廃業に追い込まれたコインランドリーを再生！個人経営のコインランドリーに明るい兆しを！

～コインランドリーにエンターテインメントを～

コインランドリー事業(AQUARIUM LAUNDRYシリーズ含む10店舗)、トランクルーム事業の直営およびフランチャイズの運営をしている株式会社ライフパートナー(所在：東京都江戸川区／代表：宇田川 秀訓)は、旧世代のコインランドリーを低予算で完全リニューアルした「WASH BLUE 東立石店」を2020年8月にオープンしました。

リニューアル前外装

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リニューアル前内装

■個人経営店の減少
コインランドリーは1971年～1975年頃、高度経済成長期と同調して、国産初のコイン式洗濯機、コイン式ガス乾燥機が開発され、公衆浴場やクリーニング業者が兼業としてコインランドリーを展開していきました。その後、2000年頃までは、マンション店舗・商店街の店舗などのオーナーが、空き物件を埋めるために個人経営でコインランドリーを営業していることが主流でした。

しかしながら、2000年以降のコインランドリーブームにより大手法人が参入するようになり、全国でコインランドリーが乱立され、約12,000店だった店舗数は倍増し、現在では20,000店舗を超えるまでになりました。

潤沢な資金力があり、「最新設備・綺麗な店舗内装・広告力」を持つ大手法人が運営する店舗の増加に比例して、個人経営のコインランドリーは売上が激減して、姿を消していきました。

■個人経営店のコインランドリーの再生
株式会社ライフパートナーは首都圏を中心に店内に大迫力の大型水槽を設置し、また、独創的な店舗デザインで非日常空間を演出するコインランドリー「AQUARIUM LAUNDRY」を展開していたが、本件コインランドリー店舗の再生では、水槽を置かず、低予算かつ短期間でリニューアル工事を行い、最新店舗の競合店に劣らない集客を達成することを目標としました。

まず、コインランドリー機器は小型洗濯機を3台売却して、大型洗濯乾燥機を2台設置しました。以前は、コインランドリー利用者といえば単身世帯だったため、小型洗濯機はなるべく多く設置することが鉄則でしたが、近年では
家事に割り当てる時間の確保が難しくなった共働き世帯の利用がメインとなります。一度に大量の洗濯物を短時間で洗濯・乾燥ができる大型洗濯乾燥機を利用することによって、家事の負担を軽減させています。その他にも、増加しているアトピー性皮膚炎やアレルギー疾患の原因となっているダニの糞や死がい、PM2.5や黄砂、花粉などから、布団やカーテンを丸洗いできる大型洗濯機乾燥機の需要が高まっています。それ以外のコインランドリー機器は予算削減のため、既存の機械を部品交換・クリーニング・外装化粧することでそのまま使用しました。

店内内装の具体的なリニューアル箇所は、森をイメージした床材と壁紙を基調として、新調するテーブルはコインランドリーメーカーに発注すると高額になるため、ホームセンターで杉材を購入し自作しました。店内に貼るパネルやポスターも「メーカー支給品」を購入することなく、自作することで、低予算かつ全体的に温かみのある店舗になりました。

リニューアル後内装

リニューアル後内装

お客様にとって、ただ「洗濯をする場所」というコインランドリーから、店内に居ることが心地よく、「安らげる場所」になるよう細部までこだわって工事を行いました。最低限の予算内のリニューアル再生工事でしたが、リニューアルオープン初月にて、例年、同月の1.6倍の売上を計上することが出来ました。

近隣に最新設備の整った競合店が開店して、廃業に追い込まれている個人経営者の方々も工夫と営業努力で、経営を継続していただきたいと考えています。

リニューアル後外装

■「WASH BLUE 東立石店」
住所：東京都葛飾区東立石2—16—5
営業時間：24時間営業（定休日なし）

■株式会社ライフパートナーについて
2008年設立、首都圏を中心に不動産事業、コインランドリー事業(10店舗)、トランクルーム事業(4店舗)の直営およびフランチャイズを展開。2017年、国内初となる「アクアリウムとコインランドリーを融合」させた「AQUARIUM　LAUNDRY」をオープン、これまでのコインランドリーの概念を一変させる店舗造りを行っている。

「AQUARIUM　LAUNDRY」

http://aquariumlaundry.com/

◇  会社概要 ◇
会社名：株式会社ライフパートナー
代表取締役：宇田川　秀訓
所在地：〒133-0061東京都江戸川区篠崎町7—31—8
電話：[phone]
設立：2008年10月
資本金：10,000,000円