音楽プロデューサー・経営者のtofubeats氏、文化人類学者の松村圭一郎氏も登壇 trialog第四回トークイベント開催決定
「オルタナティブな経済をめぐって〜お金とクリエイティブの新しい関係」
『WIRED』日本版の元編集長でありコンテンツメーカー「黒鳥社」を立ち上げた若林恵がソニーと仕掛ける新プロジェクト、「trialog」(トライアログ)は、第四回となるトークイベント、trialog vol.4「オルタナティブな経済をめぐって〜お金とクリエイティブの新しい関係」を、2018年11月6日(火)、東京・渋谷EDGEofにて開催します。
第四回の開催となる今回は、30歳以下の社会人、学生や就活生を対象に「オルタナティブな経済をめぐって〜お金とクリエイティブの新しい関係」をテーマに、会社・働き方・未来の社会を考えるトークセッションを行います。今回は、音楽プロデューサーやDJ、経営者として活躍するtofubeats氏や文化人類学者/岡山大学文学部准教授の松村圭一郎氏など、狭義の「経済」に縛られないゲストをお迎えします。さらに、(株)ソニーコンピュータサイエンス研究所 代表取締役社長の北野宏明、「trialog」の共同企画者でEnhance代表の水口哲也、trialog代表であり、blkswnコンテンツ・ディレクターの若林恵とともに、クリエイティブワーカーはどのような生き方・働き方をしていけばいいのか、クリエイティブと「仕事」はどのような関係性であるべきか、オルタナティブな経済はどうあるべきか、などについて議論していきます。
「trialog」は、テクノロジーとクリエイターが出会う、次世代の価値創造の機会となるプラットフォームとして定期的に展開していきます。これからの活動にご期待ください。
○ trialogについて
trialog WEBサイト : https://trialog-project.com/
trialog Twitterアカウント : @trialog_project (https://twitter.com/trialog_project)
trialog コンセプトムービー : https://www.youtube.com/watch?v=QjJW5ECNQtw
○trialog vol.4開催概要
■日時 : 2018年11月6日(火) 19:00~22:00 ※受付18:30~
■会場 : EDGEof (東京都渋谷区神南1-11-3)
■テーマ : 「オルタナティブな経済をめぐって〜お金とクリエイティブの新しい関係」
■登壇者 : tofubeats氏 /松村圭一郎氏/北野宏明/水口哲也/若林恵 他
■セッション内容 :
SESSION1 : テクノロジーは働き方をこう変える|How Technology changes How We Work
人工知能(AI)にブロックチェーン、IoT、5G、ロボティクス──こうした新たなテクノロジーが世界を変えると言われて久しいが、わたしたちが数十年前から変わらないやり方で働き続けているのも事実だろう。本当に世界が変わるとすれば、わたしたちの「仕事」や「働き方」は一体どう変わるのだろうか? 果たしてテクノロジーはわたしたちの「仕事」を変えうるのか? 本セッションでは、テクノロジーによって仕事のあり方を変えようとするゲストたちとともに、これからの「働き方」がどう変化するのか議論する。
SESSION2 : 未来の会社/会社の未来|Future Company, Future Society
「クリエイター」の活動や制作物はしばしば経済活動と切り離されて語られることがあるが、彼/彼女らもまた「お金」と無縁ではありえない。むしろ、新たなクリエイティブをサポートするための新たな会社や働き方こそがいま求められているのかもしれない。音楽プロデューサー/DJでありながら自ら会社を立ち上げ「経営者」となることを選んだtofubeats氏と、革新的なゲームを数多く発表しながら複数の企業を経営し新たな組織づくりや働き方を提示する水口哲也は、会社の未来/未来の会社に何を見ているのか。
SESSION3 : 資本主義の「オルタナティブ」|The Alternative of Capitalism
これまで社会を形づくってきた資本主義は、いまや限界を迎えつつあるとも言われている。AIやロボットが普及していくことで都市や産業が変わり、働き方のみならず社会そのものが変動していくなかで、経済システムはどのように変化していくのだろうか。日本のAI研究をリードしてきたソニーコンピュータサイエンス研究所所長・北野宏明と、エチオピアや中東の都市でのフィールドワークを通じ市場や国家のあり方を問い直してきた人類学者・松村圭一郎氏とともに、資本主義の「オルタナティブ」はいかにして可能なのか論じていく。
※trialog vol.4「オルタナティブな経済をめぐって」のチケットは、下記Peatixチケットサイトにて10月17日(水)より発売しています。
URL: https://trialog04.peatix.com
○登壇者 プロフィール
tofubeats
音楽プロデューサー/DJ
1990年生まれ、神戸在住。10代からインターネットを中心に活動を行い、ジャンルを問わず様々なアーティストのリミックスを手掛ける。プロデューサーとしても幅広いアーティストに楽曲提供/アレンジで携わり、TVCMやWebコンテンツの音楽制作等も多数。2018年、ドラマ「電影少女-VIDEO GIRL AI 2018-」や、映画『寝ても覚めても』の主題歌・劇伴を担当するなど活躍の場を広げ、10月3日に4thアルバム「RUN」をリリース。
北野宏明|HIROAKI KITANO
工学博士
ソニーコンピュータサイエンス研究所 代表取締役社長。特定非営利活動法人システム・バイオロジー研究機構 会長。沖縄科学技術大学院大学 教授。ソニー株式会社 執行役員。ロボカップ国際委員会ファウンディング・プレジデント。国際人工知能学会(IJCAI) エクゼクティブ・コミッティー・メンバー。World Economic Forum(世界経済フォーラム) AI & Robotics Council 委員。Computers and Thought Award (1993)、 Prix Ars Electronica (2000)、日本文化デザイン賞(日本文化デザインフォーラム)(2001)、ネイチャーメンター賞中堅キャリア賞(2009)受賞。ベネツィア・建築ビエンナーレ、ニューヨーク近代美術館(MoMA)等で招待展示を行う。
松村圭一郎|KEIICHIROU MATSUMURA
1975年、熊本生まれ。京都大学大学院人間・環境学研究科博士課程修了。専門は文化人類学。エチオピアの農村や中東の都市でフィールドワークを続け、富の所有と分配、貧困や開発援助、海外出稼ぎなどについて研究。著書に『所有と分配の人類学』(世界思想社)、『文化人類学 ブックガイドシリーズ基本の30冊』(人文書院)、『うしろめたさの人類学』(ミシマ社)がある。
○trialog代表 若林恵 プロフィール
若林恵|KEI WAKABAYASHI
blkswnコンテンツ・ディレクター
1971年生まれ。編集者。ロンドン、ニューヨークで幼少期を過ごす。早稲田大学第一文学部フランス文学科卒業後、平凡社入社、『月刊太陽』編集部所属。2000年にフリー編集者として独立。以後、雑誌、書籍、展覧会の図録などの編集を多数手がける。音楽ジャーナリストとしても活動。2012年に『WIRED』日本版編集長就任、2017年退任。2018年、黒鳥社(blkswn publishers)設立。
○trialog共同企画者 水口哲也 プロフィール
水口哲也|TETSUYA MIZUGUCHI
Enhance代表
ヴィデオゲーム、音楽、映像、アプリケーション設計など、共感覚的アプローチで創作活動を続けている。代表作に「Rez」や「ルミネス」など。独創性の高いゲーム作品を制作し続け、「全感覚の融合」を提示してきた“VR研究・実践のパイオニア”でもある。06年「Digital 50」(世界のデジタル・イノヴェイター50人)の1人に選出される。金沢工業大学客員教授、慶應義塾大学大学院メディアデザイン研究科特任教授。
○過去のイベント記事はこちら
trialog ARTICLE : https://trialog-project.com/article/
○trialogとは
「trialog」(トライアログ)とは、実験的な対話のプラットフォームです。世の中を分断する「二項対立」ではなく、異なる立場の三者が意見を交わす「三者対話」の空間をつくり、「本当に欲しい未来とは何か」を考えます。また「trialog」は、「What is the future you really want?(本当に欲しい未来はなんだ?)」を合言葉に、毎回設定する1つのテーマに対して、様々な領域で活躍するクリエイター、エンジニアやアーティストなどの三者が、対話を通じ異なる立場から意見を交わすトークイベントを実施します。さらに、「trialog」の共同企画者としてゲームデザイナー/クリエイターの水口哲也も参加して、ジャンルを横断し越境する対話の中から、次世代のクリエイティブカルチャーを可視化・創出するコミュニティプラットフォームをつくり上げていきます。トークイベントには一般参加も可能で、定期的な開催を予定しています。なおイベントの様子は、「trialog」公式Twitterアカウントでライブ配信を行うとともに、視聴者はネット上からリアルタイムにコメントを投稿することで対話に参加できます。イベント後は公式Webサイトでアーカイブ映像を公開します。
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