テルファークレーン(国の登録有形文化財 機械遺産、清水港)を3Dスキャナーで計測撮影

昭和3年(1928年)に建造され、昭和46年(1971年)にその役目を終えた清水港のテルファークレーン。(撮影場所:静岡県静岡市清水区 エスパルスドリームプラザ海側)

テルファークレーンはその構造(モノレールに沿ってホイストが移動する)から、別名モノレールホイストとも呼ばれます。歴史的な遺産ともいえるテルファークレーンを3D計測動画で全方位から、かつ俯瞰して見てください。鉄骨建造物としてのユニークな美しさを再発見していただけると思います。

 

1899年(明治32年)8月4日の開港場指定から、清水港の近代港湾としての歴史が始まりました。
明治時代にはお茶やミカンの北米輸出が始まり、その後大豆油やマグロの油漬缶詰などを輸出する一方、石炭や木材など様々な品目の輸入が始まりました。今回撮影したテルファークレーンの建つ場所には、かつて国鉄清水港線の貨物駅である清水港駅がありました。当初、輸入品である材木を船から貨車に積み直す作業はベルトコンベヤーで行われていましたが、安全性確保と合理化の為にテルファークレーンが建造され、昭和46年まで活用されてきました。その役目を終えて長い年月が経ちますが、現在でも国の登録有形文化財として当時の姿を残しています。現存するテルファー形式の木材荷揚げ機械設備としては、日本国内で唯一のものになります。

今回3D計測動画でテルファークレーンを鑑賞し、その歴史的な役割だけでなく鉄骨建造物として唯一無二の美しさを再発見していただけたら幸いです。

 

 

上記は1分ほどの動画ですが、撮影(撮影ポイント35箇所)から編集までかかった工数はおよそ40マンアワー(人時)です。3Dレーザースキャナーで撮影しているので、対象構造物の寸法は画面上で全て測定することができます。近くのフェルケール博物館に当時の申請図面が展示してありますが、寸法を比較すると相違のないことが確認できます。また、地上からの撮影のみにもかかわらず、俯瞰図まで再現できるのが3Dスキャナー動画の特徴です。

 

■東海テクノホームページ 3Dレーザー計測ページ
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