です。
「調査」「コンサルティング」に留まることなく、現状課題や目的達成という企業の課題解決フローを「総合的」に支援することを目指しており、1.マーケティングリサーチ事業 2.マーケティングデータ分析事業 3.マーケティングコンサルテーション事業 4.診断事業を軸としたクライアント協業型のマーケティング支援活動を実施しています。
■WINフロンティア株式会社のご紹介< https://www.winfrontier.com/ >
WINフロンティアは、東京大学発のNPO法人WIN(ウェアラブル環境情報推進ネット機構)のコア技術をベースに自社開発した解析アルゴリズムを使用して、生体情報の見える化を行っています。
これまでに、企業や大学、自治体の商品やサービスに関して100を超える感情解析の実証実験を行っております。また近年は、働き方や健康の価値が問われる中、ワークプレイスや空間における集中や疲労と生産性やWell-beingに関する実証実験、人生100年時代に備えてヘルスリテラシーを高める健康ドリルアプリを主軸とした健康経営サポートにも力を入れています。
実証実験においては、コロナ禍、テレワークの高まりを背景に、「非接触・遠隔型」の測定ツール(リストバンド式心拍センサ、小型心拍センサ、ストレスチェックアプリ「COCOLOLO」、等)を使った最適な実験計画に基づき実施いたします。
【このリリースに関する問い合わせ先】
株式会社シタシオンジャパン 担当:戸田怜香
メールアドレス: cj-rad@citation.co.jp
~「色が生体に及ぼす影響と日記に適する色に関する検証」共同研究より~
情報伝達のテキストメッセージ化が進み、ビジネスシーンにおいてもチャットの活用が増える今、私たちの周りにはデジタルコミュニケーションが溢れています。一方、最近カラフルなノートや筆記具が増えていることにお気づきでしょうか?若い人たちの間では手書きの日記をつけることが密かなブームになっているともいわれています。
このたび、生体情報を先進技術で見える化するマーケティング&リサーチ会社である株式会社シタシオンジャパン(所在地: 東京都中央区 、代表取締役社長 田村大輔)と、WINフロンティア株式会社(所在地:東京都港区、代表取締役社長 板生研一)は、「色が生体に及ぼす影響と日記に適する色に関する検証」をテーマに共同実験を行いました。
実験結果からは、色による生体反応の違いやココロへの影響、さらには日記と色を組みあわせることで、その効果に違いがみられました。
テレワークが続く中、コミュニケーション不足や孤独感などを訴えるケースが増えているといわれます。運動不足で気分の切り替えがうまくできない人も多いようです。また、自分の心を見つめて不安や希望を書き出す習慣は、心の健康や生活のリズムを整えることに役立つと推奨している心の専門家もいます。
色や日記に関するファインディングスが少しでもお役に立つよう、結果をご報告いたします。
【実験結果サマリー】
●青=交感神経活動抑制でリラックス状態⇒就寝前の心をスッキリさせる日記に向く傾向
●白=ココロがニュートラルな状態⇒ひとりマインドフルネスな日記に向く傾向
●黄=交感神経活動が最も活性し、イキイキ状態⇒日中リビングで、ながら日記に向く傾向
【実験の方法】
●実験内容:5色(赤、青、黄、緑、白)のノートと同色のペン(ボディの色)を用いて、
①各色を単独で見る ②同色のノートとペンで日記を書く
⇒①②により色が生体に与える影響を明らかにする
●評価手法:実験中は小型の生体センサmyBeat(WHS-1)を用いて
・心拍変動より自律神経の活動を常時測定
・各色に関して主観アンケート(二次元尺度)評価
・個別インタビューにより色と日記のマッチングについて聴取
●実験対象者:一都三県在住の30代、40代の有職女性 10名(各年代5名)
※以下のリクルーティング条件を満たす
・特定の色に強い好き・嫌いを持っていない
・感情の起伏が強すぎない
・日常的に日記をつける習慣がある(日記はアプリでも可)
●調査期間:2019年12月18日(水)
●実験の流れ
以下のセットを色ごとに5回繰り返す。調査対象となる色の順番はローテーションをかけて実施
【実験結果の詳細】
「青」:就寝前、気持ちをスッキリさせる日記にピッタリ!青色の持つリラックス作用で交感神経活動が最も抑制される傾向に
青色ノートを見たり書いたりしている時の生体情報の結果は、5色の中で最も交感神経活動が抑制されリラックスしている状態でした。同時に、対象者の主観評価でも「落ち着いた」「リラックスした」が高くなり、生体情報と一致しました。
落ち着いて集中できる色ということから勉強のときに使いたいという声も挙がりましたが、日記を書いてみると、「頭を整理しながら書ける」「出来事がスラスラと書けて気持ちがスッキリした」といった声があり、夜一日の終わり、就寝前に気持ちをリフレッシュさせる効果も期待できそうです。
「白」:ひとり静かに、内省型の日記にピッタリ!白色の持つ無のイメージで心はニュートラルに
白色は生体情報と主観評価から、ニュートラルに導く色であることがわかりました。交感神経活動は中庸で、アンケート評価では「落ち着いた」「リラックスした」などが高い傾向です。白いノートで日記を書くと「自分に素直になれる」「余計なことを考えなくなる」「夫が帰宅するまでの時間、テレビを消してひとりでゆっくり日記を書きたくなる」といった声が挙がりました。ふだん忙しい女性たちが自分と向き合う時間に白いノートが向いていると考えられます。この感覚は、コロナ禍で注目が高まっているマインドフルネスに通じるところがあり、今こそ有効に活用できそうです。
黄:日中、ながら日記にピッタリ!黄色の持つイキイキ感で交感神経活動が最も活性される傾向に
生体情報の結果では、5色の中で交感神経活動が最も亢進されました。主観アンケートでも「イキイキした」「活気にあふれた」が高い傾向でした。さらに詳しく見ていくと、心拍数は5色の中で最も低い結果となり、黄色のノートは総合的にみて良い集中状態になったことがうかがえます(WINフロンティアの研究により、交感神経が比較的活性している中で心拍数が比較的低い際、「集中・覚醒」状態であることが明らかになっている)。
さらに、日記を書くという行為においても黄色と相性のいいオケージョンがありました。例えば、お子さんが小さくて日々慌ただしく生活をしているお母さんからは、リビングで子どもの世話などをしながら備忘録的に書く日記に黄色がいいという声が挙がり、隙間時間で効率よく日記をつけるシーンに向くことが考えられます。日記を実際に書いてみて、「前向きになれる」「楽しいことを日記に書きたくなった」といった声も挙がり、毎日をイキイキと充実して過ごすための日記に向くのが、黄色のノートといえそうです。
【今後に向けて】
今回は色と日記の組み合わせでその効果をみましたが、今後は、コロナ禍で定着が予想されるテレワークをテーマに、引き続き両社で研究を進めたいと考えています。
例えば、
・文具・PC回りなど身の回りのものやZoomなどオンラインミーティングの壁紙、スクリーンセーバーの色やデザインと生体情報の関係
・食品や飲料のパッケージのデザイン(色)、家のインテリア(家具、壁紙、オフィス用品など)の違いによる、「集中」「リラックス」効果の検証
などが考えられます。自社のプロダクトやサービスで研究テーマをお持ちの方、取り組みにご興味を持たれた方は、是非協働させて頂きたく思いますので、お気軽にお問い合わせください。
■株式会社シタシオンジャパンのご紹介< https://www.citation.co.jp/ >
シタシオンジャパンは、心理学・統計学のアプローチを強みにして「企業」「人」の意思決定を支援する総合マーケティング(リサーチ&データ分析)会社です。
「調査」「コンサルティング」に留まることなく、現状課題や目的達成という企業の課題解決フローを「総合的」に支援することを目指しており、1.マーケティングリサーチ事業 2.マーケティングデータ分析事業 3.マーケティングコンサルテーション事業 4.診断事業を軸としたクライアント協業型のマーケティング支援活動を実施しています。
■WINフロンティア株式会社のご紹介< https://www.winfrontier.com/ >
WINフロンティアは、東京大学発のNPO法人WIN(ウェアラブル環境情報推進ネット機構)のコア技術をベースに自社開発した解析アルゴリズムを使用して、生体情報の見える化を行っています。
これまでに、企業や大学、自治体の商品やサービスに関して100を超える感情解析の実証実験を行っております。また近年は、働き方や健康の価値が問われる中、ワークプレイスや空間における集中や疲労と生産性やWell-beingに関する実証実験、人生100年時代に備えてヘルスリテラシーを高める健康ドリルアプリを主軸とした健康経営サポートにも力を入れています。
実証実験においては、コロナ禍、テレワークの高まりを背景に、「非接触・遠隔型」の測定ツール(リストバンド式心拍センサ、小型心拍センサ、ストレスチェックアプリ「COCOLOLO」、等)を使った最適な実験計画に基づき実施いたします。
【このリリースに関する問い合わせ先】
株式会社シタシオンジャパン 担当:戸田怜香
メールアドレス: cj-rad@citation.co.jp
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