お茶のスタートアップ「TeaRoom」が静岡の茶商「カクニ茶藤」と業務提携を発表。共同で第一次産業へ参入し、事業の第六次産業化へ。
静岡市大河内地区にて茶園・工場を取得。TeaRoomより2名が移住し、本格的に取り組みを開始。
■業務提携の背景
今日の茶業における第一次産業の状況は厳しく、30年3月版の静岡県茶業の現状<お茶白書>*によると、平成27年度の県内茶の産出額は306億円。平成4年の862億円のピークに毎年右肩下がりを続けています。とくに、山間地では平均年齢が70を超える地域が増えており、未来に向けた投資が十分に行われていないのが現状です。
そこで、カクニ茶藤とTeaRoomはお茶業界の発展を目標に、販売者や仲介者としての立場ではなく、実際に土を触れ、生産を行っていくことで、未来の産業作りに挑戦していきます。
*参照:静岡県茶業の現状<お茶白書>(平成30年3月版)
http://www.pref.shizuoka.jp/sangyou/sa-340/documents/chagyonogenjo30.pdf
■業務提携の内容(具体的な取り組み)
TeaRoom×カクニ茶藤グループでは、2019年4月より共同で第一次産業へ参入をしています。
静岡市大河内という地区に荒茶の生産工場を取得し、TeaRoomより執行役員COO(Cheif Ocha Officer)の水野嘉彦(23)、百姓の池崎修一郎(27)が静岡大河内地区に移住、現地での生産活動を開始しました。短期的な経営目標とともに、長期的な産業の発展を見据えて事業展開を進めています。
また、TeaRoomの運営するお茶ブランド「&(アンド)」は、フィロソフィーとして「人、もの、環境に優しい世界を創る」ことを掲げて、人間の自然回帰へ向けた取り組みも行なっています。人と環境とともに互いに労わりあえる関係を目指し、静岡から自然の中で暮らす「体験」の領域にも展開を加速していきます。
■工場について
共同で稼働することになった工場は静岡市大河内にあります。こちらは過去に徳川幕府に献上していたお茶が育つ本山地区に位置し、朝夕は霧がたつ美しい場所です。近くには安倍川餅で有名な安倍川が流れており、水、土、空気、など生産にはこれ以上ない条件が揃っています。
■今後の展開
生産から消費者へ届けるまでのサプライチェーンを全て自社、グループ内で完結させることで、事業の第6次産業化に努めていきます。スタートアップとして生産機能を持ちながら急速な商品開発をすることで、社会にインパクトを与えられるような大きくスピード感のある事業展開を進めていきます。
■株式会社TeaRoomとは?
私たちのミッション
「日本のお茶で優しい革命を起こそう。」
株式会社TeaRoomでは、お茶を通して、人やもの、環境、社会が有機的に優しく繋がる世界を創る。それを優しい革命と呼んでいます。自分に優しく、相手に優しく、地球に優しく、これからも優しく人や自然という垣根を超えて、皆が調和する社会を目指していきます。
■日本茶のD2Cブランド「&AND」とは?
株式会社TeaRoomが運営する日本茶のD2Cブランド「&」
「あなたに“&” 心に“安堵”」という言葉をコンセプトに据え、お茶を通じて現代に生きる皆様の心と身体をサポートするブランド「&」。お茶を通じて、人、もの、自然に優しく、恩を贈れるような健やかな気持ちに。
こちらで販売をしております↓
ECサイト:https://andjp.thebase.in/
■ 株式会社カクニ茶藤
企業名:株式会社カクニ茶藤
代表者:加藤 重樹
所在地:静岡県静岡市葵区牧ヶ谷2083
創業:1977年
H P :https://chato.co.jp/
事業:日本茶の製造・加工・企画・開発・販売
■ 株式会社TeaRoom
企業名:株式会社TeaRoom
代表者:岩本 涼
所在地:東京都渋谷区恵比寿一丁目7番2号・エビスオークビル2、22号室
共同工場:静岡県静岡市葵区渡1449
創業:2018年
H P :http://tearoom.co.jp
事業:茶道・日本茶を中心とした文化関連事業
「あなたを労わる優しさを」日本茶のD2Cブランド「&AND」の運営
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