緑豊かな“ガーデン・アイランド” タベウニ島
ここでしか見られない花「タンギモウジア」が咲き誇り、国際日付変更線が通る島
本年7月3日より、フィジーエアウェイズによる成田~ナンディ間の直行便が週3便のスケジュールで就航するフィジーは、大小330以上の島々から成る南太平洋に浮かぶ共和国です。フィジーを形成する島の中で、ユニークな植物の多様性から“ガーデン・アイランド”の愛称で親しまれているのが、フィジー国内で第三の島である「タベウニ島」(面積434㎡)です。
幅約10キロメートル、長さ約42キロメートルのタベウニ島には、唯一無二のものも多く存在し、そのひとつがフィジーの国花でもあるタンギモウジアで、世界中でこの島でしか見ることができません。タンギモウジアは、オロイガラオ山の山頂のみに生息し、一年に一度、10月から12月の間に花を咲かせますが、なかなか花をつけたところを見ることができません。この事から、タンギモウジアは国花でありながら幻の花と呼ばれています。これまでも平地への移植を試みましたが、未だ成功には至っておらず、島にはタンギモウジアにまつわる伝説も多く残されています。
そのほか、タベウニ島には、本来の日付変更線である180°の子午線が通っており、『昨日と今日を分ける』ことを表す看板を見る事ができます。“世界一早く朝を迎え、世界一遅く夜が更ける” タベウニ島では、昨日と今日が隣合わせにあることから、誕生日を1日に二度迎えることが出来るのです。
島の北東部に位置するボウマ国立歴史公園は、150平方キロメートルの広大な敷地内では、滝トレッキングやハイキングトレイルのほか、フィジーの固有種である「オレンジ鳩」を含め約100種類におよぶ野鳥ウォッチングが楽しめます。また、近隣のワイタブ海洋公園には、約1500種類にも及ぶ魚類が生息しており、シュノーケルなどで海の生き物に触れ合うことができます。バヌアレブ島とタベウニ島の間にあるソモソモ海峡は、ソフトコーラルが美しく、スキューバダイバーに人気のスポットとなっています。
タベウニ島へのアクセスは、国内線のフィジーリンクの利用で、ナンディ国際空港や首都・スバから毎日運航しています。フィジー第二の島、バヌアレブ島の町サブサブやランバサを経由する便も出ているほか、フェリーでのアクセスも可能です。
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