京都大学ELP短期講座「科学技術と倫理 ビジネスと倫理 〜研究者・ビジネスパーソンとの対話を通じて倫理を考える〜」
「科学技術と倫理 ビジネスと倫理」をテーマに、とことん学び、議論し、交流する4日間。分野を代表する研究者と実務家、そして受講生が全国から京都大学に集まります。
京都大学は、2015年より社会人を対象とした次世代リーダー育成研修プログラム「京都大学エグゼクティブ・リーダーシップ・プログラム(京都大学ELP)」を開講しています。講義のテーマは、哲学、宗教、歴史、政治、環境、エネルギー、宇宙、医薬、生命、芸術など多分野に渡ります。最先端の知識だけではなく、時代や場所を越えて存在する本質を学び追求し、次世代のリーダーに必要なブレない軸の獲得を目指します。
そして、この度、特定の分野に焦点を当てた「京都大学ELP短期講座」を開講します。短期講座では、対象分野の基礎研究から応用、社会実装までを4日間で集中して学びます。テーマは「科学技術と倫理 ビジネスと倫理 〜研究者・ビジネスパーソンとの対話を通じて倫理を考える〜」です。講師には、京都大学をはじめとする各大学から、分野を代表する研究者や実務家を迎え、全国から集まる多様な背景を持つ受講生と共に学び、考え、熱い議論を交わします。講義後には、懇親会を行い、講師と受講生、受講生同士の交流を行います。初めての方でも、専門知識がない方でも、興味のある方はどなたでも受講いただけます。
<講座概要>
「科学技術と倫理 ビジネスと倫理 〜研究者・ビジネスパーソンとの対話を通じて倫理を考える〜」
近年、ビジネスにおいても「倫理」は重要なキーワードになっています。SDGsやELSIに注目が集まり、環境やダイバーシティ、ジェンダー等に関わる社会的公正へ向き合うことが企業活動にも一層求められています。また、生成系AI、ゲノム編集など科学の進展とそれに伴う目覚ましい技術革新は、新たな価値を生むと同時に、これまでは考えもつかなかったような新たな倫理的問題を生じつつあります。科学技術から社会的・政治的な事象まで幅広いトピックスを「倫理」をキーワードに学び直し、これからの社会のあり方とその中において企業や行政、アカデミアがどんな役割を果たすべきか、ともに考え議論しましょう。
日 程:2024年2月9日(金)・10日(土)・16日(金)・17日(土)9:30〜19:00頃
※日によって開始・終了時間は異なります。
※19時以降交流パーティーあり。
場 所:京都大学 百周年時計台記念館 国際交流ホール
定 員:先着30名(定員に達し次第締め切り)
受講料:55万円(税込)テキスト代、ランチ代、交流会費。
※同一企業からの参加割引あり。
特設サイト:
申込ページ:https://business.form-mailer.jp/fms/58433b25215968
2024年1月15日(月)申し込み締め切り
プログラム:
1日目:2月9日(金)「倫理を学問するとは」
講義「自己紹介&論点整理」磯部洋明(京都市立芸術大学 准教授)
講義「テクノロジーを倫理学する 〜新興技術がもたらすリスクにどう向きあうか〜」宇佐美誠(京都大学大学院地球環境学堂 教授)
対談「倫理学の思考法を学ぶ意味」伊勢田哲治(京都大学大学院文学研究科 准教授)、宮野公樹(京都大学学際融合教育研究推進センター 准教授)
対談「ビジネスエシックス」杉本俊介(慶應義塾大学商学部 准教授)、嶋本正(株式会社野村総合研究所 特別顧問)
キックオフパーティー
2日目:2月10日(土)「科学技術と倫理」
講義「科学技術と人間の複雑な関係 〜科学技術と「共生する」ということの意味〜」久木田水生(名古屋大学大学院情報学研究科社会情報学専攻情報哲学 准教授)
講義「AIの生命倫理 〜科学技術の発展と人、社会〜」位田隆一(京都大学 名誉教授、一般社団法人国立大学協会 専務理事)
対談「軍事研究を哲学する」出口康夫(京都大学文学研究科 教授)、橋本靖明(防衛研究所 制作研究部軍事戦略研究室 主任)
3日目:2月16日(金)「科学技術と倫理 / ダイバーシティ」
講義「生命科学と倫理 〜科学技術の倫理的・法的・社会的課題の検討」児玉聡(京都大学大学院文学研究科 教授)
講義「共生の不安と連帯の可能性 〜「交差性」の視点は我々をどこに導くのか〜」清水晶子(東京大学大学院総合文化研究科 教授)
対談「ダイバーシティを考え直す」村田淳(京都大学学生総合支援機構障害学生支援部門 准教授)、清水晶子(東京大学大学院総合文化研究科 教授)
4日目:2月17日(土)「倫理のこれから」
講義「ビジネスと人権 〜企業に求められる責任ある行動とは〜」山田美和(JETROアジア経済研究所 新領域研究センター センター長)
講義「ELSI・RRIへの取り組み 〜責任ある科学技術の研究開発にむけて〜」唐沢かおり(東京大学大学院人文社会系研究科 教授)
パネルディスカッション「倫理のこれから」
パネリスト:
澤田拓子(塩野義製薬株式会社 取締役副会長、京都大学 理事)
児玉聡(京都大学大学院文学研究科 教授)
唐沢かおり(東京大学大学院人文社会系研究科 教授)
ファシリテーター:宮野公樹(京都大学学際融合教育研究推進センター 准教授)
交流パーティー
プログラム詳細は下記ページよりご覧いただけます。
https://www.elp.kyoto-u.ac.jp/intensive/2023/
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