F2(35~49歳)の女性は9割近くが“モヤモヤフルネス”!?ストレス解消の鍵は日常生活の中にあった!
株式会社ビデオリサーチ(本社:東京都千代田区 代表取締役社長:加藤讓)は、6月8日(木)ひと研究所セミナー2017「F2ライフは“モヤモヤフルネス”」を開催致しました。
本セミナーでは、F2をターゲットとしたビデオリサーチ内の研究プロジェクトである「f2ラボ」リーダー・村田玲子が、F2層が置かれている現状と、ストレス対処のキーワードとなる“コーピング価値”について発表しました。
※F2:35~49歳女性
本セミナーでは、F2をターゲットとしたビデオリサーチ内の研究プロジェクトである「f2ラボ」リーダー・村田玲子が、F2層が置かれている現状と、ストレス対処のキーワードとなる“コーピング価値”について発表しました。
※F2:35~49歳女性
【セミナー内容抜粋】
f2ラボでは35~49歳の女性=F2層をターゲットに、ストレス対処と消費行動について分析を行いました。その結果、「普段の生活の中でモヤモヤ・イライラ・ストレスを感じることがある」F2層は87%にも及ぶことが判明しました。つまりF2層とは日常にモヤモヤが溢れている“モヤモヤフルネス”な年代と呼ぶことができます。(図1)
F2は妻・母・親から見ると娘であったりと、担う役割が多く、かつ同じF2でも置かれている状況は様々です。(図2)やることに溢れたワーキングママ、親のことや将来の不安がちらつくワーキングシングル、女性活躍が謳われる中で肩身が狭く感じるようになってしまった専業主婦など、家庭や職場で、求められる役割が多くなり、複数の役割をこなす「掛け持ち生活」の割に理解や承認が少ないなど、女性たちの悩みも複雑化しているのです。
また、F2は他の世代に比べて、総労働時間(家事育児+仕事)の平均が平日・土日ともに一番多く、平均世帯年収は最も高いものの、自分自身が使える額は一番低いという結果が出ました。(図3)つまり、「時間」や「お金」についての制約が多いのもF2ライフの実態と言えます。
では仕事に家事に忙しく、制約も多いF2はどのようにして“モヤモヤフルネス”な生活を切り抜けているのでしょうか。
ストレス解消というと一般的には「大きな買い物をする」「旅行に行く」「運動をする」などが挙げられます。しかし今回の調査で、F2が“モヤモヤ・イライラ・ストレスを感じたときについ取ってしまう行動”の上位を占めたのは、日常生活の中にある行動でした。(図4)
「ついついいつものスーパーではなく、買うわけではないがお洒落な輸入食品店に足が向く」「慌しい日にはコンビニスイーツでほっと一息」、「気持ちよく眠るためにあれこれとグッズを揃えてしまう」、こんな経験がある方も多いのではないでしょうか。実は日常生活におけるこれらの行動こそが、モヤモヤを軽減しているのです。
心理学では、負の心理状態にあるときに気持ちを持ち直すためにとる考えや行動のことを“コーピング”と呼びます。f2ラボでは、コーピングのために行う活動を「コーピング消費」と名付けました。さらにそこに隠された「コーピング価値」に着目し、F2のストレス対処について分析を行いました。
「コーピング価値」とはf2ラボが定義した概念で「コーピング消費の裏側にあるコーピングの本当の目的」のことです。モヤモヤは、コーピング消費という行動そのものではなく、その行動を通して、その裏側にあった自分でも気付かなかった「こうありたい」「こうなりたい」「こうされたい」という気持ちが満たされることで解消に向かうのです。
<コーピング価値の事例~大人の塗り絵>
従来の塗り絵は、見本に沿って色を塗ることで、塗る過程の楽しさや完成する喜びを得るものでした。しかし「大人の塗り絵」は繊細な下絵が特徴で、パーツが細かいため自然と塗る作業に集中・没頭することができます。作業している間は日常的な雑念・モヤモヤを頭から追い出せるため、心が落ち着き、安心・安定といったコーピング価値につながります。(図5)
これら日常生活の中の行動は、一見あまり生産性が無いようにも見えますが、実はコーピング価値を持ったストレス解消法だと言えるのです。
【ビデオリサーチ ひと研究所について】
「ひと研究所」は、ビデオリサーチの生活者に関する研究所です。研究領域ごとに専門性の高いメンバーを召集し、「シニア」「若者」等のターゲット研究や新しい「生活者セグメント」を開発することで、生活者に届きやすいコミュニケーションの研究や企業が抱えるマーケティング課題の発見・解決などを行っています。
f2ラボは社会環境や価値観の変化を背景に、ライフコースの選択やライフスタイルに多様化が進む「F2」とよばれるミドル女性(35~49歳)をターゲットとした研究プロジェクト。
当事者とほぼ同年代で構成されたチームが、暮らしの実態や思いに寄り添った形で、現代のF2は何を考え、どのような生活を送り、どのような生活を送りたいと願っているのかを分析します。
株式会社ビデオリサーチ ひと研究所
所在地:東京都千代田区三番町6-17
URL :http://www.videor.co.jp/hitoken/
35~49歳女性は9割近くが日常的にストレスを感じている=モヤモヤフルネス
f2ラボでは35~49歳の女性=F2層をターゲットに、ストレス対処と消費行動について分析を行いました。その結果、「普段の生活の中でモヤモヤ・イライラ・ストレスを感じることがある」F2層は87%にも及ぶことが判明しました。つまりF2層とは日常にモヤモヤが溢れている“モヤモヤフルネス”な年代と呼ぶことができます。(図1)
F2が担う多様な役割
F2は妻・母・親から見ると娘であったりと、担う役割が多く、かつ同じF2でも置かれている状況は様々です。(図2)やることに溢れたワーキングママ、親のことや将来の不安がちらつくワーキングシングル、女性活躍が謳われる中で肩身が狭く感じるようになってしまった専業主婦など、家庭や職場で、求められる役割が多くなり、複数の役割をこなす「掛け持ち生活」の割に理解や承認が少ないなど、女性たちの悩みも複雑化しているのです。
F2は自分に使える時間もお金もない!?
また、F2は他の世代に比べて、総労働時間(家事育児+仕事)の平均が平日・土日ともに一番多く、平均世帯年収は最も高いものの、自分自身が使える額は一番低いという結果が出ました。(図3)つまり、「時間」や「お金」についての制約が多いのもF2ライフの実態と言えます。
F2は日常生活の中で賢くストレス解消
では仕事に家事に忙しく、制約も多いF2はどのようにして“モヤモヤフルネス”な生活を切り抜けているのでしょうか。
ストレス解消というと一般的には「大きな買い物をする」「旅行に行く」「運動をする」などが挙げられます。しかし今回の調査で、F2が“モヤモヤ・イライラ・ストレスを感じたときについ取ってしまう行動”の上位を占めたのは、日常生活の中にある行動でした。(図4)
「ついついいつものスーパーではなく、買うわけではないがお洒落な輸入食品店に足が向く」「慌しい日にはコンビニスイーツでほっと一息」、「気持ちよく眠るためにあれこれとグッズを揃えてしまう」、こんな経験がある方も多いのではないでしょうか。実は日常生活におけるこれらの行動こそが、モヤモヤを軽減しているのです。
F2のストレス解消のキーワードは “コーピング価値”
心理学では、負の心理状態にあるときに気持ちを持ち直すためにとる考えや行動のことを“コーピング”と呼びます。f2ラボでは、コーピングのために行う活動を「コーピング消費」と名付けました。さらにそこに隠された「コーピング価値」に着目し、F2のストレス対処について分析を行いました。
「コーピング価値」とはf2ラボが定義した概念で「コーピング消費の裏側にあるコーピングの本当の目的」のことです。モヤモヤは、コーピング消費という行動そのものではなく、その行動を通して、その裏側にあった自分でも気付かなかった「こうありたい」「こうなりたい」「こうされたい」という気持ちが満たされることで解消に向かうのです。
<コーピング価値の事例~大人の塗り絵>
従来の塗り絵は、見本に沿って色を塗ることで、塗る過程の楽しさや完成する喜びを得るものでした。しかし「大人の塗り絵」は繊細な下絵が特徴で、パーツが細かいため自然と塗る作業に集中・没頭することができます。作業している間は日常的な雑念・モヤモヤを頭から追い出せるため、心が落ち着き、安心・安定といったコーピング価値につながります。(図5)
f2ラボでは、この「安心・安定」のようなコーピング価値が、全部で6パターンあることを調査によって明らかにしました。(図6)
ストレスを感じたときに取りやすい行動(図4)にある「ぼーっとする」には「逃避・忘れる」が、「人と話す」には「受容・承認」の“コーピング価値”が該当します。
これら日常生活の中の行動は、一見あまり生産性が無いようにも見えますが、実はコーピング価値を持ったストレス解消法だと言えるのです。
【ビデオリサーチ ひと研究所について】
「ひと研究所」は、ビデオリサーチの生活者に関する研究所です。研究領域ごとに専門性の高いメンバーを召集し、「シニア」「若者」等のターゲット研究や新しい「生活者セグメント」を開発することで、生活者に届きやすいコミュニケーションの研究や企業が抱えるマーケティング課題の発見・解決などを行っています。
f2ラボは社会環境や価値観の変化を背景に、ライフコースの選択やライフスタイルに多様化が進む「F2」とよばれるミドル女性(35~49歳)をターゲットとした研究プロジェクト。
当事者とほぼ同年代で構成されたチームが、暮らしの実態や思いに寄り添った形で、現代のF2は何を考え、どのような生活を送り、どのような生活を送りたいと願っているのかを分析します。
株式会社ビデオリサーチ ひと研究所
所在地:東京都千代田区三番町6-17
URL :http://www.videor.co.jp/hitoken/
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